この記事では「競艇の進入予想や前づけってなに?」という方に向けて、
- 進入予想と前づけの意味
- 進入予想のやり方
- 前づけを予想に活かす方法
などを解説していく。
まず、進入予想とは「どの艇がどのコースからスタートするか?」を予想することだ。
競艇はコースの有利・不利が大きい競技なので、進入予想ができないと舟券が当たらないぞ。
次に、前づけとは、外枠の艇が内側のコースを取りに行くことだな。
前づけがあると、スタート前の助走距離が変わるため、コースの有利・不利が変わってくる。
この記事で進入隊形や前づけについて学んで、競艇の的中率アップにつなげてみてくれ。
初心者にも分かりやすいように、なるべく具体的に解説していくぞ!
競艇の進入予想とは?
競艇の進入予想とは「どの艇がどのコースからスタートするか?」を予想することだ。
競艇のルールでは、枠番(艇番)に関わらず、スタートコースは早い者勝ちとなっている。
つまり、6号艇が1コースからスタートしても、ルール上は何の問題もないわけだな。
とはいえ、枠番が小さいほうがピット離れの時点で内側にいるので、内側のコースを取りやすい。
さらに、無理なコース取りはスタートが難しくなるので、選手同士の駆け引きが生まれるぞ。
コース取りの駆け引きがあるのが、競艇の面白いところだな!
また、競艇はコースの有利・不利が、他の公営ギャンブル(競馬・競輪)より大きい。
実際に、1コースの1着率は約55%もあるが、6コースの1着率は約2%しかないぞ。
そのため、進入予想ができないと、見当違いの買い目を狙うことになってしまうのだ。
「〇〇選手は4コースだと思ってたのに、本番では6コースだった」となると舟券は当たらない。
1マークの攻防やレース結果を予想するためにも、進入予想は必要不可欠というわけだな。
進入予想のやり方は、この記事の中盤で解説していくぞ!
競艇の前づけとは?
競艇の前づけとは、外枠の艇が内側のコースを取りに行くことだ。
競艇のレースでは、ピット離れからスタートまでに、
- ピット離れする
- 小回り防止ブイをまわる
- 第2ターンマークをまわる
- スタートラインに艇の先を向ける
- スタート前の助走を開始する
- スタートする
という流れが行われる。
艇ごとのスタートコースは「4.スタートラインに艇の先に向ける」の時点で確定するぞ。
基本的には、小回り防止ブイをまわった後に減速し、枠番と同じコースに進入することが多い。
ここで、小回り防止ブイを回った後に加速し、内側のコースに進入するのが前づけだ。
前づけに成功すると、自分の枠番よりも内側のコースからスタートできる。
競艇は内側のコースが有利なので、前づけすれば1着をとれる確率を上げられるわけだな。
競艇では、1コースの1着率が約55%もあるぞ!
ただし、前づけには、スタートが難しくなるというデメリットもある。
前づけされそうになった艇は、前づけする艇に合わせて加速し、前づけを阻止しようとするぞ。
ここで、無理に前づけすると進入が深くなり、スタート前の助走距離を確保できなくなる。
すると、スタートを合わせられなかったり、スタート前後に加速しきれなかったりするのだ。
そのため、前づけに慣れていない選手は、枠番通りに進入したほうが良いと考えるわけだな。
前づけは一長一短だから、選手ごとにする・しないが分かれるぞ!
競艇の進入予想のやり方
競艇の進入予想をするためには、スタート展示を上手く活用するのがおすすめだ。
スタート展示とは、本番のレースの前に行われるスタートの練習のことだな。
これを確認することで、本番のレースの進入隊形を予想できるようになる。
具体的には、進入予想するときは、ここから解説する3つのステップを行ってみてくれ。
また、この3つのステップ以外にも、進入予想についての豆知識を3つ紹介するぞ。
- 進入隊形を確認する
- ピット離れを確認する
- 進入の深さを確認する
ここからは、進入予想のやり方を詳しく解説していくぞ!
【ステップ1】スタート展示の進入隊形を確認する
出典:JLC
進入予想のステップ1は、スタート展示の進入隊形を確認することだ。
スタート展示ではコース取りも行われ、本番のレースでもこのときと同じ進入隊形になりやすい。
例えば、上の写真のスタート展示では、4号艇が前づけして「142/356」の進入隊形になった。
このレースは、本場のレースでも4号艇が前づけして「142/356」の進入隊形になったぞ。
進入予想では、まずは「スタート展示の進入隊形がどうなっていたか?」を確認してみてくれ。
スタート展示の進入隊形は、現地のモニターや競艇の公式サイトで確認できるぞ!
【ステップ2】スタート展示のピット離れを確認する
出典:JLC
進入予想のステップ2は、スタート展示のピット離れを確認することだ。
ピット離れが良い艇・悪い艇がいると、スタート展示と本番で進入隊形が変わることがある。
例えば、ピット離れが良い艇は、本番のレースで前づけする可能性があるな。
逆に、ピット離れが悪い艇は、前づけされてしまう可能性があるぞ。
そのため、スタート展示では「全員のピット離れが揃っているか?」を確認するのがおすすめだ。
地元選手は、ピット離れが上手いので要注意だぞ!
【ステップ3】スタート展示の進入の深さを確認する
出典:JLC
進入予想のステップ3は、スタート展示の進入の深さを確認することだ。
例えば、ある艇がスタート展示で前づけしたが、他の艇に思ったよりも抵抗されたとする。
このままでは、前づけした艇も抵抗した艇も、本番のレースで進入が深くなってしまう。
共倒れになるのは避けたいので、この艇は本番のレースでは前づけをしない可能性があるのだ。
逆に、前づけに抵抗した艇が、本番のレースでは抵抗せずにコースを譲る可能性もあるぞ。
コース取りに駆け引きを考えて、進入隊形を予想しよう!
【豆知識1】選手ごとに前づけの傾向は違う
出典:艇国データバンク
進入予想についての豆知識の1つ目は、選手ごとに前づけの傾向が違うことだ。
選手ごとの前づけの傾向は、以下の3パターンくらいに分けられる。
敬称略
選手ごとの前づけの傾向を知っていると、本番の進入隊形を予想するときに役立つぞ。
例えば、上の表の「西島義則」選手は、どの枠番からでも前づけする「イン屋」だ。
そのため、西島選手が2~6号艇のときは、前づけの可能性を考えて予想しなければならない。
選手ごとの枠番別進入コースは「艇国データバンク」というサイトで確認できる。
いきなり全てを覚えるのは難しいので、まずはSG・G1競走に出場する選手から覚えてみよう。
代表的なイン屋は、この記事の後半で紹介しているぞ!
【豆知識2】新人選手やB2級選手は6コースになりやすい
出典:https://www.boatrace.jp/
進入予想についての豆知識の2つ目は、新人選手やB2級選手は6コースになりやすいことだ。
6コースはスタートを合わせやすく、1マークで他の艇を邪魔しにくいという特徴がある。
そのため、腕に自信のない新人選手やB2級選手は、わざと6コースに進入することが多いぞ。
例えば、上の出走表の「石倉拓美」選手は、この節に5号艇でも6コースに2度も進入している。
このことから、石倉選手はこのレースでも5号艇だが、6コースに進入すると予想できるな。
選手同士の実力差が大きいときも、実力下位の選手がコースを譲ることがあるぞ!
【豆知識3】進入固定競走は必ず枠なり進入
出典:https://www.boatrace.jp/
進入予想についての豆知識の3つ目は、進入固定競走は必ず枠なり進入になることだ。
競艇の一般戦とG3競走では「進入固定競走」というレースが行われることがある。
このレースでは「全ての艇が枠番と同じコースからスタートする」というルールがあるぞ。
進入固定競走では、1号艇が前づけを警戒しなくてよいので、スタート前の助走距離を確保しやすい。
他のレースよりも1号艇が1着をとりやすいので、鉄板狙いの方におすすめのレースだな。
「どのレースが進入固定か?」は出走表で確認しよう!
競艇の前づけを予想に活かす方法
競艇には「普通の前づけ」と「極端な前づけ」の2種類があると俺は考えている。
まず、普通の前づけとは、4~6号艇のなかで進入が入れ替わるような前づけのことだ。
例えば、6号艇が5コースに進入するのは、普通の前づけだと考えられるぞ。
このような前づけは、スタートに大きな影響を与えないことが多い。
そのため、舟券を買うときも、コースの変更だけに注意して予想すれば大丈夫だな。
外枠の艇のなかで進入が変わるくらいなら、レースへの影響は少ないぞ!
一方、極端な前づけとは、4~6号艇が1~3コースに進入するような前づけのことだ。
このような前づけがあったときは、前づけした艇はスタート前の助走距離が短くなりやすい。
また、前づけに抵抗した艇も、スタート前の助走距離が短くなりやすいな。
すると、前づけした艇や前づけに抵抗した艇が、スタート前後で不利をとりやすくなるぞ。
具体的には、極端な前づけがあるときは、ここから解説する3点に注意して予想してみてくれ。
極端な前づけがあると、レースが荒れやすいので要注意だ!
前づけした艇のスタートに注目する
出典:JLC
極端な前づけがあるときは、前づけした艇のスタートに注目するのがおすすめだ。
基本的には、前づけした艇は進入が深くなるので、スタート前の助走距離を確保しにくい。
その分だけスタートが難しくなるが、スタートが決まれば活躍できるぞ。
スタートが決まるかどうかは、選手の平均ST・今節STやモーターの出足・行き足を確認しよう。
前づけに慣れている選手は、助走距離が短くてもスタートが上手いぞ!
前づけした選手の平均ST・今節STが他の選手より早ければ、スタート前後で前に出やすい。
選手ごとの平均ST・今節STは出走表に書かれているので、チェックしてみてくれ。
また、モーターの出足・行き足が良ければ、スタート後に加速して伸びることができる。
出足・行き足は、スタート展示の様子や展示情報の直線タイムから判断してみよう。
選手の実力だけでなく、モーター性能もチェックしてみてくれ!
前づけに抵抗する艇の評価を下げる
出典:JLC
極端な前づけがあるときは、前づけに抵抗する艇の評価を下げるのがおすすめだ。
前づけされそうになった艇は、前づけ艇に合わせて加速し、前づけを阻止しようとする。
その結果、進入が深くなり、スタート前の助走距離を確保できなくなるぞ。
例えば、1コースのスタート前の助走距離は、枠なり進入なら130m前後になることが多い。
しかし、前づけに抵抗すると、スタート前の助走距離が100m以下になることがあるのだ。
イン屋がいるレースでは、1コースの進入が深くなりやすいな!
スタート前の助走距離が100m以下では、スタート前に十分な加速ができなくなる。
そのため、外側のコースの艇にまくられてしまう可能性が高くなるぞ。
さらに、そもそも多くの競艇選手は、130m前後の助走距離でスタートを練習している。
それが急に100m以下になったら、スタートタイミングを合わせるのも難しいだろう。
モーターの出足・行き足が悪ければ、1コースの艇でも着外になってしまうこともあるな。
逆に、スタートやモーターが良ければ、普通に逃げ切れることもあるぞ!
前づけした艇の外側の艇を狙ってみる
出典:JLC
極端な前づけがあるときは、前づけした艇の外側の艇を狙ってみるのがおすすめだ。
これは、先ほどの「前づけに抵抗する艇の評価を下げる」の逆パターンだな。
前づけに抵抗した艇と前づけした艇は、スタート前の助走距離を確保しにくい。
その分だけ、前づけした艇の外側の艇は、スタート前後で有利をとれるぞ。
助走距離を確保できる分だけ、相対的に有利になるわけだな!
例えば、6号艇が2コースに前づけして、進入隊形が「162/345」となったとしよう。
このとき、6号艇の前づけに1号艇が抵抗しているので、この2艇は進入が深くなりやすい。
1・6号艇はスタートが難しくなるので、どちらもスタートで遅れる可能性があるぞ。
すると、2号艇が3コースから上手くスタートできれば、まくりを決められるわけだな。
3コースの艇が攻めれば、4~6コースの艇にもチャンスが生まれるぞ!
競艇の有名な前づけ選手
競艇選手のなかには、どの枠番でも前づけをする「イン屋」と呼ばれる選手がいる。
イン屋は5・6号艇のときでも、1・2コースを狙って無理な前づけを仕掛けるぞ。
その結果、内側のコースの進入が深くなり、レースが荒れやすくなる。
穴狙いの方は、イン屋がいるレースを狙って舟券を購入するのも一つの手だな。
ここから、競艇の有名なイン屋を5名紹介するので、名前を覚えておいてくれ。
- 「西島義則」選手
- 「江口晃生」選手
- 「今村暢孝」選手
- 「石川真二」選手
- 「深川真二」選手
イン屋がいるレースは、荒れやすいので注意しよう!
競艇の進入予想と前づけ|まとめ
競艇の進入予想と前づけについては、この5つがポイントだ。
- 基本的にはスタート展示と同じになる
- ピット離れや進入の深さに注意する
- 選手ごとの前づけの傾向を覚える
- 普通の前づけならコースの変更だけに注意
- 極端な前づけがあるとレースが荒れやすい
レースを予想するときは、選手・モーター・コース・展開の4つを考えることが重要だ。
そのためには、進入予想をできるようになるのは必要不可欠なことだな。
また、基本のセオリーを守りつつ、前づけを予想に活かせれば的中率も上がるだろう。
この記事で学んだことを活かして、舟券でのプラス収支を目指してみてくれ。
前づけがあるレースを予想できれば、高配当を狙いやすくなるぞ!
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江口インから2連帯♪
江口選手覚えました。