この記事では「競艇場に行く前に予備知識が欲しい」という方に向けて、競艇場について知っておきたいことをまとめている。
場所、営業時間、持ち物、予算などを知っておけば、事前準備はばっちりだ。
また、施設の写真付き紹介もするので、「競艇場ってどんな場所?」と疑問に思っている方にもイメージしやすいと思うぞ。
ぜひ最後まで読んで、初めての競艇場を楽しい1日にしてほしい。
まずは、競艇場の場所と営業時間を確認だ!
競艇場の場所と営業時間は?
競艇場は全国24カ所にあり、第1レースの開始前から第12レースの終了後まで営業している。
舟券はレースの開始直前まで買うことができるので、見たいレースの時間に合わせて競艇場に行くのもありだ。
入場料はたったの100円なので、ぜひ遊びに行ってみて欲しい。
競艇場は全国24カ所にある
競艇場は全国24カ所にあり、最北は群馬県の「桐生競艇場」、最南は長崎県の「大村競艇場」だ。
気温や水温の関係で、北海道や東北地方、沖縄には競艇場は存在しない。
競艇場の地区と所在地について下の表にまとめた。
競艇場 | 地区 | 所在地 |
---|---|---|
桐生 | 関東 | 群馬県みどり市 |
戸田 | 関東 | 埼玉県戸田市 |
江戸川 | 関東 | 東京都江戸川区 |
平和島 | 関東 | 東京都大田区 |
多摩川 | 関東 | 東京都府中市 |
浜名湖 | 中部 | 静岡県湖西市 |
蒲郡 | 中部 | 愛知県蒲郡市 |
常滑 | 中部 | 愛知県常滑市 |
津 | 中部 | 三重県津市 |
三国 | 中部 | 福井県坂井市 |
びわこ | 近畿 | 滋賀県大津市 |
住之江 | 近畿 | 大阪府大阪市住之江区 |
尼崎 | 近畿 | 兵庫県尼崎市 |
鳴門 | 四国 | 徳島県鳴門市 |
丸亀 | 四国 | 香川県丸亀市 |
児島 | 中国 | 岡山県倉敷市 |
宮島 | 中国 | 広島県廿日市市 |
徳山 | 中国 | 山口県周南市 |
下関 | 中国 | 山口県下関市 |
若松 | 九州 | 福岡県北九州市若松区 |
芦屋 | 九州 | 福岡県遠賀郡芦屋町 |
福岡 | 九州 | 福岡県福岡市中央区 |
唐津 | 九州 | 佐賀県唐津市 |
大村 | 九州 | 長崎県大村市 |
競艇場は基本的には海の近くに作られることが多い。
例外としては、琵琶湖に作られている「びわこ競艇場」や阿佐美沼に作られている「桐生競艇場」が挙げられる。
また、日本海側にあるのは「三国競艇場」だけだ。
営業時間はレースが行われている時間
競艇場は、第1レースが始まる30分前くらいから、第12レースが終わった30分後くらいまで営業している。
第1レースの始まる時間は競艇場ごとに異なり、開始時間によって「デイレース」「モーニングレース」「ナイターレース」の3つに分類される。
競艇場ごとの第1レースの開始時間を下の表にまとめた。
競艇場 | レースの種類 | 第1レース | 第12レース |
---|---|---|---|
徳山 芦屋 唐津 | モーニングレース | 午前8時30分ごろ | 午後2時30分ごろ |
桐生 蒲郡 住之江 丸亀 若松 下関 | ナイターレース | 午後15時ごろ | 午後8時30分ごろ |
上記以外全て | デイレース | 午前10時30分ごろ | 午後4時ごろ |
基本的には上の表の通りに開催されるが、SGやG1などで例外があることもある。
競艇場に行くときは、競艇の公式HPでレースが行われている時間をチェックしてからにしよう。
競艇場は営業時間内ならいつでも入ることができるぞ!
競艇場に行くときの持ち物と予算は?
競艇場に行くときには、基本的にはスマホと財布だけ持っていけば大丈夫だ。
予算は5,000円~10,000円くらいで1日遊ぶことができるぞ。
もちろん、予想が的中すればプラス収支で帰ることも可能なので、かなりお得に遊べる場所と言えるだろう。
持っていくと便利なアイテムはこの3つ
スマホと財布以外に、競艇場に持っていくと便利なアイテムは、
- 赤ペン
- 帽子や日焼け止め
- カイロや防寒グッズ(冬)
などが挙げられる。
赤ペンは、出走表にチェックするときに持っていると便利だ。
また、レースの観覧席は窓が大きく作られているので、室内でも紫外線対策が必要になることがある。
気になる人は帽子や日焼け止めを持っていくといいだろう。
冬の競艇場は、海の近くに作られていることもあってとても寒い。
レースを目の前で観戦したい人は、防寒対策をしっかりしていくのがおすすめだ。
持ち込み禁止なアイテムもあるので注意!
競艇場に食べ物やお菓子を持っていくのは大丈夫だが、アルコール類の持ち込みは禁止されている場合がある。
ビールやチューハイは売店で販売されているので、飲みながら観戦したい人は競艇場のなかで買うようにしよう。
的中した払戻金で飲むビールは格別の美味しさだ。
予算は5,000円~10,000円
競艇場に行くときの予算は5,000円~10,000円で十分だ。
かかる費用のだいたいの目安としては、
- 入場料:100円
- 舟券代:1,200円~9,000円
- 食事代:500円~1,000円
といった感じだ。
舟券は100円から購入できるので、毎レース100円ずつしか舟券を買わないなら、舟券代は「100円×12レース」で「1,200円」しかかからない。
二連単や三連単は何点かまとめて買うのが一般的なので、例えば毎レース8点買いをしたとすると「800円×12レース」で「9,600円」かかることになる。
競艇場内の売店やレストランもぼったくりではなく、かつ丼やうどんが500円前後で食べることができるぞ。
つまり、5,000円~10,000円あれば、競艇場を十分に満喫できるのだ。
競艇場に行くときは「スマホ」と「5,000円入った財布」を持っていけば十分遊べるぞ!
競艇場への交通手段は?
競艇場への交通手段としては、
- 自動車
- 自転車
- 電車
- バス
- 無料バス、無料タクシー
などが挙げられる。
競艇場によっては、舟券を買うことで駐車場代が安くなる場所もある。
また、最寄り駅から無料バスや無料タクシーを出している競艇場もあるので、実際に行く前に公式HPをチェックしてみて欲しい。
無料バスや無料タクシーはかなりお得なので、事前にチェックしておくのがおすすめだ!
競艇場の施設の写真付き紹介
競艇場に行く前にどんな施設があるのかをチェックしておけば、実際に行ったときに迷わずに済む。
細かい部分は競艇場ごとに異なるが、共通している施設としては、
- 入場ゲート
- マークシート置き場
- 自動発券機、自動払戻機
- スタンド(観覧席)
- レストランや食堂
- 売店、ドリンクコーナー
の6つが挙げられる。
この他にも、競艇場によっては、イベントホール、喫煙コーナー、女性専用席、子供用の遊ぶ場所などがあったりするぞ。
基本的には、入場した後、マークシート置き場→自動発券機、自動払戻機→スタンド(観覧席)→マークシート置き場→…を繰り返すのが競艇場での過ごし方になる。
入場ゲート
入場ゲートは、競艇場に入ってすぐにあるゲートだ。
駅の改札のような感じで、100円玉をゲートに入れることでゲートが開くようになっている。
競艇場に着いてから小銭を持っていないことに気付いても、すぐ近くに両替機があるので安心だ。
入場ゲートの近くには出走表が置いてあるので、忘れずに貰っておくようにしよう。
マークシート置き場
舟券を買うためには、専用のマークシートを記入しなければならない。
マークシートは競艇場のあちこちに置いてあるので、一度にまとめて何枚か貰っておくのがおすすめだ。
記入用の鉛筆も置いてあるので、筆記用具は持参しなくても大丈夫だ。
自動発券機、自動払戻機
自動発券機はマークシートを入れて舟券を購入する機械で、自動払戻機は的中した舟券を現金化する機械だ。
スタンド(観覧席)の近くに数十台という規模で並んでいる。
発券と払い戻しの両方ができる「自動発払機」が設置されていることもある。
スタンド(観覧席)
スタンド(観覧席)はレースを見るための場所で、無料席と有料席の2種類がある。
有料席は、指定席なのでゆったりとできることや、フリードリンクコーナーがあるというメリットがある。
しかし、無料席でも十分にレースを観戦することはできるので、初めて競艇場に行くなら無料席で十分だろう。
また、目の前でレースを観戦したい人は外に行ってみる(無料)のもおすすめだ。
レストランや食堂
競艇場のレストランには、丼、カレー、うどん、そばなどの基本的なメニューが揃っている。
500円前後で普通の量を食べることができるので、競艇場で1日遊ぶときには俺もよく行っている。
ご当地グルメがあったりもするので、競艇場に行ったときには要チェックだ。
売店、ドリンクコーナー
競艇場の売店には、たこ焼き、焼きそばなどの軽食や、ビール、チューハイなどのアルコール類が販売されている。
レストランと同じように手頃な価格となっているので、ぜひ利用してみて欲しい。
また、お茶や水を無料で飲むことができるドリンクコーナーが売店の近くにあることが多い。
売店で飲み物を買わなくても大丈夫なので、かなり得した気分になれるぞ。
競艇場には基本的には何でもあるので、スマホと財布を持っていけば大丈夫だ!
競艇場で舟券を買う方法は?
競艇場で舟券を買うには、
- マークシートを記入する
- 自動発券機で舟券を買う
の2ステップが必要だ。
初めての場合は時間がかかるかもしれないが、慣れてきたら5分もあれば舟券を買えるようになるぞ。
1.マークシートを記入する
マークシートには「通常」「フォーメーション/ボックス投票カード」「ながし/ボックス投票カード」の3種類がある。
競艇場が初めての人には、マークするのが簡単な「通常」のマークシートがおすすめだ。
「通常」のマークシートでマークしなければいけないのは、左上から順番に、
- レース
- 開催場
- 式別
- 1着(必要なら2着と3着も)
- 金額
- 単位
の6か所だ。
競艇初心者は「単位」のマークを忘れやすいので注意してほしい。
例えば、200円の舟券を買いたいときには「1点の金額」に「2」とマークし、「単位」に「百」とマークしなければならないぞ。
2.自動発券機で舟券を買う
記入したマークシートを自動発券機に入れれば、舟券を買うことができる。
自動発券機には「お金」→「マークシート」の順番に入れなければいけないので注意してほしい。
「発行」ボタンでマークシートを仮発行し、「支払清算」ボタンでお金を払うと正式に舟券が発行される。
「単位」のマーク忘れと、「お金」→「マークシート」の順番がポイントだ!
競艇場では次のレース以外の舟券もまとめ買いできる
競艇場では、次のレース以外の舟券を買うこともできる。
例えば、第3レースが行われているときに、第12レースの舟券を先に買っておくことができるというわけだな。
その気になれば、朝に競艇場に行って、すぐに12レース分の舟券をまとめて買うことも可能だ。
次のレース以外でも、マークシートの「レース」の部分に買いたいレース番号をマークすれば、自動発券機で舟券を買うことができるぞ。
しかし、俺は次のレース以外のレースの舟券を先に買うことはおすすめしていない。
なぜなら、直前情報を予想に活かすことができないからだ。
特に、スタート展示や周回展示は、スタート隊形やモーターの気配を見るのに必要不可欠な要素となっている。
「用事があって、午後からは競艇場にいられない」といった事情があるなら仕方がないが、基本的には次のレースの舟券を順番に買っていくのがおすすめだ。
※2019年8月5日追記
競艇場では他の競艇場のレースの舟券も買える
競艇場では、他の競艇場のレースの舟券を買うこともできる。
ただし、その日に開催されている全てのレースの舟券が買えるわけではなく、どこの競艇場の舟券が買えるのかは競艇場ごとに決まっている。
例えば、2019年8月5日に開催されているレースで確認してみよう。
競艇の公式HPの本日のレース一覧を見ると、8月5日にレースが開催されているのは、桐生、戸田、多摩川、浜名湖、常滑、びわこ、住之江、丸亀、徳山、芦屋、福岡、大村の12カ所の競艇場ということが分かる。
次に、福岡競艇場の公式HPの開催日程を確認してみよう。
8月5日の部分を見ると「場外」には、徳山、びわこ、常滑と書かれている。
このことから、8月5日の福岡競艇場では、福岡、徳山、びわこ、常滑のレースの舟券を買うことができることが分かる。
逆に、桐生、戸田、多摩川、浜名湖、住之江、丸亀、芦屋、大村のレースの舟券を買うことはできない。
つまり、レースが開催されている12カ所の競艇場のうち、舟券を買うことができるのは4カ所の競艇場だけというわけだ。
場外発売の予定は、競艇場ごとの公式HPで公開されている。
もしも「本場(自分の行く競艇場)以外のレースも買いたい!」という場合は、チェックしてから遊びに行くのがいいだろう。
先ほどの説明と合わせると、他の競艇場のナイターレースの舟券を昼の時間に買うこともできるわけだな。
※2019年8月5日追記
競艇場で払戻金を受け取る方法は?
競艇場で払戻金を受け取るには、自動払戻機に的中した舟券を入れるだけでオッケーだ。
「支払清算」ボタンを押せば、購入した金額と的中したオッズに応じた現金が自動で払い戻される。
不的中の舟券を入れてもエラーなどは起こらないので、どれが的中したのか分からないときは買った舟券をまとめて全て入れてしまうのがおすすめだ。
自動発払機なら、舟券の購入と払戻金の受け取りの両方ができるぞ!
【競艇場の場所と時間】よくある質問
競艇場に行く前の準備についてのよくある質問をまとめた。
また、この記事へのコメントに回答するときも、ここに追記していくぞ。
競艇の専門紙は買わないのですか?
競艇の専門紙は、買っても買わなくてもどちらでもいい。
ただし、初心者がいきなり専門紙のデータを活かして予想するのは難しい。
なので、初めのうちは出走表の基本的なデータだけを活かして予想するのがおすすめだ。
専門紙についてもっと詳しく知りたいときは、関連記事をチェックしてみてくれ。
初心者は、まずは出走表で予想できるようになろう!
まとめ
競艇場の場所と営業時間について、もう一度まとめると、
- 競艇場は全国24カ所にある
- 営業時間はレース毎に変わる
- 持ち物はスマホと財布だけ
の3つがポイントだ。
競艇場はどんなに負けても5,000円~10,000円で1日遊ぶことができる。
さらに、的中したらお金が増えることもあるので、かなりコスパの良い遊び場所だ。
競艇が初めての人でも十分楽しむことができるので、ぜひ一度は遊びに行ってみて欲しい。
競艇場に行って、目の前で大迫力のレースを楽しむのだ!
コメント
コメント一覧 (2件)
専門紙は買わないのですか?
他のナイター場所を昼の時間から舟券は買えますか?