【結論】蛭子買いは稼げない!的中率と回収率を200レースで検証!

競艇の蛭子買い

競艇の舟券の買い方として有名なものに「蛭子買い(えびすがい)」がある。

蛭子買いとは、ある法則に従って三連単ボックスを買う方法で、競艇好き芸能人の蛭子能収(えびすよしかず)さんが提唱している。

買い目点数が多いので的中率は高いが、トリガミ(的中してもマイナス収支)になってしまうということも多い。

ここからは、蛭子買いを初心者にも分かりやすいように詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んでみて欲しい。

予想オヤジ

蛭子買いの的中率と回収率を200レース以上で検証したぞ!

目次

蛭子買いの具体的な買い方

住之江8レースの結果

蛭子買いの具体的な買い方は、三連単「1256ボックス」、三連単「235ボックス」、三連単「245ボックス」を同時に買うというものだ。

「どの競艇場のレースか」「どんな選手が出走するか」などの要素によって買い方が変わることはない。

一度覚えてしまえば、初心者でも簡単に真似することができるぞ。

予想オヤジ

初心者でも分かるように三連単ボックスについて簡単に解説するぞ!

三連単とは?

競艇の三連単

三連単とは、1着、2着、3着を着順も含めて当てる舟券の買い方だ。

例えば、三連単「1-2-3」の舟券を買っている場合は、レース結果「1-2-3」は的中だが、レース結果「2-1-3」は不的中となる。

舟券の中でも最も的中が難しく、複数通りの買い目を購入して的中を狙うのが一般的になっている。

的中したときの払戻金が大きいので、ある程度までなら複数通りの舟券を買ってもプラス収支となるのが特徴だ。

ボックス買いとは?

ボックスのマークシート

ボックス買いとは、選んだ複数の艇の着順の組み合わせを全て買う買い方だ。

3着以内に入りそうな艇は予想できたものの、着順までは予想できないときに使われることが多い。

例えば三連単「123ボックス」は三連単「1-2-3」「1-3-2」「2-1-3」「2-3-1」「3-1-2」「3-2-1」の6点買いになる。

蛭子買いは36点買い

蛭子買いでは、三連単4艇ボックスで24通りの舟券、三連単3艇ボックスで2つ合わせて12通りの舟券を買うことになるので、合計で36点買いとなる。

具体的な買い目について表にまとめたぞ。

ボックス1着2着3着
「1256ボックス」11号艇2号艇5号艇
「1256ボックス」21号艇2号艇6号艇
「1256ボックス」31号艇5号艇6号艇
「1256ボックス」41号艇5号艇6号艇
「1256ボックス」51号艇6号艇2号艇
「1256ボックス」61号艇6号艇5号艇
「1256ボックス」72号艇1号艇5号艇
「1256ボックス」82号艇1号艇6号艇
「1256ボックス」92号艇5号艇1号艇
「1256ボックス」102号艇5号艇6号艇
「1256ボックス」112号艇6号艇1号艇
「1256ボックス」122号艇6号艇5号艇
「1256ボックス」135号艇1号艇2号艇
「1256ボックス」145号艇1号艇6号艇
「1256ボックス」155号艇2号艇1号艇
「1256ボックス」165号艇2号艇6号艇
「1256ボックス」175号艇6号艇1号艇
「1256ボックス」185号艇6号艇2号艇
「1256ボックス」196号艇1号艇2号艇
「1256ボックス」206号艇1号艇5号艇
「1256ボックス」216号艇2号艇1号艇
「1256ボックス」226号艇2号艇5号艇
「1256ボックス」236号艇5号艇1号艇
「1256ボックス」246号艇5号艇2号艇
「235ボックス」12号艇3号艇5号艇
「235ボックス」22号艇5号艇3号艇
「235ボックス」33号艇2号艇5号艇
「235ボックス」43号艇5号艇2号艇
「235ボックス」55号艇2号艇3号艇
「235ボックス」65号艇3号艇2号艇
「245ボックス」12号艇4号艇5号艇
「245ボックス」22号艇5号艇4号艇
「245ボックス」34号艇2号艇5号艇
「245ボックス」44号艇5号艇2号艇
「245ボックス」55号艇2号艇4号艇
「245ボックス」65号艇4号艇2号艇

ボックスを利用しなくても、この表の買い目を一つ一つ買うことでも蛭子買いは可能だ。

予想オヤジ

蛭子買いは三連単4艇ボックスと三連単3艇ボックスの組み合わせということだ!

蛭子買いのデリット・メリット

蛭子買いは三連単ボックスを利用しているので、買い目点数が多くなってしまう。

買い目点数が多くなるとトリガミになってしまうことも多く、回収率が低くなりやすいというデメリットがある。

しかし、穴舟券が的中したときに一発逆転できる魅力があるのも確かだ。

蛭子買いのデメリットとメリットについて簡単に見ていこう。

予想オヤジ

穴舟券が的中すれば、10万円以上の払戻金を手に入れることもできるぞ!

蛭子買いのデメリット

バツ

蛭子買いのデメリットとして、

蛭子買いのデメリット
  • 1レースにかかる舟券代が高い
  • トリガミになりやすい

の2つが挙げられる。

1レース当たり36点の舟券を買うので、1点100円ずつ買っていったとしても、1日で「3,600円×12レース=43,200円」の予算が必要になる。

また、オッズが36倍以上でないとトリガミになってしまうのも大きなデメリットだ。

例えば、1点100円を36通り買って、オッズ10倍の舟券が的中したとしよう。

舟券代は「100円×36=3,600円」、払戻金は「100円×10=1,000円」なので、収支は-2,600円となる。

1日に行われる12レースのうち、36倍以上のオッズがつくのは3~4レースなので、的中してもトリガミになることは多いのだ。

蛭子買いのメリット

マル

蛭子買いのメリットとして、

蛭子買いのメリット
  • 的中率が高い
  • 穴舟券が狙える

という2つが挙げられる。

三連単は全部で120通りなので、的中率は単純計算で「36/120×100=30%」となる。

つまり、三連単が3レースに1レースは的中するということだ。

また、レースが荒れた時に、オッズが100倍以上の舟券が的中することもある。

買い目点数が少ないとなかなか当たらない万舟券でも、蛭子買いなら当たる可能性があるのは大きなメリットだ。

蛭子能収さんは実際勝ってるの?

勝者と敗者

蛭子買いを提唱したのは、芸能人の中でも大の競艇好きとして有名な「蛭子能収」さんだ。

実際のところは、蛭子さんは競艇で1億円以上負けているらしいので、蛭子買いは勝てない可能性が高い。

当の蛭子さんは「買い目点数を絞って当たらないよりは、トリガミになっても当たる方が良い」と言っているそうだ。

蛭子買いは「当たれば何でもいい」人には向いているかもしれないが、「競艇で勝ちたい」人はやめたほうがいい買い方だろう。

予想オヤジ

蛭子買いはメリットよりもデメリットの方が大きいので、あまりおすすめはしない買い方だ!

蛭子買いの実際の的中率と回収率

蛭子買いが本当に勝てないのかどうかを実際のレース結果から検証してみることにした。

レース展開は出走する選手の強さによって違うので、

  • 強い選手しか出走できない「SG」
  • 色々な選手がいる「一般戦」
  • 実力差が出やすい「女子戦」

の3種類のレースで検証してみた。

1つの節のトータルで的中率と回収率が何%になるのかを計算してみたぞ。

ちなみに、回収率とは、払ったお金に対してどのくらいお金が返ってきたのかを割合で表した数値で、「払戻金/舟券代×100」で計算できる。

予想オヤジ

回収率が100%を超えていれば、蛭子買いは勝てる買い方ということになる!

蛭子買いをSGで検証

グランプリ住之江

SGの検証は、2018年12月19日~24日に開催された「住之江グランプリ2018」でおこなった。

1点100円の舟券を購入したとして、節の1日目~6日目の収支を表にまとめたぞ。

何日目か舟券代払戻金収支結果画像
1日目-43,200円+37,720円-5,480円 画像  
2日目-43,200円0円-43,200円 画像  
3日目-43,200円+84,910円+41,710円 画像  
4日目-43,200円+2,610円-40,590円 画像  
5日目-43,200円+28,050円-15,150円 画像  
6日目-43,200円+3,890円-39,310円 画像  
トータル-259,200円+157,180円-102,020円

6日間のトータルの収支は-102,020円で、回収率は約61%となった。

的中レース数は6日間で13レースだったので、的中率は「13/72×100」で約18%である。

荒れたレースがあった3日目だけプラス収支だが、残りの日はマイナス収支という結果だった。

SGで蛭子買いをしても勝つのは難しそうだ。

蛭子買いを一般戦で検証

福岡競艇場の一般戦

一般戦の検証は、2019年1月3日~8日に福岡競艇場で開催された「新春開運特選レース」でおこなった。

1点100円の舟券を購入したとして、節の1日目~6日目の収支を表にまとめたぞ。

何日目か舟券代払戻金収支結果画像
1日目-43,200円+7,920円-35,280円 画像  
2日目-43,200円+4,170円-39,030円 画像  
3日目-43,200円+7,980円-35,220円 画像  
4日目-43,200円+4,130円-39,070円 画像  
5日目-43,200円+10,960円-32,240円 画像  
6日目-43,200円+19,690円-23510円 画像  
トータル-259,200円+54,850円-204,350円

6日間のトータルの収支は-204,350円で、回収率は約21%となった。

的中レース数は6日間で11レースだったので、的中率は「11/72×100」で約15%である。

SGよりも悪い結果になったのは、一般戦では大穴の舟券が出にくいからだろう。

蛭子買いは一般戦でもプラス収支にはならなさそうだ。

蛭子買いを女子戦で検証

鳴門競艇場の女子戦

女子戦の検証は、2019年1月15日~20日に鳴門競艇場で開催された「G3オールレディース第34回渦の女王決定戦競走」でおこなった。

1点100円の舟券を購入したとして、節の1日目~6日目の収支を表にまとめたぞ。

何日目か舟券代払戻金収支結果画像
1日目-43,200円+17480円-25,720円 画像  
2日目-43,200円+3,520円-39,680円 画像  
3日目-43,200円+15,870円-27,330円 画像  
4日目-43,200円+4,800円-38,400円 画像  
5日目-43,200円+1,810円-41,390円 画像  
6日目-43,200円+5,280円-37,920円 画像  
トータル-259,200円+48,760円-210,440円

6日間のトータルの収支は-210,440円で、回収率は約19%となった。

的中レース数は6日間で16レースだったので、的中率は「16/72×100」で約22%である。

一般戦と同じように、実力通りの結果になりやすい女子戦でも回収率は低かった。

ときどき的中はするものの、舟券代がかかりすぎるので結局はマイナス収支になるという予想通りの結果となった。

予想オヤジ

SG、一般戦、女子戦で合計200レース以上を検証したが、蛭子買いで勝つのはレースの種類によらず難しいぞ!

まとめ

蛭子買い

200レース以上で蛭子買いの検証をしてみたが、的中率は約18%、回収率は約34%、収支はマイナス50万円以上となった。

蛭子買いは買い目点数が多すぎるので、たまに的中しても舟券代でマイナス収支になってしまうのだ。

もしも「蛭子買いを試してみようかな」と思っているのであれば、絶対にやめておいた方がいい。

別の記事で勝てる三連単の買い方についてまとめているので、競艇の勝ち方が知りたい人はチェックしてみて欲しい。

予想オヤジ

関連記事では、三連単の買い方予想オヤジ流の舟券術を紹介しているぞ!

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