今回は、俺のブログの2022年最後の記事として、2022年のSG・G1競走を振り返っていく。
SG・G1競走で活躍した選手やSG・G1優勝戦の名レースを紹介するぞ。
また、2021年と2022年の獲得賞金ランキングを比較して、2023年に活躍しそうな選手も紹介する。
例えば、注目選手としては「馬場貴也」選手や「山口剛」選手が挙げられるな。
2023年の競艇予想にも役立つ内容となっているので、よかったら最後まで読んでみてくれ。
2022年のSG・G1競走を振り返って、活躍した選手を紹介していくぞ!
2022年のSG・G1競走で活躍した選手
2022年のSG・G1競走について、レースごとの優勝者をグレード別に一覧表にまとめた。
下の表では、SG・G1競走を2022年に初優勝した選手を赤太字にしているぞ。
赤太字の選手は新たなSG・G1優勝者として、2023年以降も好調を維持できるかに注目だ。
一方、赤太字以外の選手はSG・G1優勝が2回目以降の選手となっている。
こちらについては、安定して実績を残している選手が多いので、今後も目が離せないぞ。
【SG競走の優勝者一覧】
日程 | 開催地 | レース名 | 優勝者 |
---|---|---|---|
03/16~03/21 | 大村 | ボートレースクラシック | 遠藤エミ |
05/24~05/29 | 宮島 | ボートレースオールスター | 原田幸哉 |
06/21~06/26 | 唐津 | グランドチャンピオン | 池田浩二 |
07/19~07/24 | 尼崎 | オーシャンカップ | 椎名豊 |
08/23-08/28 | 浜名湖 | ボートレースメモリアル | 片岡雅裕 |
10/25~10/30 | 常滑 | ボートレースダービー | 馬場貴也 |
11/22~11/27 | 鳴門 | チャレンジカップ | 深谷知博 |
12/13~12/18 | 大村 | グランプリシリーズ | 宮地元輝 |
12/13~12/18 | 大村 | グランプリ | 白井英治 |
敬称略
【PG1競走の優勝者一覧】
日程 | 開催地 | レース名 | 優勝者 |
---|---|---|---|
04/19~04/24 | 三国 | マスターズチャンピオン | 上平真二 |
08/02~08/07 | 丸亀 | レディースチャンピオン | 香川素子 |
09/20~09/25 | 多摩川 | ヤングダービー | 近江翔吾 |
12/26-12/31 | 住之江 | クイーンズクライマックス | 田口節子 |
敬称略
【G1競走の優勝者一覧】
日程 | 開催地 | レース名 | 優勝者 |
---|---|---|---|
01/11~01/16 | 尼崎 | 尼崎センプルカップ | 河合佑樹 |
01/15~01/20 | 大村 | 海の王者決定戦 | 山田哲也 |
01/21~01/26 | 芦屋 | 全日本王座決定戦 | 毒島誠 |
01/27~02/01 | 戸田 | 戸田プリムローズ | 桐生順平 |
02/05~02/11 | 鳴門 | 四国地区選手権 | 山田祐也 |
02/06~02/11 | 福岡 | 九州地区選手権 | 長野壮志郎 |
02/07~02/12 | 桐生 | 関東地区選手権 | 今泉友吾 |
02/11~02/16 | 常滑 | 東海地区選手権 | 磯部誠 |
02/12~02/17 | びわこ | 近畿地区選手権 | 是澤孝宏 |
02/13~02/18 | 下関 | 中国地区選手権 | 寺田祥 |
03/01~03/06 | 唐津 | 全日本王者決定戦 | 菊地孝平 |
03/07~03/12 | 若松 | 全日本覇者決定戦 | 羽野直也 |
03/25~03/30 | 常滑 | トコタンキング決定戦 | 土屋智則 |
03/26~03/31 | 下関 | 競帝王決定戦 | 馬場貴也 |
04/04~04/09 | 宮島 | 宮島チャンピオンカップ | 船岡洋一郎 |
04/10~04/15 | 蒲郡 | オールジャパン竹島特別 | 渡邉和将 |
04/13~04/18 | 戸田 | 戸田プリムローズ | 馬場貴也 |
05/09~05/14 | 津 | ツッキー王座決定戦 | 関浩哉 |
05/15~05/20 | 鳴門 | 大渦大賞 | 丸野一樹 |
06/02~06/07 | 常滑 | トコタンキング決定戦 | 山口剛 |
06/05~06/10 | 住之江 | 太閤賞 | 石野貴之 |
09/01~09/06 | 桐生 | 赤城雷神杯 | 毒島誠 |
09/07~09/12 | 福岡 | 福岡チャンピオンカップ | 宮地元輝 |
09/13~09/18 | 徳山 | 徳山クラウン争奪戦 | 白井英治 |
09/26~10/01 | 尼崎 | 尼崎センプルカップ | 稲田浩二 |
10/02~10/07 | びわこ | びわこ大賞 | 深川真二 |
10/11~10/16 | 平和島 | トーキョー・ベイ・カップ | 羽野直也 |
10/16~10/21 | 児島 | 児島キングカップ | 松田祐季 |
11/03~11/08 | 住之江 | 高松宮記念 | 太田和美 |
11/04~11/09 | 浜名湖 | 浜名湖賞 | 今垣光太郎 |
11/12~11/17 | 丸亀 | 京極賞 | 磯部誠 |
11/13~11/18 | 福岡 | ダイヤモンドカップ | 岡崎恭裕 |
12/01~12/06 | 下関 | 競帝王決定戦 | 桐生順平 |
12/04~12/09 | 唐津 | 全日本王者決定戦 | 山田康二 |
敬称略
ここからは、上の表のなかから俺が注目した選手を紹介するぞ!
「遠藤エミ」選手が女子選手で初のSG優勝
出典:https://www.boatrace.jp/
「遠藤エミ」選手は、2022年3月中旬に開催されたSGボートレースクラシックの優勝者だ。
競艇は1952年から70年間行われているが、女子選手のSG優勝者はいなかった。
優出者も遠藤選手以前は2名だけなので、女子選手がSG競走で戦うのはかなり厳しいのだろう。
そんな状況で、遠藤選手はボートレースクラシックをオール3連対で優勝したぞ。
女子選手が混合戦でも戦えることを証明したので、女子選手の今後の活躍にも注目したい。
「遠藤エミ」選手は、年末のクイーンズクライマックスにも出場するぞ!
「宮地元輝」選手が初のSG・G1優勝
出典:https://www.boatrace.jp/
「宮地元輝」選手は、2022年9月上旬の福岡G1と12月中旬のSGグランプリシリーズの優勝者だ。
宮地選手は2007年にデビューした選手で、2012年からA級選手として活躍している。
2013年からは一般戦を毎年優勝していたが、ついに2022年にG1初優勝とSG初優勝を決めたぞ。
宮地選手が優勝したレースの決まり手を見ると、差し・まくり・まくり差しが目立つ。
実際に福岡G1は差し、グランプリSはまくり差しで優勝したのでターン力がある選手と言えるな。
「宮地元輝」選手は、新たにSG・G1優勝者に仲間入りした注目選手だ!
「白井英治」選手が念願のグランプリ優勝
出典:https://www.boatrace.jp/
「白井英治」選手は、2022年9月中旬の徳山G1と12月中旬のSGグランプリの優勝者だ。
白井選手は2014年のグランプリでも優勝戦の1号艇を手に入れていた。
しかし、その時は6号艇の「茅原悠紀」選手に6コースから差されて、惜しくも敗れてしまったな。
今年はそれから8年の時を経て、2度目の1号艇で念願のグランプリ優勝を果たした。
2023年前半はフライングの影響で一般戦メインだが、SG・G1戦線に戻るのを待っているぞ。
「白井英治」選手は、2度目の1号艇で見事に逃げ切ったな!
2022年のSG・G1優勝戦の名レース
2022年のSG・G1競走の優勝戦について、レース結果・決まり手・三連単オッズを表にまとめた。
ここからは、下の表のなかから俺が選んだ名レースを3つ紹介していくぞ。
また、優勝戦のリプレイは、公式ボートレースWeb映像サービス「ボートキャスト」で見直せる。
リプレイから「過去の優勝戦」を押して、レースを選ぶとリプレイ映像が始まるぞ。
会員登録は不要で、利用料もかからないので、気になるレースがあればチェックしてみてくれ。
【SG優勝戦のレース結果】
日程 | 開催地 | レース名 | 結果 | 決まり手 | オッズ |
---|---|---|---|---|---|
03/16~03/21 | 大村 | ボートレースクラシック | 1-4-5 | 逃げ | 29.2倍 |
05/24~05/29 | 宮島 | ボートレースオールスター | 3-1-5 | まくり差し | 58.4倍 |
06/21~06/26 | 唐津 | グランドチャンピオン | 1-2-6 | 抜き | 12.5倍 |
07/19~07/24 | 尼崎 | オーシャンカップ | 1-2-5 | 逃げ | 10.0倍 |
08/23-08/28 | 浜名湖 | ボートレースメモリアル | 6-5-1 | 恵まれ | 234.6倍 |
10/25~10/30 | 常滑 | ボートレースダービー | 2-4-1 | 差し | 116.9倍 |
11/22~11/27 | 鳴門 | チャレンジカップ | 6-1-2 | 抜き | 446.4倍 |
12/13~12/18 | 大村 | グランプリシリーズ | 3-1-2 | まくり差し | 104.6倍 |
12/13~12/18 | 大村 | グランプリ | 1-6-4 | 逃げ | 65.3倍 |
【PG1優勝戦のレース結果】
日程 | 開催地 | レース名 | 結果 | 決まり手 | オッズ |
---|---|---|---|---|---|
04/19~04/24 | 三国 | マスターズチャンピオン | 2-1-5 | 差し | 35.4倍 |
08/02~08/07 | 丸亀 | レディースチャンピオン | 3-6-2 | 恵まれ | 36.5倍 |
09/20~09/25 | 多摩川 | ヤングダービー | 1-5-6 | 逃げ | 37.9倍 |
12/26-12/31 | 住之江 | クイーンズクライマックス | 2-1-6 | 差し | 144.4倍 |
【G1優勝戦のレース結果】
日程 | 開催地 | レース名 | 結果 | 決まり手 | オッズ |
---|---|---|---|---|---|
01/11~01/16 | 尼崎 | 尼崎センプルカップ | 1-4-5 | 逃げ | 25.4倍 |
01/15~01/20 | 大村 | 海の王者決定戦 | 1-5-6 | 逃げ | 44.8倍 |
01/21~01/26 | 芦屋 | 全日本王座決定戦 | 3-4-5 | 差し | 216.5倍 |
01/27~02/01 | 戸田 | 戸田プリムローズ | 1-2-3 | 抜き | 7.8倍 |
02/05~02/11 | 鳴門 | 四国地区選手権☆ | 4-1-2 | まくり | 76.3倍 |
02/06~02/11 | 福岡 | 九州地区選手権 | 1-3-2 | 逃げ | 12.8倍 |
02/07~02/12 | 桐生 | 関東地区選手権 | 6-5-4 | 恵まれ | 92.3倍 |
02/11~02/16 | 常滑 | 東海地区選手権 | 2-5-4 | 恵まれ | 48.6倍 |
02/12~02/17 | びわこ | 近畿地区選手権 | 5-2-4 | まくり差し | 736.4倍 |
02/13~02/18 | 下関 | 中国地区選手権 | 1-3-4 | 逃げ | 11.7倍 |
03/01~03/06 | 唐津 | 全日本王者決定戦 | 4-3-2 | まくり | 114.8倍 |
03/07~03/12 | 若松 | 全日本覇者決定戦 | 1-5-2 | 逃げ | 66.5倍 |
03/25~03/30 | 常滑 | トコタンキング決定戦 | 1-4-6 | 逃げ | 32.5倍 |
03/26~03/31 | 下関 | 競帝王決定戦 | 3-1-4 | まくり差し | 17.7倍 |
04/04~04/09 | 宮島 | 宮島チャンピオンカップ | 3-4-1 | まくり差し | 118.5倍 |
04/10~04/15 | 蒲郡 | オールジャパン竹島特別 | 1-3-2 | 逃げ | 10.8倍 |
04/13~04/18 | 戸田 | 戸田プリムローズ | 2-1-4 | 抜き | 27.0倍 |
05/09~05/14 | 津 | ツッキー王座決定戦 | 1-2-5 | 逃げ | 20.6倍 |
05/15~05/20 | 鳴門 | 大渦大賞 | 1-2-4 | 逃げ | 9.6倍 |
06/02~06/07 | 常滑 | トコタンキング決定戦 | 1-3-6 | 逃げ | 17.4倍 |
06/05~06/10 | 住之江 | 太閤賞 | 1-4-5 | 逃げ | 20.0倍 |
09/01~09/06 | 桐生 | 赤城雷神杯 | 1-2-4 | 逃げ | 9.9倍 |
09/07~09/12 | 福岡 | 福岡チャンピオンカップ | 2-1-5 | 差し | 63.0倍 |
09/13~09/18 | 徳山 | 徳山クラウン争奪戦 | 6-1-4 | 差し | 141.7倍 |
09/26~10/01 | 尼崎 | 尼崎センプルカップ | 1-4-3 | 逃げ | 12.4倍 |
10/02~10/07 | びわこ | びわこ大賞 | 1-5-3 | 逃げ | 28.3倍 |
10/11~10/16 | 平和島 | トーキョー・ベイ・カップ | 1-4-5 | 逃げ | 34.0倍 |
10/16~10/21 | 児島 | 児島キングカップ | 1-4-5 | 逃げ | 20.0倍 |
11/03~11/08 | 住之江 | 高松宮記念 | 1-6-3 | 逃げ | 100.0倍 |
11/04~11/09 | 浜名湖 | 浜名湖賞 | 5-2-1 | まくり | 413.5倍 |
11/12~11/17 | 丸亀 | 京極賞 | 1-3-4 | 逃げ | 23.1倍 |
11/13~11/18 | 福岡 | ダイヤモンドカップ | 5-1-3 | まくり差し | 257.4倍 |
12/01~12/06 | 下関 | 競帝王決定戦 | 1-4-5 | 逃げ | 21.3倍 |
12/04~12/09 | 唐津 | 全日本王者決定戦 | 1-5-6 | 抜き | 29.1倍 |
ここからは、上の表のなかから俺が選んだ名レースを紹介するぞ!
2022年の名レース1|四国地区選手権の優勝戦
出典:https://www.boatrace.jp/
四国地区選手権の優勝戦は、2022年2月11日に鳴門競艇場で上の出走表の6名で行われた。
選手間の実力差が小さいので、基本的には1号艇が有利なレースだな。
ただし、6号艇の田村選手は、6号艇のときに内側のコースに前づけすることが多い。
実際に、今節成績を見ると、この節の4・5日目の6号艇でも前づけしているぞ。
6号艇の前づけがあると、1号艇の助走距離が短くなるので、レースが荒れやすくなるが……?
さっそく、レース内容を見ていこう!
出典:ボートキャスト
俺が予想した通り、四国地区選手権の優勝戦では、コース取りから選手同士の駆け引きがあった。
6号艇の田村選手が内側のコースに前づけを狙い、1~3号艇はそれに抵抗しているぞ。
出典:ボートキャスト
田村選手の前づけは成功して、最終的には「16/2/35/4」という変則的な進入隊形になった。
1・6号艇は助走距離が短く、2・3・5号艇は助走距離がそれなりにあり、4号艇は助走距離が長い。
4号艇の山田選手は、6コースになってでもダッシュスタートを選択したな。
出典:ボートキャスト
スタートでは、4号艇の山田選手が6コースから0.06の好スタート!
他の艇は0.15より遅いスタートだったので、スタートで大きくリードできたぞ。
出典:ボートキャスト
4号艇の山田選手は、スタート後に一気に締めまくり!
こうなってしまうと、内側の艇は進路を塞がれて活躍するのが難しいだろう。
出典:ボートキャスト
1周目1マークでは、4号艇の山田選手が一気にまくり切った!
1号艇の片岡選手も抵抗したが、山田選手のターンスピードには付いて行けなかったな。
出典:ボートキャスト
1周目2マークでは、1号艇の片岡選手が2番手、2号艇の中村選手が3番手に続いた。
その後も並びは変わらずに、レースは「4-1-2」で決着したぞ。
山田選手のスタート勘と思い切りの良いまくりが見事だったな!
出典:https://www.boatrace.jp/
優勝戦のレースの結果は「4-1-2」で、三連単「4-1-2」はオッズ76.3倍の荒れた決着だった。
このレースでは、4号艇の山田選手が6コースに入ったのが上手かったな。
6号艇の田村選手が前づけをした影響で、山田選手以外の選手はスタートが難しくなっていた。
他の艇がスタートミスするなら、自分だけダッシュ選択でまくれると考えたのだろう。
実際に、好スタートから豪快なまくりを決めているので、このレースは名勝負だと思ったぞ。
「山田祐也」選手は、5コース成績も良いので覚えておこう!
2022年の名レース2|ボートレースオールスターの優勝戦
出典:https://www.boatrace.jp/
ボートレースオールスターの優勝戦は、2022年5月29日に宮島競艇場にてこの6名で行われた。
1号艇の白井選手は、全国勝率が7.77もあり、他の6名よりも高くなっている。
この節はオール3連対で、1コース1着率も高い選手なので、このレースでも信頼できるな。
とはいえ、他の選手もこの節はほぼオール3連対で優勝戦に出場している。
「原田幸哉」選手、「石野貴之」選手、「篠崎元志」選手はSG優勝経験もある実力者だが……?
さっそく、レース内容を見ていこう!
出典:ボートキャスト
「123/456」の枠なり進入から、1~3号艇が好スタート!
このような外凹みのスタート隊形は「1-23-23」の並びで決まりやすいが……?
出典:ボートキャスト
1周目1マークでは、1号艇の白井選手が先マイ!
しかし、3号艇の原田選手が鋭いターンでまくり差しを狙って……?
出典:ボートキャスト
3号艇の原田選手のまくり差しが届いた!
1マークに当たりそうなくらいスレスレのターンだったので、原田選手は凄い腕前だな。
出典:ボートキャスト
しかし、1号艇の白井選手も負けていない!
1周目バック側では、白井選手と原田選手の1着争いが繰り広げられたぞ。
出典:ボートキャスト
激しい1着争いを制したのは、3号艇の原田選手!
また、2番手には1号艇の白井選手、3番手には5号艇の篠崎選手が続いている。
その後もこの並びは変わらずに、レースは「3-1-5」で決着したぞ。
原田選手のまくり差しが綺麗に決まったな!
出典:https://www.boatrace.jp/
優勝戦のレース結果は「3-1-5」で、三連単「3-1-5」はオッズ58.4倍で中穴くらいの決着だった。
このレースでは、3号艇の原田選手のまくり差しがかなり上手かったな。
一般的に、3コースからのまくり差しは、1号艇のターンが流れたときに決まることが多い。
しかし、今回は1号艇の白井選手が大きなミスをしたようには見えなかった。
それにも関わらず、原田選手はわずかな隙を突いて抜いたので、レベルの高い戦いだと感じたぞ。
「原田幸哉」選手は、これまでSG競走を5回も優勝している一流選手だ!
2022年の名レース3|チャレンジカップの優勝戦
出典:https://www.boatrace.jp/
チャンレンジカップの優勝戦は、2022年11月27日に鳴門競艇場にてこの6名で行われた。
1号艇の山口選手は、このレースの時点では獲得賞金ランキング2位の選手だ。
2022年は優勝回数は少ないものの、優出回数は多く、調子がかなり良さそうに見えたな。
ただし、チャンレンジカップは競艇グランプリの出場権を賭けた最後のSG競走だ。
どの選手も獲得賞金ランキング上位を目指して、少しでも良い着順をとろうとするだろう。
はたして、レースの結果は……?
出典:ボートキャスト
このレースでは「123/456」の枠なり進入から、4号艇の平本選手が0.06の好スタート!
平本選手はスタートのリードを活かして締めまくりを狙うが……?
出典:ボートキャスト
1周目1マーク直前に、2~4号艇が接触!
4号艇の平本選手は少し強引に攻めてしまったな。
出典:ボートキャスト
1号艇の山口選手が1周目1マークを先マイ!
しかし、2~4号艇の接触を冷静に見ていた5号艇の篠崎選手がまくり差しを狙い……?
出典:ボートキャスト
1周目バック側では、1号艇の山口選手と5号艇の篠崎選手が並走!
山口選手のほうがわずかに前に出ているが、1周目2マークでの攻防はどうなる!?
出典:ボートキャスト
なんと、1周目2マークで6号艇の深谷選手が先頭に躍り出た!
1号艇の山口選手は、5号艇の篠崎選手を振り切るために内側を開けてしまったな。
出典:ボートキャスト
ターン後は、6号艇の深谷選手に1号艇の山口選手と2号艇の石野選手が続く。
その後も並びは変わらずに、レースは「6-1-2」で決着したぞ。
6号艇の深谷選手の冷静なレース運びが良かったな!
出典:https://www.boatrace.jp/
優勝戦のレース結果は「6-1-2」で、三連単「6-1-2」はオッズ446.4倍の大荒れの決着だった。
このレースでは、攻める選手がコロコロと入れ替わるのが面白かったな。
競艇は先頭を走っている艇が圧倒的に有利なので、1周目1マークで着順が決まることも多い。
しかし、このレースでは1周目2マークまで勝負がもつれこんだぞ。
どの選手も勝利を目指しているからこそ、このような白熱したレースが繰り広げられるわけだな。
ぜひ鳴門競艇場の過去優勝戦レースリプレイからレースを見直してみてくれ!
獲得賞金ランキング2022と2021を比較
競艇の獲得賞金ランキングについて、2022年と2021年の上位18名の選手を比較表にまとめた。
上位18名というのは、競艇グランプリに出場できるボーダーだな。
競艇グランプリの選考は1月1日からチャレンジカップ最終日(11月末頃)の獲得賞金で行われる。
今回は、これに合わせて各年の1月1日~11月末頃の獲得賞金を集計しているぞ。
2年連続で獲得賞金ランキング上位18名に入った選手を赤太字にしたので、確認してみてくれ。
2022年 | 2021年 | |
---|---|---|
1位 | 馬場貴也 | 峰竜太 |
2位 | 山口剛 | 平本真之 |
3位 | 片岡雅裕 | 濱野谷憲吾 |
4位 | 原田幸哉 | 原田幸哉 |
5位 | 深谷知博 | 桐生順平 |
6位 | 菊地孝平 | 白井英治 |
7位 | 白井英治 | 前本泰和 |
8位 | 池田浩二 | 辻栄蔵 |
9位 | 桐生順平 | 毒島誠 |
10位 | 椎名豊 | 石野貴之 |
11位 | 石野貴之 | 丸野一樹 |
12位 | 毒島誠 | 瓜生正義 |
13位 | 遠藤エミ | 馬場貴也 |
14位 | 磯部誠 | 菊地孝平 |
15位 | 羽野直也 | 池田浩二 |
16位 | 上條暢嵩 | 篠崎仁志 |
17位 | 瓜生正義 | 新田雄史 |
18位 | 丸野一樹 | 西山貴浩 |
敬称略
2022年の集計期間:2022年1月1日~2022年11月27日
2021年の集計期間:2021年1月1日~2021年11月28日
2年連続で上位18名に入っていた選手
出典:https://www.boatrace.jp/
獲得賞金ランキングで、2021年と2022年の2年連続で上位18名に入っていたのはこの10名だ。
- 「馬場貴也」選手
- 「原田幸哉」選手
- 「菊地孝平」選手
- 「白井英治」選手
- 「池田浩二」選手
- 「桐生順平」選手
- 「石野貴之」選手
- 「毒島誠」選手
- 「瓜生正義」選手
- 「丸野一樹」選手
この10名は2年連続で競艇グランプリに出場しており、安定して好成績を残している選手だ。
2023年のレースを予想するときも、鉄板狙いの軸になってくるだろう。
特に「馬場貴也」選手は好調で、2022年はSG優勝1回、G1優勝2回、G2優勝1回という好成績だ。
競艇グランプリの優勝は逃したが、それでも2022年の賞金王になりそうだぞ。
これは他のレースで勝ちまくった証拠なので、2023年の活躍に最も期待できる選手と言えるな。
この10名は安定して活躍できるので、積極的に舟券に絡めていこう!
2021年は上位18名に入れたが2022年は入れなかった選手
出典:https://www.boatrace.jp/
獲得賞金ランキングで、2021年は上位18名に入れたが2022年は入れなかったのはこの8名だ。
- 「峰竜太」選手
- 「平本真之」選手
- 「濱野谷憲吾」選手
- 「前本泰和」選手
- 「辻栄蔵」選手
- 「篠崎仁志」選手
- 「新田雄史」選手
- 「西山貴浩」選手
この8名は2021年は好調だったが、2022年はイマイチ活躍できなかった選手と言える。
とはいえ「峰竜太」選手以外は獲得賞金上位60名には入っていたぞ。
グランプリシリーズには出場できたことになるので、大きく調子を崩したわけでもなさそうだ。
また「峰竜太」選手についても、レース復帰後は一般戦で何度も優勝している。
2023年1月1日からはA1級に復帰するので、SG・G1競走での活躍がまた見られるだろう。
この8名は2022年は不調だったが、2023年はどうなるかに注目だな!
2021年は上位18名に入れなかったが2022年に入れた選手
出典:https://www.boatrace.jp/
獲得賞金ランキングで、2021年は上位18名に入れなかったが2022年に入れたのはこの8名だ。
- 「山口剛」選手
- 「片岡雅裕」選手
- 「深谷知博」選手
- 「椎名豊」選手
- 「遠藤エミ」選手
- 「磯部誠」選手
- 「羽野直也」選手
- 「上條暢嵩」選手
この8名は2021年の獲得賞金ランキングでも60位以内で、グランプリシリーズに出場していた。
2021年から調子を上げていると言えるので、2023年のレースでも活躍に注目だな。
特に「山口剛」選手は、出場した開催の約半分で優出して、獲得賞金ランキング2位をとっている。
優勝は2回しかないが、予選・準優勝戦で安定した走りが出来ている証拠と言えるぞ。
2023年の予選・準優勝戦に山口選手がいるときは、少なくとも3着以内を狙うのが良さそうだな。
この8名は2022年に好調だったので、2023年の活躍にも期待できるぞ!
2022年のSG・G1競走|まとめ
2022年のSG・G1競走では「宮地元輝」選手など12名の選手がSG・G1競走を初めて優勝した。
この12名はSG・G1優勝者として選手名を覚えておくと、予想に役立つだろう。
他には「遠藤エミ」選手、「馬場貴也」選手、「白井英治」選手、「山口剛」選手も好調だったな。
来年もこの記事で紹介したような白熱したレースを見せてくれることに期待したい。
また、2023年1月1日からは級別が新しくなり、「峰竜太」選手がA1級に復帰することも注目だ。
2022年も面白いレースばかりで、観戦していて楽しかったな!
さて、2022年のSG・G1競走は、現在開催されているクイーンズクライマックスが最後になる。
女子選手の頂点を決めるレースとも言えるので、ぜひ観戦してみてほしい。
また、2023年1月12日からは、PG1競走のBBCトーナメントがびわこ競艇場で開催されるぞ。
俺のブログでは、来年も毎週火曜日と金曜日に競艇に役立つ記事を公開していく。
読者さんのためになる記事を書くつもりなので、来年も辛口予想オヤジのブログをよろしくな。
今年もありがとう!それでは、良いお年を!
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