競艇ファンのなかには「競艇の級別を予想に活かしたい!」という方が多いのではないだろうか。
また、初心者は「競艇の級別ってなに?」と疑問に思っているかもしれないな。
競艇の級別とは、選手を成績順にA1級・A2級・B1級・B2級の4つにランク分けしたものだ。
級別審査では、5月~10月と11月~4月の成績から次の期の級別が決められるぞ。
ここからは、級別の基礎知識や予想に活かすコツを解説するので、ぜひ最後まで読んでみてくれ。
級別の仕組みやボーダーを知って、予想に活かしてみよう!
- 級別とは選手を成績順にA1級・A2級・B1級・B2級にランク分けしたもの
- 級別審査は前期(5月~10月)と後期(11月~4月)の年2回行われる
- 事故率や最低出走回数の条件を満たせないと好成績でもA1・A2級になれない
- 勝率のボーダーはA1級が6.20前後、A2級が5.40前後になることが多い
- 毎年4月と10月はA1級やA2級になるための勝負駆けをする選手に注意する
競艇の級別とは?
競艇の級別とは、選手を成績順にA1級・A2級・B1級・B2級の4つにランク分けしたものだ。
ランクごとの成績・主な出場レース・月間稼働日数・平均年収は下記の通りだな。
級別 | 成績 | 主な出場レース | 月間稼働日数 | 平均年収 |
---|---|---|---|---|
A1級 | 上位20% | SG・G1・G2・G3 | 約15日間 | 約3,000万円 |
A2級 | 上位20~40% | G2・G3・一般戦 | 約15日間 | 約1,800万円 |
B1級 | 上位40~90% | G3・一般戦 | 約12日間 | 約1,100万円 |
B2級 | 残りの10% | 一般戦 | 約8日間 | 約500万円 |
参考サイト:キャリアガーデン
競艇選手は約1,600名で、A1級が約320名、A2級が約320名、B1級が約800名、B2級が約160名だ。
ランクが高いほど格付けの高いレースに出場して、高い賞金を手に入れられる。
また、ランクが高いほど月間稼働日数も多く、賞金を稼ぐ機会も他の選手よりも多くなるぞ。
そのため、ランクが高い選手ほど、平均年収も高くなっているな。
ここからは、A1級・A2級・B1級・B1級の選手層を解説していくので、イメージを掴んでみてくれ。
競艇の級別は、選手を成績順にランク分けする仕組みだな!
級別
レーサーは6ヶ月間の成績(勝率、複勝率、事故率、出場回数)に応じて、上からA1級、A2級、B1級、B2級の4つのランクに分けられる。各級のレーサーの比率は、全レーサーに対してA1級=20%、A2級=20%、B1級=50%、B2級=それ以外のレーサーとなる。ランクが上に行くほど、出走日数や格の高いレースへの出場チャンスが増える。(2018年3月時点)
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
競艇のA1級は成績上位20%が所属するランク
競艇のA1級は成績上位20%の一流選手が所属するランクで、勝率のボーダーは6.20前後が多い。
約320名が所属していて、SG競走やG1・G2・G3競走で活躍しているぞ。
A1級の選手層は、SG競走常連の超一流選手から、なんとかA1級になれた選手まで幅広いな。
また、A1級選手の月間稼働日数は約15日間で、平均年収は約3,000万円だ。
競艇選手を代表する選手なので、初心者はまずはA1級選手から名前を覚えるのがおすすめだな。
A1級は、選手のなかでも上位20%しか所属できないトップランクだ!
A1級
すべてのレーサーのうち、上位20%しかなれない。ビッグレースに出られるのは、原則としてこのA1級のレーサーだけとなる。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
競艇のA2級は上位20%~40%が所属するランク
競艇のA2級は成績上位20%~40%の中堅選手のランクで、勝率のボーダーは5.40前後が多い。
約320名が所属していて、G2・G3競走や一般戦で活躍しているぞ。
A2級の選手層は、あと少しでA1級になれる選手で、選手間の勝率差が小さくなっているな。
また、A2級選手の月間稼働日数は約15日間で、平均年収は約1,800万円だ。
モーターが良ければA1級選手にも勝てることがあるので、穴狙いが好きならチェックしよう。
A2級は、A1級に惜しくも届かなかった選手が所属するランクだ!
A2級
全レーサーのうち、A1級を除いた上位20%まで。一般戦では主役になれるクラス。とにかくA級に昇級するのがレーサーの目標。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
競艇のB1級は上位40%~90%が所属するランク
競艇のB1級は成績上位40%~90%の一般選手のランクで、勝率のボーダーは2.00以上だ。
約800名が所属していて、G3競走や一般戦を中心に活躍しているぞ。
B1級の選手層は、あと少しでA2級の選手から、なんとかB1級になれた選手まで幅広い。
また、B1級選手の月間稼働日数は約12日間で、平均年収は約1,100万円だ。
選手数がどのランクよりも多いので、予想するときは選手の勝率をきちんと確認してみてくれ。
B1級は、所属する選手が最も多い一般選手のランクだな!
B1級
全レーサーのうちA級(A1、A2)を除いた上位50%まで。最も人数の多いクラスであり、上位と下位のレーサーではかなり実力の開きがあるといえる。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
競艇のB2級は残りの10%が所属するランク
競艇のB2級はA1・A2・B2級以外の残り10%の選手のランクで、勝率のボーダーは2.00未満だ。
約160名が所属していて、基本的には格付けの最も低い一般戦に出場するぞ。
B2級の選手層は、怪我やフライングで長期欠場した選手やデビュー直後の新人選手だな。
また、B2級選手の月間稼働日数は約8日間で、平均年収は約500万円だ。
長期欠場でB2級になった選手には、A1・A2級並みの実力を持った選手もいるので注意してくれ。
B2級は、新人選手や長期欠場した選手が所属するランクだな!
B2級
A1、A2、B1以外のレーサーがこのクラス。技量がまだ高くない新人レーサーや、ケガなどの事情で出走回数が少ないレーサー。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
競艇の級別審査の仕組みは?
競艇の級別審査の仕組みは、前期と後期に分けて、選手の成績から来期の級別を決めるものだ。
具体的には、選手の半年間の成績を集計して、下記の表をもとに級別を決めるぞ。
級別 | 定率 | 2連率・3連率・勝率 | 事故率 | 最低出走回数 |
---|---|---|---|---|
A1級 | 20% | 2連率30%以上 3連率40%以上 勝率上位の者 | 0.70以下 | 90回以上 |
A2級 | 20% | 2連率30%以上 3連率40%以上 A1級を除く勝率上位の者 | 0.70以下 | 70回以上 |
B1級 | 50% | 勝率2.00以上 A1・A2級を除く勝率上位の者 | 0.70以下 | 50回以上 |
B2級 | 10% | – | – | – |
級別審査は相対評価で、定率はその級別になることができる選手全体に対する割合となっている。
基本的には、勝率上位の選手からA1級・A2級・B1級・B2級に振り分けられるぞ。
ただし、2・3連率、事故率、最低出走回数の条件を満たさない選手は、その級別にはなれない。
例えば、勝率がどれだけ高くても、出走回数が90回未満ならA1級にはなれないな。
ここからは、級別審査の仕組みを初心者にもわかりやすく解説するので、チェックしてみてくれ。
級別審査では、選手の半年間の成績をもとに級別を決めるぞ!
級別審査
レーサーの級別を決めるための審査。審査対象となる期間と基準が設けられている。級別審査の対象期間は毎年2回、前期が5月1日~10月31日(適用:1月1日~6月30日)、後期が11月1日~4月30日(適用:7月1日~12月31日)。勝率、複勝率、事故率などを基準に決められる。レーサーは、昇級や現級を確保するため期末にあたる4月と10月は勝負駆けとなる。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
競艇の級別審査は前期と後期の年2回行われる
競艇の級別審査は、前期(5月~10月)と後期(11月~4月)に分けて、年2回行われている。
具体的に、直近の期における審査期間をまとめたぞ(文字色は上のイラストと対応)。
- 2024年前期(2024年1月~6月)の級別は、2023年5月~2023年10月に審査
- 2024年後期(2024年7月~12月)の級別は、2023年11月~2024年4月に審査
- 2025年前期(2025年1月~6月)の級別は、2024年5月~2024年10月に審査
例えば、この記事を書いている2024年3月15日時点では、2024年前期の級別が適用されている。
この級別は、2023年5月~2023年10月の審査期間に決められたものだな。
また、この記事を書いている2024年3月15日は、2024年後期の級別を審査する期間でもある。
2024年4月までの成績によって、2024年7月~12月の級別が決められるぞ。
審査期間の終了間際の4月と10月は、選手が良い着順をとるために勝負駆けすることもあるな。
級別審査は前期と後期の年2回行われているぞ!
競艇の級別審査では定率が決まっている
級別審査は相対評価で、定率はその級別になることができる選手全体に対する割合のことだ。
具体的には、A1級が20%、A2級が20%、B1級が50%、B2級が10%と決められている。
例えば、この記事を書いている2024年3月15日時点では、競艇選手は全体で1,604名だった。
このうち、A1級になれるのは20%なので、1,604名×0.2=320名と計算できるぞ。
同じように、A2級になれるのは320名、B1級になれるのは802名、B2級は残りの162名となるぞ。
競艇の級別は相対評価で、級別ごとになれる人数が決まっているぞ!
このように、級別は相対評価なので「勝率〇以上ならA1級になれる」という基準は存在しない。
他の選手と勝率を比べて、定率に入れるかどうかの勝負になってくるぞ。
勝率のボーダーは毎期変わるので、例年4月と10月は上の級別になるための勝負駆けになるな。
ただし、B1級は定員割れも多く、最低条件さえ満たせばよいこともある。
具体的には、勝率2.00以上、事故率0.70以下、出走回数50回以上ならB1級になれることが多いぞ。
級別審査のボーダーは毎期変わるが、B1級は定員割れも多いな!
競艇の級別審査では選手の成績で級別が決まる
出典:ひまひまデータ
競艇の級別審査では、選手の2連率・3連率・勝率・事故率・出走回数から級別が決められる。
それぞれの数値の意味や計算方法は、下記の通りだな。
- 2連率=2着以内をとった回数/出走回数
- 3連率=3着以内をとった回数/出走回数
- 勝率=着順点の合計/出走回数
- 事故率=事故点の合計/出走回数
- 出走回数=選手の半年間の出走回数
まず、A1級やA2級に所属するためには2連率30%以上、3連率40%以上という厳しい条件がある。
2連率30%以上というと、だいたい3レースに1回は2着以内をとらなければならない。
逆に言えば、A1級やA2級の選手は、この条件を満たした実力上位の選手と考えることができる。
次に、A1級やA2級になるには、他の選手よりも高い勝率を維持しなければならない。
着順点は良い着順をとるほど多くもらえるので、大負けせずに上位着を取り続けることが重要だな。
2・3連率は出走表にも載っているので、チェックしてみよう!
次に、最低出走回数は、A1級が90回以上、A2級が70回以上、B1級が50回以上という条件がある。
怪我・産休・フライングなどで長期欠場すると、この条件を満たせないことがあるな。
最後に、事故率が0.70を超えると、勝率がどれだけ高くても強制的にB2級選手になってしまう。
事故点は、フライングで20点、妨害失格で15点といったふうに加算されるぞ。
事故率は無事故のレースをすれば下がるので、事故率の高い選手は消極的な走りになりやすいぞ。
事故率の高い選手は、本番のレースでも活躍に期待しにくいな!
2連対率(2連率)
2着以内に入着する確率。レーサー、モーター、ボート、それぞれに2連対率がある。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
3連対率(3連率)
3着以内に入着する確率のこと。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
勝率
着順点の合計を出走回数で割ったもの。一般競走の着順点は1着が10点、2着が8点、以下6、4、2、1点。勝率の数字は大きいほど成績の良いレーサー。SG競走は各2点増し、G1、G2競走は各1点増し、各優勝戦はさらに1点増しとなる。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
事故率
事故率は、フライング(F)と選手責任の出遅れが20点(優勝戦は30点)、妨害失格が15点、転覆、落水、沈没、不完走、欠場など選手責任の失格が10点、不良航法、待機行動違反が2点として事故点の合計を出し、出走回数で割ったもの。当然、事故率の数字は少ない方がよく、級別審査期間の事故率が0.70を超えるとB2級となる。
引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
競艇の級別を予想に活かすには?
競艇の級別を予想に活かすコツは、出走表を見たときに選手の強さを判断する目安にすることだ。
ただし、A2・B1・B2級のなかにも、実際には実力の高い選手がいるので注意しよう。
また、A2・B1・B2級選手は高いオッズが付きやすいので、モーターが良ければ狙うのもありだ。
他にも、事故率の高い選手の評価を下げたり、勝負駆けに注意したりするのも有効だぞ。
ここからは、級別を予想に活かすコツをわかりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてみてくれ。
- 競艇の級別を選手の強さを判断する目安にする
- 実力上位のA2・B1・B2級選手を狙う
- モーターの良さそうなA2・B1・B2級選手を狙う
- 事故率が高い選手の評価を下げる
- 4月と10月は期末の勝負駆けの選手に注意する
級別を予想に活かして、的中率と回収率アップだ!
競艇の級別を選手の強さを判断する目安にする
出典:https://www.boatrace.jp/
競艇の級別を予想に活かすコツの1つ目は、級別を選手の強さを判断する目安にすることだ。
これは、級別が選手の半年間の成績をもとに決められているからだな。
例えば、2024年前期の級別ごとの1着率・2連率・3連率の平均値は下記の通りだったぞ。
級別 | 1着率 | 2連率 | 3連率 |
---|---|---|---|
A1級 | 28.2% | 49.7% | 67.9% |
A2級 | 19.6% | 39.3% | 57.9% |
B1級 | 10.2% | 23.8% | 39.7% |
B2級 | 3.4% | 8.1% | 14.5% |
参考サイト:艇国データバンク
上の表を見ると、A1級、A2級、B1級、B2級の順番に、全ての数値が高くなっていることがわかる。
A1級の選手の1着率は平均値で28.2%もあり、3~4レースに1回は1着をとっているぞ。
また、A1級の選手の3連率は平均で67.9%もあるので、10レースに6~7回は舟券に絡んでいるな。
一方、B2級の3連率は平均で14.5%しかなく、10レースに1~2回しか舟券に絡まない。
このように、基本的には、選手の実力はA1級>A2級>B1級>B2級の順番で高いと考えてみてくれ。
出走表を見るときは、まずは級別から選手の実力を判断しよう!
ただし、級別は数か月~半年前の成績をもとに決められるので、直近の成績は反映されにくい。
例えば、2024年1月~6月の級別は、2023年5月~10月の成績から決められているぞ。
また、A1級やB1級では同じ級別のなかでも選手間の勝率差が大きく、選手間の実力差がある。
このように、級別だけでは選手の実力を正確に判断するのは難しいぞ。
実際の予想では、勝率・今節成績・コース別成績なども踏まえて、選手の実力を判断してくれ。
級別は、あくまで予想材料の1つとして使うのがおすすめだ!
実力上位のA2・B1・B2級選手を狙う
出典:https://www.boatrace.jp/
競艇の級別を予想に活かすコツの2つ目は、本来は実力が高いA2・B1・B2級選手を狙うことだ。
A2・B1・B2級選手のなかには、本来はA1級並みの実力を持っている選手もいる。
例えば「石倉洋行」選手は、2024年前期の級別審査の勝率7.09だが、B2級となってしまった。
これは、石倉選手が怪我による長期欠場で、最低出走回数を満たせなかったからだ。
しかし、石倉選手は2021年後期~2023年後期にA1級だったので、本来はA1級並みの実力者だぞ。
A2・B1・B2級でも、A1級並みの実力を持った選手がいるので注意だ!
実際に、上の出走表では、2号艇の石倉選手がB2級、3号艇の幸野選手がB1級となっている。
しかし、勝率は石倉選手のほうが高いので、実力上位だと考えられるな。
また、一部の初心者は勝率や今節成績を見ずに、級別だけを見て舟券を買うことがある。
そのため、石倉選手のような選手に思わぬ高配当が付くことがあるぞ。
このようなレースは稼ぐチャンスになるので、級別と実力が違う選手を追いかけるのもありだな。
級別と実力が違う選手は、艇国データバンクを使えば探しやすいぞ!
モーターの良さそうなA2・B1・B2級選手を狙う
出典:https://www.boatrace.jp/
競艇の級別を予想に活かすコツの3つ目は、モーターが良さそうなA2・B1・B2級を狙うことだ。
これは、A2・B1・B2級選手には人気が集まらず、高配当になりやすいからだな。
モーターはレースにおいて重要な要素で、一流選手でもモーターが悪ければ負けることもある。
逆に言えば、A2・B1・B2級選手でも、モーターが良ければ勝てることもあるぞ。
モーターが良さそうで、高配当が付いているA2・B1・B2級選手がいたら、穴狙いのチャンスだ。
A2・B1・B2級選手は、穴狙いのチャンスになるぞ!
モーターの気配は、モーター2連率・展示タイム・展示航走などから判断するのがおすすめだ。
まず、モーター2連率40%以上なら、良いモーターである可能性が高いぞ。
次に、展示タイムやオリジナル展示データで1番時計が多い艇も本番のレースで活躍しやすい。
また、展示航走で伸びている艇や綺麗にターンしている艇にも期待できるな。
A2・B1・B2級選手のモーターの気配を見極めて、舟券に絡みそうなら穴狙いをしてみてくれ。
モーターの見極め方は、競艇 モーターの記事に詳しくまとめたぞ!
事故率が高い選手の評価を下げる
出典:ひまひまデータ
競艇の級別を予想に活かすコツの4つ目は、事故率の高い選手の評価を下げて予想することだ。
これは、事故率が0.70を超えると、どんなに好成績でもB2級になるからだな。
事故点はフライング・妨害失格・転覆・不良航走・待機行動違反などで加算される仕組みだ。
そのため、事故率を下げるには、これらを避けてレースしなければならない。
例えば、フライングを1回した選手は、無事故で29走しないと事故点0.70以下にならないぞ。
選手ごとの事故率・事故点については、ひまひまデータというサイトに載っている。
事故率0.70以上の選手をチェックして、予想するときは舟券から外すことも検討してみてくれ。
事故率の高い選手は、事故率を下げるために消極的になるぞ!
4月と10月は期末の勝負駆けの選手に注意する
出典:ひまひまデータ
競艇の級別を予想に活かすコツの5つ目は、4月と10月は勝負駆けする選手に注意することだ。
勝負駆けとは、上の級別になるために普段よりも攻めた走りをすることだな。
例えば、4~6コースから勝負駆けするなら、普段より早いスタートを狙うこともあるだろう。
また、1コースなら、何としてもスタートで遅れないようにするかもしれないぞ。
勝負駆けが成功するかどうかは選手次第だが、普段以上に気合の入ったレースになるわけだ。
選手ごとの級別審査に使われる勝率は、ひまひまデータというサイトに載っている。
勝率がボーダー±1.0の選手をチェックして、4月と10月は勝負駆けの可能性を考えてみてくれ。
級別ごとの勝率のボーダーは、この記事の後半で解説するぞ!
競艇の級別審査のボーダーは?
競艇の級別審査のボーダーは、A1級が6.20前後、A2級が5.40前後、B1級が2.00前後が多い。
例えば、直近10期分の級別ごとの勝率のボーダーは下記のようになっていたぞ。
期 | A1級 | A2級 | B1級 |
---|---|---|---|
2024年前期 | 6.17 | 5.42 | 2.01 |
2023年後期 | 6.16 | 5.42 | 2.01 |
2023年前期 | 6.24 | 5.41 | 2.00 |
2022年後期 | 6.22 | 5.46 | 2.00 |
2022年前期 | 6.20 | 5.35 | 2.03 |
2021年後期 | 6.20 | 5.43 | 2.00 |
2021年前期 | 6.23 | 5.37 | 2.02 |
2020年後期 | 6.20 | 5.41 | 2.02 |
2020年前期 | 6.21 | 5.35 | 2.00 |
2019年後期 | 6.24 | 5.37 | 2.00 |
参考サイト:艇国データバンク
級別審査は相対評価なので、勝率のボーダーは期ごとに違って、他の選手との比較になってくる。
例えば、勝率6.20の選手は、2024前期ならA1級だが、2023年前期ならA2級になるな。
勝率のボーダーは級別審査が終了する4月末(または10月末)まで変わるので、油断はできない。
ひまひまデータでは、期末が近付くと勝率のボーダーが毎日更新される。
期末に勝率のボーダーを知りたいなら、ひまひまデータを確認してから、予想に活かしてみてくれ。
2024年後期の級別審査の期間は、2024年4月30日までだな!
競艇のA1級のボーダーは勝率6.20前後
出典:艇国データバンク
競艇の級別審査で、A1級になるための勝率のボーダーは、6.20前後になっていることが多い。
直近では、2024年前期が6.17、2023年後期が6.16、2023年前期が6.24だったな。
そのため、級別審査に使われる勝率が6.10~6.30の選手は、4月と10月は勝負駆けになるぞ。
A1級選手にならなければ、賞金の高いSG・G1競走に原則出場できない。
平均年収もA1級選手のほうがA2級選手よりも約1,200万円高いので、大きな差になってくるぞ。
勝率6.20前後の選手は、4月と10月はA1級への勝負駆けだな!
競艇のA2級のボーダーは勝率5.40前後
出典:艇国データバンク
競艇の級別審査で、A2級になるための勝率のボーダーは、5.40前後になっていることが多い。
直近では、2024年前期が5.42、2023年後期が5.42、2023年前期が5.41だったな。
そのため、級別審査に使われる勝率が5.30~5.50の選手は、4月と10月は勝負駆けになるぞ。
A2級選手は、月間稼働日数がB1級選手よりも約3日間だけ多くなっている。
さらに、平均年収もA2級選手のほうが約700万円も高く、まずはA2級を目指す選手は多いぞ。
勝率5.40前後の選手は、4月と10月はA2級への勝負駆けだな!
競艇のB1級のボーダーは勝率2.00前後
出典:艇国データバンク
競艇の級別審査で、B1級になるための勝率のボーダーは、2.00前後になっていることが多い。
直近では、2024年前期が2.01、2023年後期が2.01、2023年前期が2.00だったな。
ただし、B2級が確定している選手数が多すぎる場合は、B1級は定員割れになることもある。
定員割れの場合、勝率2.00以上、事故率0.70以下、出走回数50回以上ならB1級だ。
デビューしたばかりの新人選手は、まずはこの条件を達成して、B1級を目指すことになるぞ。
B1級は定員割れになると、最低条件を満たすだけでよくなるな!
ひまひまデータで勝負駆けの選手をチェック
出典:ひまひまデータ
競艇の級別審査で使われる勝率は「ひまひまデータ」というサイトで確認することができる。
選手を勝率順に並べて、順位を指定すれば、勝負駆けする選手を見つけやすいぞ。
例えば、A1級なら300位~340位、A2級なら620位~660位の選手が勝負駆けになるだろう。
また、ひまひまデータでは、期末が近付くと勝率のボーダーが毎日更新される。
期末に勝率のボーダーを知りたいなら、ひまひまデータを確認して、予想に活かしてみてくれ。
ひまひまデータを使えば、勝負駆けの選手を見つけやすいぞ!
競艇の級別|よくある質問
ここからは、競艇の級別についてのよくある質問に一問一答形式で回答していくぞ。
競艇の級別審査(2024年後期)のボーダーは?
競艇の級別審査(2024年後期)のボーダーは、2024年4月30日まで変わる。
例年通りなら、A1級は6.20前後、A2級は5.40前後、B1級は2.00前後になるだろう。
競艇の級別審査(2024年前期)のボーダーは?
競艇の級別審査(2024年前期)のボーダーは、A1級が6.17、A2級が5.42だった。
また、B1級は定員割れで、最低条件を満たせばB1級になれたぞ。
競艇の級別審査(2023年後期)のボーダーは?
競艇の級別審査(2023年後期)のボーダーは、A1級が6.16、A2級が5.42だった。
また、B1級は定員割れで、最低条件を満たせばB1級になれたぞ。
競艇のA1級選手のランキングは?
競艇のA1級選手のランキングは、艇国データバンクの級別選手一覧で確認できる。
勝率・1着率・優出数・優勝数などの順番を確認できるぞ。
競艇のA1級に昇格したのは?(2024年前期)
競艇のA1級に昇格したのは、2024年前期では「高野哲史」選手や「海野ゆかり」選手などだ。
A1級に昇格した選手は勢いがあるので、今後の活躍にも期待できるぞ。
競艇のA1級とA2級の差は?
競艇のA1級とA2級の差は、勝率上位20%に入れたかどうかだ。
最近では、勝率6.20前後がボーダーとなって、A1級とA2級を分けているぞ。
競艇のA1級の昇格条件は?
競艇のA1級の昇格条件は、2連率30%以上、3連率40%以上で、勝率上位20%に入ることだ。
また、事故率0.70以下で、最低出走回数90回以上という条件もあるぞ。
競艇でA1級になるには?
競艇でA1級になるには、2連率30%以上、3連率40%以上で、勝率上位20%に入ることだ。
最近では、勝率6.20前後以上あれば、A1級になれることが多いぞ。
ボートレーサーの階級ごとの給料は?
ボートレーサーの階級ごとの平均年収は、A1級なら約3,000万円、A2級なら約1,800万円だ。
選手は給料をもらっているわけではなく、着順に応じた賞金で稼いでいるぞ。
ボートレースの級別とは?
ボートレースの級別とは、選手をA1級・A2級・B1級・B2級の4つにランク分けしたものだ。
級別が高いほど、グレードの高いレースに出場できて、平均年収も高くなるぞ。
ボートレーサーのB2クラスとは?
ボートレーサーのB2クラスとは、A1・A2・B1級以外の残り10%が所属する級別だ。
デビュー直後の新人選手や怪我などで長期欠場した選手が所属しているぞ。
他にも疑問があれば、この記事のコメント欄から質問してみてくれ!
競艇の級別|まとめ
競艇の級別についてまとめると、この5つがポイントだ。
- 級別とは選手を成績順にA1級・A2級・B1級・B2級にランク分けしたもの
- 級別審査は前期(5月~10月)と後期(11月~4月)の年2回行われる
- 事故率や最低出走回数の条件を満たせないと好成績でもA1・A2級になれない
- 勝率のボーダーはA1級が6.20前後、A2級が5.40前後になることが多い
- 毎年4月と10月はA1級やA2級になるための勝負駆けをする選手に注意する
競艇の級別を予想に活かすコツは、出走表を見たときに選手の強さを判断する目安にすることだ。
ただし、A2・B1・B2級のなかにも、実際には実力の高い選手がいるので注意しよう。
また、A2・B1・B2級選手は高いオッズが付きやすいので、モーターが良ければ狙うのもありだ。
他にも、事故率の高い選手の評価を下げたり、勝負駆けに注意したりするのも有効だぞ。
2024年後期の級別審査は2024年4月30日までなので、4月は勝負駆けに注意して予想してみてくれ。
勝負駆けしそうな選手は、ひまひまデータを使ってチェックしよう!
コメント
コメント一覧 (2件)
勉強になりました競艇やって3年目です
色々 勉強になりました これからも 競艇のことを 調べて 勝ちたいですね?