競艇のSGとは?2022年の日程・結果・賞金・優勝者まとめ!
この記事では「競艇のSGってなに?」という方に向けて、
- SG競走の基礎知識
- 2022年の日程と開催地
- 2022年の優勝者と賞金
- 予想や買い方のコツ
などをわかりやすくまとめた。
競艇のSG(スペシャルグレード)とは、全てのレースのなかで最も高い格付けのレースのことだ。
SG競走は1年間で9回しか開催されず、優勝賞金はかなり高額になっているぞ。
また、レースごとに厳しい出場条件があり、出場できるのは一流選手だけとなっている。
他のレースよりも白熱したレースになるので、時間があればレースを観戦してみよう。
ここからは、SGの基礎知識や2022年の情報を解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくれ。

競艇のSGとは?【レース一覧】
競艇のSGとは、G1・G2・G3・一般戦よりも、さらに高い格付けのレースのことだ。
正式にはスペシャルグレードだが、通称エスジーと呼ばれることが多いな。
開催時期はレースごとに例年決まっていて、開催地は基本的には持ち回りとなっているぞ。
SG競走のレース名と開催時期を一覧にまとめたので、まずは確認してみてくれ。
また、歴史の古いSG競走は、昔のレース名のほうが馴染み深い方もいるかもしれないな。
レース名 | 開催時期 | 昔のレース名 |
---|---|---|
ボートレースクラシック | 3月下旬 | 鳳凰賞競走 |
ボートレースオールスター | 5月下旬 | 笹川賞競走 |
グランドチャンピオン | 6月下旬 | なし |
オーシャンカップ | 7月下旬 | なし |
ボートレースメモリアル | 8月下旬 | モーターボート記念競走 |
ボートレースダービー | 10月下旬 | 全日本選手権競走 |
チャレンジカップ | 11月下旬 | なし |
グランプリシリーズ | 12月下旬 | 賞金王シリーズ |
グランプリ | 12月下旬 | 賞金王決定戦 |

競艇のSG|2022年の出場条件や出場資格
競艇のSG競走は、レースごとに厳しい出場条件や出場資格が決められている。
この違いが、レースごとに特色を生んで、面白いレースにしているぞ。
具体的に、レースごとの主な出場条件を下の表にまとめたので、確認してみてくれ。
ただし、下の表には主な出場条件をまとめたので、実際には下記以外の出場条件もある。
例えば、前年のグランプリ優勝戦の出場者は、一部のSG競走に優先出場できるぞ。
レース名 | 出場条件や出場資格 | 出場選手数 |
---|---|---|
ボートレースクラシック | 前年のSG・G1・G2競走の優勝者 | 52名 |
ボートレースオールスター | ファン投票の上位者 | 52名 |
グランドチャンピオン | 前年のSG競走で活躍した選手 | 52名 |
オーシャンカップ | G1・G2優勝戦での得点上位者 | 52名 |
ボートレースメモリアル | 競艇場ごとの推薦選手 | 52名 |
ボートレースダービー | 全国勝率の上位者 | 52名 |
チャレンジカップ | 獲得賞金ランキング1位~34位の選手 | 34名 |
グランプリシリーズ | 獲得賞金ランキング19位~60位の選手 | 42名 |
グランプリ | 獲得賞金ランキング1位~18位の選手 | 18名 |

競艇のSG|2022年の日程と開催地
競艇のSG競走は、白熱したレースになるため、他のレースよりも現地が盛り上がる。
自分の住んでいる地域で開催されるときは、よければ遊びに行ってみてくれ。
ただし、最近はご時世的に、入場に事前申込が必要だったり、入場制限がかかったりしている。
事前申込は開催1~2ヵ月前に行われることが多いので、事前に確認するようにしよう。
また、現地に行けない方は、ネット投票とライブ中継を使えば、家でもレースを楽しめるぞ。
レース名 | 日程 | 開催地 |
---|---|---|
ボートレースクラシック | 3月16日~3月21日 | 大村競艇場(長崎県) |
ボートレースオールスター | 5月24日~5月29日 | 宮島競艇場(広島県) |
グランドチャンピオン | 6月21日~6月26日 | 唐津競艇場(佐賀県) |
オーシャンカップ | 7月19日~7月24日 | 尼崎競艇場(兵庫県) |
ボートレースメモリアル | 8月23日~8月28日 | 浜名湖競艇場(静岡県) |
ボートレースダービー | 10月25日~10月30日 | 常滑競艇場(愛知県) |
チャレンジカップ | 11月22日~11月27日 | 鳴門競艇場(徳島県) |
グランプリシリーズ | 12月13日~12月18日 | 大村競艇場(長崎県) |
グランプリ | 12月13日~12月18日 | 大村競艇場(長崎県) |

競艇のSG|2022年の優勝者と優勝賞金
競艇のSG競走は、選手のレベルが他のレースよりも高いため、優勝賞金もかなり高くなっている。
特に、グランプリは優勝賞金が1億円であり、全レースのなかで優勝賞金が最も高いぞ。
グランプリに出場するには、その年の獲得賞金ランキング上位18位以内に入らなければならない。
これを実現するには、その年のSG競走を1つでも優勝するのが一番の近道だな。
2022年の優勝者と優勝賞金を下の表にまとめたので、2022年の注目選手として覚えておいてくれ。
レース名 | 優勝者 | 優勝賞金 |
---|---|---|
ボートレースクラシック | 遠藤エミ | 3,900万円 |
ボートレースオールスター | 原田幸哉 | 3,900万円 |
グランドチャンピオン | 池田浩二 | 3,300万円 |
オーシャンカップ | 椎名豊 | 3,300万円 |
ボートレースメモリアル | 片岡雅裕 | 3,900万円 |
ボートレースダービー | 馬場貴也 | 3,900万円 |
チャレンジカップ | 深谷知博 | 3,300万円 |
グランプリシリーズ | 宮地元輝 | 1,700万円 |
グランプリ | 白井英治 | 1億円 |

競艇のSG|2022年の予想や買い方のコツ
競艇のSG競走は、一般戦よりも選手のレベルが高いため、独自の予想のコツがある。
また、SG競走が開催されるときは、レースごとに特設サイトが公開されることが多いぞ。
ここからは、SG競走の予想や買い方のコツとして、以下の4つを解説していく。
ぜひ全てのコツをマスターして、競艇のSG競走でプラス収支を勝ち取ってみてくれ。
SG競走の予想のコツ
- コース別1着率の変化を押さえる
- モーターの性能を重視する
- 1着を絞って、2・3着を手広く買う
- 特設サイトのデータを活用する

コース別1着率の変化を押さえる
出典:https://www.boatrace.jp/
SG競走の予想のコツの1つ目は、コース別1着率の変化を押さえることだ。
これは、SG競走は選手のレベルが高く、出目の傾向が変わるからだな。
具体的に、コース別1着率を全レースとSG・G1・G2競走で比較してみたぞ。
SG・G1・G2競走 | 全レース | |
---|---|---|
1コース | 59.0% | 55.0% |
2コース | 11.9% | 14.3% |
3コース | 11.9% | 12.5% |
4コース | 9.5% | 10.8% |
5コース | 5.5% | 5.6% |
6コース | 2.2% | 1.8% |
データ:艇国データバンク
上の表から、SG競走では、1コースの1着率が上がっていることがわかる。
おそらく、スタートやターンのミスがなくなり、無難に逃げやすくなるからだろう。
また、2・3コースの1着率が同じ数値になっているのも特徴的だな。
そのため、2・3コースの間には、コースの有利不利はないと考えてみてくれ。

モーターの性能を重視する
SG競走の予想のコツの2つ目は、一般戦よりもモーターの性能を重視することだ。
これは、SG競走には、厳しい出場条件を満たした一流選手しか出場できないからだな。
選手間の実力差が一般戦より小さいので、モーター性能の差で勝負が決まるぞ。
モーター性能は、モーター2連率・展示タイム・周回展示・選手コメントから判断しよう。
それぞれの項目のチェックポイントをまとめたので、初心者は参考にしてみてくれ。
性能が良さそう | 性能が悪そう | |
---|---|---|
モーター2連率 | 40%以上 | 30%未満 |
展示タイム | 1・2番時計 | 5・6番時計 |
周回展示 | ターンが安定している | ターンが暴れている |
選手コメント | 自信がありそう | 自信がなさそう |

1着を絞って、2・3着を手広く買う
SG競走の予想のコツの3つ目は、1着を絞って、2・3着を手広く買うことだ。
これは、出場選手のレベルが高く、1周目1マーク以降も逆転が起こりやすいからだな。
とはいえ、競艇の性質上、先頭を走っている艇は他の艇に邪魔されないので逆転されにくい。
一方、先頭から2~4番目の艇は横並びになりやすく、ターン時に順番が入れ替わりやすいぞ。
枠番不利の5・6号艇でも舟券に絡んでくるので、3着は全通り買いがおすすめだな。

特設サイトのデータを活用する
SG競走の予想のコツの4つ目は、レースごとの特設サイトのデータを活用することだ。
例えば、チャレンジカップは、グランプリ前の最後のSG競走となっている。
そのため、チャレンジカップの成績次第で、グランプリに出場できるかどうかが決まるぞ。
グランプリの出場条件は、その年の獲得賞金ランキング上位18名以内に入ることだ。
ボーダー付近の選手は攻めた走りをする可能性があるので、選手名を確認してみてくれ。

競艇のSG|2022年のレースごとの特徴
競艇のSG競走について、レースごとの出場条件、2022年の日程と開催地、特徴をまとめた。
また、俺のブログでは、SG競走が開催される1~2週間前に、そのレースの攻略記事を公開している。
具体的な注目選手や注目モーターもまとめているので、開催前にぜひ読みに来てくれ。

SGボートレースクラシック(大村)
出典:https://www.boatrace.jp/
ボートレースクラシックは、前年のSG・G1・G2競走の優勝者が主に出場するSG競走だ。
2022年は3月16日~3月21日の6日間、長崎県の大村競艇場で開催される。
SG・G1・G2競走を一度でも優勝できれば出場できるため、勝率の低い選手でも出場できるぞ。
このような選手は高配当が付きやすいので、穴狙いの方は狙うことを検討してみてくれ。

SGボートレースオールスター(宮島)
出典:https://www.boatrace.jp/
ボートレースオールスターは、ファン投票の上位者が主に出場するSG競走だ。
2022年は5月24日~5月29日の6日間、広島県の宮島競艇場で開催される。
女子選手がファン投票で選ばれやすいため、他のSG競走よりも女子選手が多くなるぞ。
宮島競艇場は海水の水面なので、体重の軽い女子選手は少し不利かもしれないな。

SGグランドチャンピオン(唐津)
出典:https://www.boatrace.jp/
グランドチャンピオンは、前年のSG競走で活躍した選手が出場するSG競走だ。
2022年は6月21日~6月26日の6日間、佐賀県の唐津競艇場で開催される。
出場条件からSG初出場の選手はいないので「SGのなかのSG」と呼ばれることもあるぞ。
他のSG競走と比べても選手間の実力差が小さいので、モーター性能を重視しよう。

SGオーシャンカップ(尼崎)
出典:https://www.boatrace.jp/
オーシャンカップは、G1・G2競走の優勝戦での得点上位者が出場するSG競走だ。
2022年は7月19日~7月24日の6日間、兵庫県の尼崎競艇場で開催される。
海の日を記念して創設された競走で、夏季に開催されるため、他のSG競走よりも気温が高い。
気温が高いとモーターの出足が悪くなるため、1コースの1着率が下がることが多いぞ。

SGボートレースメモリアル(浜名湖)
出典:https://www.boatrace.jp/
ボートレースメモリアルは、全国24カ所の競艇場ごとの推薦選手が出場するSG競走だ。
2022年は8月23日~8月28日の6日間、静岡県の浜名湖競艇場で開催される。
近年はナイター開催が多かったのだが、2022年は11年ぶりにデイ開催みたいだな。
競艇場ごとの代表選手が集合するので、自分の地元競艇場の選手を応援するのも面白いぞ。

SGボートレースダービー(常滑)
出典:https://www.boatrace.jp/
ボートレースダービーは、選考期間内における全国勝率の上位者が出場するSG競走だ。
2022年は10月25日~10月30日の6日間、愛知県の常滑競艇場で開催される。
全国勝率が高い順番に出場選手が選ばれるため、他のSG競走よりも選手間の実力差が小さい。
モーター抽選が重要になので、特設サイトの注目モーターを確認してみてくれ。

SGチャレンジカップ(鳴門)
出典:https://www.boatrace.jp/
チャレンジカップは、その年の獲得賞金ランキング上位34名が出場するSG競走だ。
2022年は11月22日~11月27日の6日間、徳島県の鳴門競艇場で開催される。
グランプリ前の最後のSG競走なので、チャレンジカップの成績によって出場できるかが決まるぞ。
ボーダー付近の選手は攻めた走りをする可能性があるので、選手名を確認してみてくれ。

SGグランプリ/グランプリシリーズ(大村)
出典:https://www.boatrace.jp/
グランプリは、その年の獲得賞金ランキング上位18名が出場するSG競走だ。
また、グランプリシリーズには、その年の獲得賞金ランキング19位~60位の選手が出場するぞ。
グランプリとグランプリシリーズは同時開催されるので、一度に2つのレースを楽しめる。
2022年は12月13日~12月18日に大村競艇場で開催されるので、ぜひレースを楽しんでみてくれ。

競艇のSG|過去のレース結果
競艇のSG競走について、過去のレース結果(直近3年間)をまとめた。
直近3年間の優勝回数が多いのは、
- 「石野貴之」選手(3回)
- 「峰竜太」選手(3回)
- 「吉川元浩」選手(3回)
- 「毒島誠」選手(3回)
の4名だな。
この4名は、2022年のSG競走でも活躍する可能性が高いので、選手名を覚えておこう。

SGの2021年の優勝者
レース名 | 選手名 | 支部 |
---|---|---|
ボートレースクラシック | 石野貴之 | 大阪 |
ボートレースオールスター | 峰竜太 | 佐賀 |
グランドチャンピオン | 前本泰和 | 広島 |
オーシャンカップ | 濱野谷憲吾 | 東京 |
ボートレースメモリアル | 原田幸哉 | 長崎 |
ボートレースダービー | 平本真之 | 愛知 |
チャレンジカップ | 辻栄蔵 | 広島 |
グランプリシリーズ | 新田雄史 | 三重 |
グランプリ | 瓜生正義 | 福岡 |
敬称略
SGの2020年の優勝者
レース名 | 選手名 | 支部 |
---|---|---|
ボートレースクラシック | 吉川元浩 | 兵庫 |
ボートレースオールスター | 篠崎仁志 | 福岡 |
グランドチャンピオン | 徳増秀樹 | 静岡 |
オーシャンカップ | 峰竜太 | 佐賀 |
ボートレースメモリアル | 寺田祥 | 山口 |
ボートレースダービー | 深谷知博 | 静岡 |
チャレンジカップ | 毒島誠 | 群馬 |
グランプリシリーズ | 深川真二 | 佐賀 |
グランプリ | 峰竜太 | 佐賀 |
敬称略
SGの2019年の優勝者
レース名 | 選手名 | 支部 |
---|---|---|
ボートレースクラシック | 吉川元浩 | 兵庫 |
ボートレースオールスター | 吉川元浩 | 兵庫 |
グランドチャンピオン | 柳沢一 | 愛知 |
オーシャンカップ | 瓜生正義 | 福岡 |
ボートレースメモリアル | 毒島誠 | 群馬 |
ボートレースダービー | 毒島誠 | 群馬 |
チャレンジカップ | 石野貴之 | 大阪 |
グランプリシリーズ | 馬場貴也 | 滋賀 |
グランプリ | 石野貴之 | 大阪 |
敬称略
競艇のSG|よくある質問
競艇のSGについて、よくある質問をまとめた。
GRANDE5とは?
GRANDE5とは、特定のSG競走を全て優勝した選手に与えられる称号だ。
具体的には、クラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリが対象だな。
SG競走を完全優勝した選手はいる?
SG競走を完全優勝した選手は「市川哲也」選手の1名だけだ。
「市川哲也」選手は、2001年のボートレースメモリアルを全て1着で優勝しているぞ。
SG競走の優勝回数ランキング1位は?
SG競走の優勝回数ランキング1位は「野中和夫」元選手の17回だ。
また、現役選手なら「松井繫」選手の12回が最も多いぞ。
SG競走を優勝した女子選手はいる?
SG競走を優勝した女子選手はまだおらず、優勝戦に出場できたのも2名だけだ。
2名のうち1名は引退しており、現役でSG優出経験があるのは「寺田千恵」選手だけだな。
2022年3月22日追記
2022年のボートレースクラシックで「遠藤エミ」選手が女子初のSG優勝を決めた。
俺が競艇を見ている間に、このような偉業を見られてかなり感動したぞ。
SG競走でフライングすると?
SG競走の優勝戦でフライングすると、SG競走に1年間、G1・G2競走に6ヵ月間出場できなくなる。
また、準優勝戦でフライングすると、SG競走に6ヵ月間、G1・G2競走に3ヵ月間出場できなくなるぞ。
SG優勝戦の出目は?
SG優勝戦の出目を直近10年間で調べると、1コースの艇が90回のうち69回で1着をとっていた。
1コースの1着率が76.7%なので、他のレースよりも1コースの艇が1着をとりやすいぞ。
SG競走は荒れる?荒れない?
SG競走は出場選手のレベルが高いため、一般戦やG3競走よりも超高配当は出にくい。
しかし、中穴はそこそこ出るので、穴狙いの方は狙ってみるのもありだな。
SG競走のライブやリプレイを見るには?
SG競走のライブやリプレイを見るには、ボートキャストがおすすめだ。
また、競艇場ごとのYouTubeチャンネルでも、ライブ中継していることがあるぞ。

競艇のSG|まとめ
競艇のSGについては、この5つがポイントだ。
- 最も格付けの高いレース
- 1年間で9回しか開催されない
- 出場条件はレースごとに違う
- 優勝賞金がかなり高い
- 入場制限がかかることがある
また、SG競走を予想するときは、一般戦よりも1コースの1着を重視してみてくれ。
このとき、モーター性能を重視して、2・3着を手広く買うと的中率と回収率が上がるぞ。
さらに、レースごとの特設サイトを活用するのも、SG競走で稼ぐためのコツだな。
俺のブログでは、SG競走が開催される1~2週間前に、そのレースの攻略記事を公開している。
具体的な注目選手や注目モーターもまとめているので、開催前にぜひ読みに来てくれ。

SG競走ごとの攻略記事