回収率とは、元手に対して現在の手持ち金額が何倍になっているのかを表した割合だ。
「(払戻金/舟券代)×100」で計算でき、例えば、1,000円分の舟券を購入して2,000円の払戻金を手に入れた場合、回収率は200%となる。
1日のトータルの回収率が100%を超えていれば、その日はプラス収支ということだな。
この記事では、
- 回収率の計算方法と平均
- 回収率100%以上を実現する方法
- 出目の統計データ
について、競艇初心者でも分かりやすいように解説していく。
競艇で勝ち続けるということは、回収率100%以上をキープするということだ!
回収率の計算方法
回収率は「(払戻金/舟券代)×100」で計算できる。
まずは、1レースごと、1日ごとの回収率を計算する習慣をつけてみよう。
競艇を始めてからの舟券代と払戻金の金額を全て記録していれば、自分の競艇ライフ全体での回収率も計算できるぞ。
回収率の具体的な計算
回収率の具体的な計算の例として、俺が「G1第65回九州地区選手権競走」に遊びに行ったときの収支を紹介する。
レース | 舟券代 | 払戻金 | 収支 | 回収率 |
---|---|---|---|---|
第2レース | -2,400円 | 0円 | -2,400円 | 0% |
第3レース | -2,400円 | 0円 | -2,400円 | 0% |
第4レース | -2,400円 | 0円 | -2,400円 | 0% |
第5レース | -2,400円 | +12,750円 | +10,350円 | 531% |
第6レース | -2,400円 | +2,820円 | +420円 | 118% |
第7レース | -2,400円 | +26,640円 | +24,240円 | 1110% |
合計 | -14,400円 | +42,210円 | +27,810円 | 293% |
例えば、第6レースの回収率は、舟券代が「2,400円」、払戻金が「26,640円」なので、「(26,640円/2,400円)×100」で「1110%」となる。
また、1日を通した回収率は、舟券代の合計が「14,400円」、払戻金の合計が「42,210円」なので、「(42,210円/14,400円)×100」で「293%」となる。
このように計算することで、自分の収支を具体的に知ることができるぞ。
回収率の平均
回収率の平均は「75%」だ。
これは、舟券の売り上げの「25%」が競艇場の取り分となり、残りの「75%」が的中した人に分配されるからだ。
では、「競艇を無限に続けていると回収率が75%になるのか」というと、そうではない。
現実では、回収率が「10%」の人もいれば、回収率が「200%」の人もいる。
競艇で回収率「100%以上」を目指すということは、周りの人をうまく出し抜くということなのだ。
的中率との違い
回収率とよく比較される言葉として「的中率」がある。
的中率とは、どのくらい的中しているかを表した割合で、「(的中レース数/舟券を購入したレース数)×100」で計算される。
競艇で勝つためには、的中率よりも回収率を重視することがポイントだ。
例えば、先ほど紹介した俺の成績では、的中率は「50%」しかないが、回収率は「293%」となっている。
少しくらい的中率が悪くても、トータルでプラス収支になれば勝ちなのだ。
回収率を計算して自分の成績を見直すことが、競艇で勝つための第一歩だ!
回収率100%以上の実現方法
回収率100%以上を実現するには、
- 三連単を買う
- 買い目点数を絞る
- 1号艇が勝てるレースを選ぶ
の3つがポイントだ。
三連単はオッズが変動しにくく、予想の実力が出やすいので稼ぎやすい。
買い目点数を絞れば、穴舟券が的中したときに回収率が1,000%を超えることもあるぞ。
また、全てのレースを買うのではなく、1号艇が勝てるレースを選ぶことで的中率を上げることも重要だ。
詳しくは別の記事にまとめているので、気になる方はチェックしてみて欲しい。
三連単は中級者向けだ。初心者はまずはルールと基礎知識を身につけよう!
回収率の出目の統計データは使えない!
回収率について調べていると、出目の統計データをまとめているサイトをよく見かける。
例えば、3年間、約15万レースのデータを分析した結果、福岡競艇場の三連単「5-3-6」の回収率は「121%」もあることが分かったらしい。
では、福岡競艇場の三連単「5-3-6」を買い続けるのが正解かと言うと、俺はそうは思わない。
出目買いが実践向きでない2つの理由を解説しよう。
3年間買い続けることはできない
1つ目の問題点は、3年間も同じ舟券を買い続けることはできないことだ。
福岡競艇場で回収率を「121%」に収束させるためには、約15万レース分の舟券を購入しなければならない。
1レース100円分の舟券を買ったとしても、1,500万円の軍資金が必要となる。
普通の社会人には、少し厳しい金額だろう。
3年も経てば状況が変わる
2つ目の問題点は、3年も経てばレースを取り巻く状況が変わることだ。
過去の統計データを無視することは出来ないが、あくまで過去は過去だ。
もし過去3年間で回収率が100%を超えていたとしても、未来で同じことが起こるとは限らない。
出目の統計データを見ている時間があったら、予想の実力を磨くほうが賢明だ。
競艇で勝つための近道はない!コツコツと1つずつ勉強することが重要だ!
まとめ
競艇の回収率について、もう一度まとめると、
- 払戻金/舟券代×100で計算
- 的中率よりも回収率が重要
- 出目の統計データは意味がない
の3つがポイントだ。
回収率を計算することで、自分の競艇収支を客観的に見直すことができる。
的中率が高いわりに回収率が低い人は、買い目点数が多すぎる可能性が高い。
競艇で勝つための方法を別の記事にまとめているので、良かったらチェックしてみて欲しい。
まずは、1日トータルの回収率を計算してみよう!
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