この記事では「競艇の安定板ってなに?」という方に向けて、
- 安定板の基礎知識
- モーターへの影響
- 予想のコツ
などを分かりやすくまとめた。
競艇の安定板とは、モーターの下部に取り付けられるU字型の板のことだ。
普段は装着されておらず、水面状況が悪いときに装着されるな。
安定板を装着すると接水面積が大きくなるため、艇が安定して転覆しにくくなるぞ。
安定板は、風が強いときや波が高いときに装着される部品だ!
また、安定板を装着すると、モーターのまわり足が良くなり、伸び足が悪くなる。
すると、まくりが決まりにくくなるため、一般的には1号艇が有利になると言われているな。
しかし、水面状況が悪いことまで考えると、実際にはコースの有利不利は変わらない。
そのため、舟券を買うときは、コースの有利不利以外のポイントに注意することが重要だ。
注意すべき予想のコツは記事の後半で解説するので、ぜひ最後まで読んでみてくれ。
安定板について正しく理解して、競艇の稼ぎにつなげよう!
競艇の安定板とは?
競艇の安定板とは、モーターの下部に取り付けられるU字型の板のことだ。
競艇の公式サイトには、安定板についてこのように解説されていた。
荒天時や波が高いときに装着される。安定板はモーターの下部に取り付けられるU字型の板で、取り付けることによってボートの安定を図るのが最大の目的。装着するとトップスピードが落ち、まくり切るのが難しいためにインが有利といわれている。
引用:競艇の公式サイト
上記の解説の通り、安定板は水面状況が悪いときに装着され、装着されると艇が安定する。
ここからは、安定板の基礎知識として、以下の4つのポイントを解説していくぞ。
- 安定板は水面状況が悪いときに装着される
- 安定板を装着すると艇が安定する
- 安定板を装着するときは全選手が装着する
- 安定板を装着するときはアナウンスがある
まずは、安定板の基礎知識を確認しよう!
安定板は水面状況が悪いときに装着される
出典:https://www.boatrace.jp/
競艇の安定板は、普段は装着されておらず、水面状況が悪いときに装着される。
具体的には、強い風が吹いていて、水面がざわついているときに装着されることが多いな。
安定板を装着するかどうかは、競艇場ごとの競技委員長が決定している。
競技委員長が「このままレースをするのは危険だ」と判断すると、安定板装着の指示を出すぞ。
また、選手代表が競技委員長に安定板装着をお願いすることもあるようだな。
安定板は、水面がざわついているときだけ装着されるぞ!
安定板を装着すると艇が安定する
出典:JLC
安定板を装着すると、接水面積が大きくなるため、艇が安定して転覆しにくくなる。
接水面積とは、艇が水面に接している面積のことだな。
艇の先が跳ねそうになったときも、安定板があれば持ち堪えることができるぞ。
安定板はそこまで大きくない部品だが、あるとないでは艇の安定感がかなり変わるらしい。
選手も転覆は怖いため、水面状況が悪いときは安定板があったほうが安心するそうだ。
安定板は、安全にレースを行うための部品ということだな!
安定板を装着するときは全選手が装着する
出典:JLC
安定板装着の指示が出た場合、全選手が安定板を装着しなければならない。
そのため、ある選手は安定板あり、別の選手は安定板なしということは起こらないぞ。
これは、安定板を装着するかどうかで、モーター性能が大きく変わるからだろう。
選手にとっても不公平だし、競艇ファンにとっても予想しにくくなるのは良くないな。
「安定板使用」のレースでは、全選手が同じ条件だと思って予想すれば大丈夫だ。
安定板を装着するときは、全選手が安定板を装着しているぞ!
安定板を装着するときはアナウンスがある
出典:https://www.boatrace.jp/
安定板を装着するときは、現地のモニターや競艇の公式サイトでアナウンスがある。
例えば、競艇の公式サイトでは、出走表に「安定板使用」と記載されるぞ。
安定板を装着しているかどうかでは、モーターの性能が大きく変わってくる。
これを知らないで予想すると、見当違いの買い目になってしまうだろう。
そうならないためにも、予想する前に安定板使用かどうかを確認するのがおすすめだ。
特に、江戸川競艇場は安定板使用が多いため、レースごとに確認しよう!
安定板のモーターへの影響は?
競艇の安定板を装着すると、モーターのまわり足が良くなり、伸び足が悪くなる。
また、良いモーターと悪いモーターの差が小さくなるとも言われているな。
ここからは、安定板のモーターへの影響として、以下の3つのポイントを解説していくぞ。
- モーターのまわり足が良くなる
- モーターの伸び足が悪くなる
- モーター性能の差が小さくなる
安定板のモーターへの影響を確認しよう!
モーターのまわり足が良くなる
出典:JLC
安定板を装着すると、モーターのまわり足が良くなり、ターンしやすくなる。
これは、接水面積が大きくなることにより、ターンが安定するようになるからだ。
まわり足はどの艇にとっても重要だが、特に1号艇にとっては重要と言える。
1号艇は1周目1マークを小回りなターンで先マイすれば、そのまま逃げ切れるからだ。
そのため、安定板を装着すると、1号艇が1着をとりやすくなると言われているぞ。
安定板を装着すると、安定したターンをしやすくなるぞ!
モーターの伸び足が悪くなる
出典:JLC
安定板を装着すると、モーターの伸び足が悪くなり、艇の最高速度が下がる。
これは、接水面積が大きくなることにより、水面から受ける抵抗が大きくなるからだ。
競艇では、4~6コースの艇は、まくりやまくり差しを決めて1着をとることが多い。
しかし、伸び足が悪くなると、内側の艇をまくれるだけのスピードが出しにくくなるぞ。
そのため、安定板を装着すると、4~6コースの艇が不利になると言われているな。
安定板を装着すると、艇の最高速度が下がってしまうぞ!
モーター性能の差が小さくなる
出典:https://www.boatrace.jp/
安定板を装着すると、良いモーターと悪いモーターの性能の差が小さくなると言われている。
これは、良いモーターに安定板が装着されることで、伸び足が悪くなるからだな。
一方、悪いモーターは元から伸び足が悪いので、安定板の影響は小さいわけだ。
ただし、本当に良いモーターは、安定板を装着しても性能が落ちないこともあるらしい。
装着してみないとわからない部分もあるので、最終的には展示航走を確認するのが一番だな。
展示航走は安定板を装着した後に行われるので、モーター性能を判断しやすいぞ!
安定板使用のレースを予想するコツは?
競艇では、一般的には、安定板を装着すると1号艇が有利になると言われている。
しかし、水面状況が悪いことまで考えると、実際にはコースの有利不利は変わらない。
そのため、予想するときは、コースの有利不利以外のポイントに注意しよう。
ここからは、安定板使用のレースについて、以下の5つの予想のコツを解説していくぞ。
- コースの有利不利は変わらない
- 展示タイムを普段よりも重視する
- 周回展示のターンを目視で確認する
- 地元選手やベテラン選手を狙ってみる
- 舟券の購入を見送るのもあり
予想のコツを活かして、競艇の収支アップにつなげよう!
コースの有利不利は変わらない
出典:https://www.boatrace.jp/
安定板使用のレースでは、コースの有利不利は変わらないと考えるのがおすすめだ。
たしかに、安定板を装着すると伸び足が悪くなり、1号艇がまくられにくくなる。
しかし、そもそも安定板使用のレースは、風が強かったり波が高かったりすることが多い。
すると、スタートがばらけたりターンが流れたりして、波乱のレース展開になりやすいのだ。
一般的には1号艇が有利になると言われているが、実際にはそうでもないので注意してくれ。
安定板使用のレースでも、コースの有利不利は変わらないぞ!
展示タイムを普段よりも重視する
出典:https://www.boatrace.jp/
安定板使用のレースでは、展示タイムやオリジナル展示データを普段よりも重視しよう。
これは、安定板が装着されることによって、モーター性能が大きく変わるからだ。
選手は前日まで安定板なしの調整をしているので、急に安定板を装着しても調整が間に合わない。
また、モーター2連率は安定板なしでの数値なので、予想材料として使いにくいぞ。
その点、展示タイムやオリジナル展示データは安定板ありの数値なので使いやすいわけだな。
安定板使用のレースでは、直前のデータからモーターを評価しよう!
周回展示のターンを目視で確認する
出典:JLC
安定板使用のレースでは、周回展示のターンがバタついているかどうかを目視で確認しよう。
これは、安定板使用のレースは水面状況が悪いことが多く、ターンが難しくなるからだな。
その状況でもターンがバタつかなければ、本番のレースでも良いターンに期待できるぞ。
逆に、ターンがバタついていたり流れていたりすると、その艇は本番のレースでも活躍しにくい。
周回展示は普段は見ない方もいるかもしれないが、安定板使用のレースでは確認してみてくれ。
周回展示で自信を持ってターンしている選手は活躍が期待できるぞ!
地元選手やベテラン選手を狙ってみる
出典:https://www.boatrace.jp/
安定板使用のレースでは、地元選手やベテラン選手を狙ってみるのも一つの手だ。
地元選手は、普段から練習で走っている地元水面なので、水面状況が悪くても対応しやすい。
また、ベテラン選手は、若手選手よりも安定板使用のレースに慣れていると考えられるな。
特に、江戸川競艇場は、他の競艇場よりも安定板が装着されることが多い。
江戸川競艇場の安定板使用のレースでは、地元選手を積極的に狙うことを検討してみよう。
東京支部の「石渡鉄兵」選手など、波乗り巧者を狙うのもありだな!
舟券の購入を見送るのもあり
安定板使用のレースでは、予想が難しいと感じたら舟券の購入を見送るのもありだ。
これは、競艇で稼ぐためには、予想に自信のあるレースだけを買ったほうがよいからだな。
安定板が装着されるということは、風が強かったり波が高かったりするということだ。
このようなレースは普段とは違うレース展開になりやすく、予想外のレースになりやすい。
勝てるかどうかわからない勝負をするくらいなら、勝負しないほうが賢明ということもあるぞ。
予想に慣れていない初心者は、無理せずに次の勝負を待ってみよう!
【競艇の安定板】まとめ
競艇の安定板については、この6つがポイントだ。
- 水面状況が悪いときに装着される
- 装着すると艇が安定する
- 装着するときは全選手が装着する
- 装着するときはアナウンスがある
- まわり足が良くなり、伸び足が悪くなる
- モーター性能の差が小さくなる
また、予想するときは、コースの有利不利は変わらないと考えるのがおすすめだ。
他にも、展示タイムや周回展示を重視したり、地元選手やベテラン選手を狙ったりしてみよう。
ただし、どうしても予想が難しいと感じたときは、舟券の購入を見送るのもありだぞ。
安定板使用のレースでは、この記事の内容を活かして、プラス収支を勝ち取ってみてくれ。
この記事を書くにあたり、俺が参考にしたサイトや動画も紹介するぞ!
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