この記事では「競艇の新聞って便利なの?買ったほうがいい?」という方に向けて、競艇の新聞についてまとめた。
結論から言うと、競艇の新聞は買っても買わなくてもどちらでもよい。
新聞には出走表に載っていないデータが書かれていて、上手く使えば的中率アップにつながる。
また、予想印や買い目を見ることで、自分の予想と新聞記者の予想を見比べて勉強することもできる。

しかし、出走表だけでも予想することはできるし、新聞代を舟券代として使ったほうがいいという考え方もある。
つまり、競艇の新聞を買うことは一長一短なのだ。
ここからは「競艇の新聞に何が書かれているか」や「どこで売っているか」などを具体的に解説していく。
ぜひ最後まで読んで、競艇の新聞を買うかどうかの参考にしてみてくれ。
この記事の目次

競艇の新聞(予想紙)には何が書いてある?
競艇の新聞(予想紙)には、「出走表にも書かれている基本的なデータ」と「新聞ごとのオリジナルの内容」の2つが書かれている。
この2つのうち、特に重要なのは「新聞ごとのオリジナルの内容」だな。
出走表に書かれていないデータを予想に活かすことで、的中率を上げることができるぞ。
また、オリジナルの内容は「選手やモーターの詳細なデータ」と「独自の解説や予想」に大きく分けられる。
例えば、選手やモーターの詳細なデータについては、
- 選手の得意なコース
- 選手の得意な決まり手
- 選手の事故点・事故率
- 選手の優出回数・優勝回数
- 選手の直近3節の成績
- 選手の得点率・順位
- 選手のコメント
- モーターの最高タイム
- モーターの優出回数・優勝回数
- モーターの直近3節の成績
などが載っている。
「選手の得意な決まり手」がわかれば第1ターンマークの攻防が読みやすくなるし、「モーターの直近3節の成績」からはモーターの調子の良し悪しを判断できるな。
また、独自の解説や予想については、
- 選手ごとの短評
- 選手ごとの独自の評価値
- モーターの短評
- モーターの出足・行き足・伸び足・まわり足の評価
- レースごとの短評
- 予想印
- おすすめの買い目
などが載っている。
「モーターの出足・行き足・伸び足・まわり足の評価」がわかればレース展開が読みやすくなるし、「予想印」と自分の予想を比べれば自力予想の勉強になるな。
新聞ごとに載っている項目と載っていない項目があるので、自分が予想に使いたいデータが載っている新聞を選んでくれ。
ここからは、特に重要な項目や見方が難しい項目について、詳しく解説していこう。
選手の得意な決まり手の見方
選手の得意な決まり手からは、第1ターンマークでの攻防を予想することができる。
例えば、1着は2号艇と予想したレースで、2号艇の選手の得意な決まり手が「捲り」の場合、「2-3」を狙っていくのがいいだろう。
これは、2号艇が第1ターンマークで捲りを決めると、1号艇は進路を阻まれて着外に沈んでしまう可能性が高いからだ。
逆に、2号艇の選手の得意な決まり手が「差し」の場合、「2-1」を狙っていくのがいいだろう。
これは、2号艇が差しを決めても1号艇への影響は少ないので、1号艇が2着に入ってくる可能性が高いからだ。
「どんな攻防が第1ターンマークで行われるのか?」を想像しながら買い目を決めることが大切だな。

選手の事故点・事故率の見方
選手の事故点・事故率は、「その選手がスタートを思いっきり行けるかどうか?」の判断材料になる。
事故点はフライングや失格で加算される点数で、事故率は「事故点の合計/出走回数」で計算される数値だ。
簡単に言えば、事故率が低ければ低いほど、違反の少ないレースができている選手ということになるな。
競艇では、級別の更新のときに事故率が0.70以上の選手は、どんなに好成績でもB2級に格下げになってしまう。
そのため、事故率が高い選手は「いいスタートは切れなくてもいいから、フライングだけはしないようにしよう」と考えてしまうことがあるぞ。
このような消極的な考えでは、本番のレースで活躍するのは難しいだろう。

選手の得点率・順位の見方
選手の得点率・順位からは、「その選手がその節で活躍しているか?」がわかる。
得点率は「(得点の合計-減点の合計)/出走回数」で計算される数値で、順位は「その選手の得点率が、その節に出場している選手全体のなかで何番目なのか」を表している。
簡単に言えば、その節で活躍している選手ほど、得点率も順位も高くなるわけだな。
競艇は、「選手とモーターの相性」や「選手と競艇場の相性」によって、強い選手でも活躍できるときと活躍できないときがある。
選手の得点率・順位からは、選手の勝率だけではわからない「その節の調子」を判断することができるのだ。

モーターの出足・行き足・伸び足・まわり足の評価の見方
モーターの出足・行き足・伸び足・まわり足の評価がわかると、予想の精度を上げることができる。
例えば、1コース~3コースは、スタート前の助走距離が短いので、モーターの出足(初速)や行き足(中間速)が大切となる。
逆に、4コース~6コースは、スタート前の助走距離が長いので、モーターの伸び足(最高速)が大切だな。
コースとモーターの特徴が合っている艇は、本番のレースでも活躍が期待できるぞ。
また、出足や行き足が良ければ「差し」を決めやすく、伸び足が良ければ「捲り」を決めやすいということも覚えておこう。

予想印の見方
予想印の意味は、
- ◎(本命):1着をとる可能性が最も高い
- 〇(対抗):1着をとる可能性が2番目に高い
- ▲(単穴):1着をとる可能性が3番目に高い
- △(連下):2着・3着をとる可能性が高い
- × (注意):2着・3着をとる可能性があるので注意
となっていることが多い。
ただし、新聞ごとに意味が違うこともあるので、詳しくは買った新聞ごとの見方を確認してくれ。
予想印を参考にして三連単を買うなら、「◎-〇-▲」は本命になるし、「〇-◎-▲」や「▲-◎-〇」は中穴~大穴になるな。
自分の予想と合わせて、買い目を決めるときの参考にしてみよう。

おすすめの買い目の見方
おすすめの買い目には、二連単や三連単の買い目が書かれていることが多い。
例えば、「1→2→3」と書かれていたら「1着は1号艇、2着は2号艇、3着は3号艇」という意味だな。
また、「1=2」や「1↔2」は裏表の買い目(1着と2着を入れ替えた買い目)を表している。
例えば、「1=2-45」「1↔2-45」は、
- 1-2-4
- 1-2-5
- 2-1-4
- 2-1-5
の4点買いを指しているぞ。
自分の予想と合わせて、買い目を決めるときの参考にしてみよう。

競艇の新聞には、出走表には書かれていない内容が色々と書かれていることがわかったな。
「得意な決まり手」「事故点・事故率」「得点率・順位」「出足・行き足・伸び足・まわり足の評価」「予想印」「おすすめの買い目」の6つは、特に予想に活かしやすいのでチェックしてみよう。
次は、競艇の新聞の「種類」と「買い方」について解説していこう。
競艇の新聞(予想紙)の種類は?
競艇の新聞(予想紙)は大きく分けて、
- スポーツ新聞
→競艇以外の内容も取り扱っている新聞 - 専門紙
→競艇だけの内容を取り扱っている新聞
の2つの種類がある。
それぞれの特徴について、簡単に解説していくぞ。
スポーツ新聞の特徴
主なスポーツ新聞としては、
- 日刊スポーツ(ニッカン)
- スポーツニッポン(スポニチ)
- スポーツ報知(報知)
- サンケイスポーツ(サンスポ)
- 地方ごとのスポーツ紙
などが挙げられる(カッコ内は略称)。
スポーツ新聞には、一般的なスポーツについてのニュースも載っているので、レースとレースの間のちょっとした暇つぶしに使いやすい。
また、競馬や競輪の予想なども載っているので、他の公営ギャンブルをするときにも便利だ。
そのため、スポーツ新聞は「色々な記事を読んでみたい!」という方におすすめだな。
ただし、その日に行われる全てのレースが取り扱われているわけではないことには注意してほしい。
買う前に、自分が見たいレースの予想が載っているのかどうかを確認しよう。

専門紙の特徴
主な専門紙としては、
- 競艇ニュース(戸田、平和島、江戸川、多摩川)
- 競艇専門紙ニュース(津、びわこ、住之江、尼崎、児島)
- ファイティングボートガイド(平和島、江戸川、戸田、多摩川、浜名湖)
- 競艇タイムス(桐生)
- 日競(浜名湖)
- 大浜名(浜名湖)
- 競艇日報(蒲郡)
- とこなめ情報(常滑)
- 中部競艇(津)
- ハヤブサ(津)
などが挙げられる(カッコ内は取り扱っている競艇場)。
「競艇ニュース」と「競艇専門紙ニュース」はよく似ているが違う専門紙なので、買うときは間違えないように注意してくれ。
専門紙は競艇の内容に特化しているので、スポーツ新聞よりも詳しいことが書かれていることが特徴だな。
そのため、専門紙は「競艇だけでいいから、濃い情報が欲しい」という方におすすめだ。

競艇の新聞(予想紙)はどこで売ってる?
競艇の新聞(予想紙)を手に入れるには、
- 競艇場や場外発売所で買う
- コンビニで買う
- ネットで買う
の3つの方法がある。
それぞれの方法について、簡単に解説していくぞ。
競艇場や場外発売所での買い方
競艇場や場外発売所では、売店に行けば新聞を買うことができる。
欲しい新聞を売り子さんに伝えて購入しよう。
せっかく買うなら、1日中使うことを考えて朝イチがおすすめだな。

コンビニでの買い方
コンビニでは、スポーツ新聞がレジの近くで販売されていることが多い。
また、専門紙はコピー機を使ってプリントアウトすることができる。
例えば、セブンイレブンでは、
- マルチコピー機の液晶画面をタッチする
- 「プリント」を選択する
- 「コンテンツプリント」を選択する
- 「eプリントサービス」を選択する
- 「地方紙・海外新聞・業界紙・専門紙」を選択する
- 「ボートレース新聞」を選択する
- 欲しい新聞を選択する
- お金を入れて印刷する
の8ステップでプリントアウトが可能だ。
新聞を探すときに「日付検索」や「競艇場検索」を使えば、欲しい新聞が早く見つかるぞ。
また、専門紙のプリントアウトは「日付ごと」「レースごと」になっている。
購入を確定する前に、間違えていないかどうかをきちんと確認するようにしよう。

ネットでの買い方
「e-SHINBUN」というサイトでは、競艇の専門紙がPDFで販売されている。
具体的な買い方の手順は、
- 「e-SHINBUN」に会員登録する
- コンビニでポイントを購入する
- 「e-SHINBUN」にポイントをチャージする
- 欲しい新聞を選ぶ
- ポイントを消費して購入する
の5ステップだな。
紙媒体と違ってかさばらないのはメリットだが、赤ペンなどで書き込めないのはデメリットだ。
また、スマホの小さい画面では、出走表の全体が見にくいこともある。
俺としては紙媒体のほうがおすすめだが、興味のある方は「e-SHINBUN」の公式サイトをチェックしてみてくれ。

ここまでの解説で、競艇の新聞には「スポーツ新聞」と「専門紙」が2種類があることや、買い方は「競艇場や場外発売所」「コンビニ」「ネット」の3つの方法があることがわかったな。
「何が書いてある?」の解説と合わせて、競艇の新聞について何となくのイメージはつかんでもらえたと思う。
次は、いよいよ「競艇の新聞は買うべき?」という疑問に答えていくぞ。
競艇の新聞(予想紙)は買うべき?
結論としては、競艇の新聞は買っても買わなくてもどちらでもよい。
まず、競艇の新聞を買ったほうがいい理由は、
- 出走表に載ってないデータが手に入る
- 予想印やおすすめの買い目が見られる
の2つだろう。
逆に、競艇の新聞を買わなくてもいい理由は、
- お金がかかる
- 出走表だけでも予想はできる
の2つだろう。
2つの理由を比べて、買ったほうがいいと思ったら買えばいいし、買わなくてもいいと思ったら買わなければいい。
自分の軍資金や予想スタイルに合わせて、自由に選んでみてくれ。
とはいえ、買ってみなければ良し悪しの判断ができないのも確かだ。
なので、「競艇の新聞を一度も買ったことがない」という方は、試しに買ってみるのがおすすめだぞ。

競艇の新聞(予想紙)のおすすめは?
競艇の新聞(予想紙)は、自分に合ったものを選ぶのが一番だ。
例えば、「見たいデータが載っている」とか「データが整理されていて見やすい」といった理由で選んでみるといいかもしれないな。
とはいえ、「最初にどれを買えばいいのか知りたい!」という方もいるだろう。
そこで、今回は俺のおすすめとして、「日刊スポーツ(ニッカン)」と「競艇専門紙ニュース」を紹介する。

スポーツ新聞なら「日刊スポーツ(ニッカン)」がおすすめだ。
モーターの出足、伸び足、まわり足の評価が載っているので、レース展開の予想に役立てやすい。
また、レースごとのコメントがシンプルで読みやすいのも嬉しいポイントだな。
競艇以外のニュースも面白いので、「色々な記事を読んでみたい!」という方はこちらを買ってみてくれ。

専門紙なら「競艇専門紙ニュース」がおすすめだ。
取り扱っているレースが多いことが特徴で、コンビニプリントを使えば、その日に行われるほとんどのレースの新聞を買うことができるぞ。
「決まり手」「事故点・事故率」「得点率・順位」などの細かいデータが載っている。
「競艇に特化した情報を手に入れたい!」という方はこちらを買ってみてくれ。

競艇の新聞(予想紙)を見るときの注意点
競艇の新聞(予想紙)を見るときの注意点として、
- モーターのデータが古い
- 予想印の信頼度はレースごとに違う
- おすすめの買い目に乗っかっても稼げない
の3つを覚えておいてほしい。
それぞれの注意点について、詳しく解説していくぞ。
モーターのデータが古い
注意点の1つ目は、モーターのデータが古いことだ。
競艇の新聞は、前日の夜までのデータをもとに作られていることが多いので、モーターの評価に当日のモーター調整は反映されない。
しかし、一流の選手はレース当日の朝からモーター調整をすることで、モーターの性能を引き上げてくることがある。
また、若手の選手がモーター調整に失敗して、モーターの性能が下がってしまうこともあるな。
そのため、競艇の新聞に書いてあるモーターの評価をそのまま信じるのではなく、きちんと自分の目で展示航走をチェックすることが大切だ。

予想印の信頼度はレースごとに違う
注意点の2つ目は、予想印の信頼度はレースごとに違うことだ。
新聞記者は、鉄板レースでも、荒れそうなレースでも、予想印をとりあえず付けなければならない。
なので、「この選手で決まり!」と自信を持って「◎」を付けていることもあれば、「強いて言えばこの選手が勝てるかも?」と疑問に思いながら「◎」を付けていることもあるだろう。
同じ「◎」が付いている選手でも、1着をとるかどうかの信頼度は変わってくるわけだな。
予想印をそのまま信じるのではなく、「どうしてその印が付いているのか?」を考えることが大切だ。

おすすめの買い目に乗っかっても稼げない
注意点の3つ目は、おすすめの買い目に乗っかっても稼げないことだ。
競艇の新聞は多くの競艇ファンが読んでいるので、おすすめの買い目には人気が集まってオッズが下がりやすい。
特に、三連単「◎-〇-▲」のようなド本命の買い目は、かなり低いオッズになっていることが多いな。
おすすめの買い目をそのまま買うのではなく、おすすめの買い目を参考にしながら自分でも予想することが大切だ。

以上で、競艇の新聞(予想紙)について、俺が伝えたいことは全て伝えた。
最後に、この記事の内容を簡単におさらいしよう。
【競艇の新聞(予想紙)】まとめ
競艇の新聞(予想紙)について、もう一度まとめると、
- 新聞には出走表には載っていないデータが書かれている
- スポーツ新聞は「色々な記事を読んでみたい!」という方におすすめ
- 専門紙は「競艇だけでいいから、濃い情報が欲しい」という方におすすめ
- 専門紙の買い方はコンビニのプリントアウトが便利
- 新聞は買っても買わなくてもどちらでもいい
- 買ったことがない方は試しに買ってみてほしい
- おすすめは「日刊スポーツ(ニッカン)」か「競艇専門紙ニュース」
- 「モーターのデータ」「予想印」「おすすめの買い目」を見るときは注意点あり
の8つがポイントだ。
競艇の新聞は、上手く使えば的中率アップにつながるぞ。
とはいえ、買うのにはお金がかかるし、出走表だけでも予想することはできるので、買うかどうかは各個人で決めてくれ。
ただし、「競艇の新聞を一度も買ったことがない」という方は、試しに買ってみるのがおすすめだな。

【競艇の新聞(予想紙)】コメントへの回答
この記事に投稿されたコメントに回答していく。
なお、全てのコメントに回答するわけではないのでご了承願いたい。
コメントの活用法については「コメントポリシー」にまとめているぞ。
艇番の丸印はどういう意味ですか?
俺が調査した競艇新聞では、艇番そのものに丸印が付いていることはなかった。
読者さんが質問している「艇番の丸印」とは、艇番の横に付いている予想印のことだろうか?
もしそうなら、この記事の「予想印の見方」でも解説した通り、
- ◎(本命):1着をとる可能性が最も高い
- 〇(対抗):1着をとる可能性が2番目に高い
という意味だな。
「艇番の丸印」が予想印のことではないなら、追加で質問してもらえたらタイミングを見て回答するので、良かったらコメントしてみてくれ。
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