この記事では「4号艇(4コース)の1着を狙って稼ぎたい!」という方に向けて、
- 4コースが1着をとりやすい条件
- 4コースが1着をとったときの出目
- 4コースが上手い選手
- 4コースが強い競艇場
などをわかりやすくまとめた。
競艇の4号艇は1~3号艇の次に有利な枠番で、4コースの1着率は全国平均で10.8%である。
これは、1日12レースのうち、1~2レースは4コースの艇が1着をとるイメージだな。
また、決まり手は「まくり→まくり差し→差し」の順番で出やすくなっているぞ。
まくりを決めたときは「4-56」が出やすく、高配当になりやすいので穴狙いの方におすすめだ。
ここからは、4コースの1着を狙う方法を解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくれ。
4コースの買い方をマスターして、競艇勝ち組を目指そう!
競艇の4号艇(4コース)の基礎知識
競艇の4号艇は、出走表の上から4番目に書かれている艇であり、艇の色は青色だ。
また、競艇の4コースとは、内側から4番目のスタートコースのことだな。
競艇のスタートコースは早い者勝ちだが、4号艇の4コース進入率は85.7%となっている。
1~3号艇と比べると枠なり進入率が低いので、スタートコースには注意しよう。
他にも、競艇の4号艇(4コース)の基礎知識として、以下の4つを覚えておいてくれ。
- 4号艇の4コース取得率は85.7%
- 4コースの1着率は10.8%
- 決まり手は「まくり→まくり差し→差し」
- 4コースの艇はカドになりやすい
まずは、4号艇(4コース)の基礎知識を覚えよう!
4号艇の4コース取得率は85.7%
出典:JLC
競艇では、スタートコースが早い者勝ちであり、スタート前にコース取りが行われる。
コース取りに積極的な選手がいると、枠番とは違うコースからのスタートになることもあるぞ。
4号艇の4コース取得率は全国平均で85.7%となっており、1~3号艇に比べると少し低い。
そのため、基本的には枠なり進入になるが、進入コースが変わることもあるので注意しよう。
例えば、5・6号艇が4コースに前づけして、4号艇が5・6コースからスタートすることがあるな。
スタート展示の進入隊形から、本番の進入隊形を予想してみてくれ!
4コースの1着率は10.8%
出典:https://www.boatrace.jp/
競艇では、内側のスタートコースのほうが、1周目1マークに近いため1着をとりやすくなる。
4コースは内側から4番目のコースなので、6艇のなかでは4番目に有利なコースになるな。
実際に、4コースの1着率は全国平均で10.8%となっており、そこそこの割合で1着をとれるぞ。
ただし、これは全国平均の数値であり、4コースの1着率は競艇場ごとに違っている。
そのため、予想するときは、自分が舟券を買う競艇場の4コースの1着率を確認してみてくれ。
4コースが強い競艇場は、この記事の後半で解説するぞ!
決まり手は「まくり→まくり差し→差し」
出典:JLC
4コースの決まり手は、差しが19.5%、まくりが44.5%、まくり差しが26.3%となっている。
つまり、4コースの決まり手は「まくり→まくり差し→差し」の順番で出やすいわけだな。
まず、4コースのまくりは、1周目1マークで1~3コースの艇を外側から抜く戦法だ。
まくりは、1周目1マークまでに艇を内側に寄せて、そのまま先マイできれば決まりやすいぞ。
スタート後に前に出るために、選手のスタート力やモーターの伸び足が重要になるな。
艇を内側に寄せるまくりは「締めまくり」と呼ばれることもあるぞ!
出典:JLC
次に、4コースのまくり差しは、
- 【A】1コースの艇をまくり、2・3コースの艇を差す
- 【B】2コースの艇をまくり、1・3コースの艇を差す
- 【C】3コースの艇をまくり、1・2コースの艇を差す
- 【D】1・2コースの艇をまくり、3コースの艇を差す
- 【E】1・3コースの艇をまくり、2コースの艇を差す
- 【F】2・3コースの艇をまくり、1コースの艇を差す
の6パターンがある。
どのパターンになるかは、1~4コースの選手のスタート力から考えてみてくれ。
基本的には、スタートで出遅れた艇をまくり、先行している艇を差すことが多いな。
例えば、2・3コースの艇が出遅れたときは【F】のパターンになりやすいぞ。
まくり差しを決めるには、差すときに先行した艇の引き波を越えなければならない。
そのため、まくるための伸び足だけでなく、差すための出足・行き足も重要だな。
まくり差しは高度な技術なので、若手選手には難しいぞ!
出典:JLC
最後に、4コースの差しは、1周目1マークで1~3コースの艇を内側を抜く戦法だ。
差しを決めるには、1周目1マークで3艇分の引き波を越えて、ターン後に加速しなければならない。
そのため、まくり差し以上に、モーターの出足・行き足が重要になるな。
逆に、スタート後に前に出なくてもいいので、スタート力や伸び足は重要ではなくなるぞ。
伸び足は展示タイム、出足・行き足は直線タイムに反映されるので、予想するときは確認しよう。
4コースの艇には色々な戦法があるので「自在戦」と呼ばれることもあるな!
4コースの艇はカドになりやすい
出典:JLC
競艇では、1~4コースの艇はスロースタート、4~6コースの艇はダッシュスタートが多い。
このとき、4コースの艇はスローとダッシュの境目になるため「カド」と呼ばれるぞ。
カドの艇は、1つ内側の艇がスロースタートなので、スタート後の加速で有利になりやすい。
特に、1つ内側の艇がスタートで出遅れたときは、一気に攻めることができる。
これにより、4コースの艇は、他のコースよりまくりやまくり差しを決めやすくなっているぞ。
4コースの艇は、3コースの艇が出遅れたときに攻めやすいのだ!
4号艇(4コース)が1着をとりやすい条件は?
競艇で4号艇(4コース)が1着をとりやすい条件は、4号艇(4コース)の選手が強いことだ。
例えば、4号艇がA級選手で、他の枠番がB級選手なら、4号艇が1着をとる可能性は高いだろう。
しかし、選手の級別や勝率の他にも、4コースならではのチェックポイントがあるぞ。
ここからは、4コースの艇が1着をとりやすくなる6つの条件を解説していく。
予想するときに、以下の項目が多く当てはまる場合は、4コースの1着を狙ってみてくれ。
- 選手の4コース1着率が高い
- 選手の平均ST・今節STが早い
- モーターの出足・行き足が良い
- モーターの伸び足が良い
- 追い風4m以上or向かい風3m以上
- 干潮or向かい潮
5項目のうち、何項目に当てはまるのかをレースごとに考えてみてくれ!
選手の4コース1着率が高い
出典:https://www.boatrace.jp/
4コースの選手の4コース1着率が高いときは、4コースの艇が1着をとりやすい。
選手には得意コース・苦手コースがあり、同じ勝率でも4コース1着率が20%以上違うこともある。
そのため「勝率が高いから信頼できる」と思っていると痛い目を見るだろう。
選手のコース別1着率は、公式サイトの選手データやボートレース日和で確認できる。
4コースの1着を考えるときは、級別や勝率だけでなく、4コース1着率まで確認してみてくれ。
勝率だけでは、そのコースでの強さはわからないわけだな!
選手の平均ST・今節STが早い
出典:https://www.boatrace.jp/
4コースの選手の平均ST・今節STが早いときは、4コースの艇がまくりやまくり差しを決めやすい。
これは、スタートで先行できれば、1周目1マークまでに艇を内側に寄せやすくなるからだ。
選手の平均STからは平均的なスタート力、今節STからはその節のスタートの調子を判断できる。
今節STの平均値が平均STより早ければ、その節はスタートが合っていると考えられるぞ。
また、1~3コースの選手の平均ST・今節STが遅いときも、4コースの艇が1着をとりやすいな。
1~3コースの艇が出遅れると、4コースの艇が普通のスタートでも前に出られるぞ!
モーターの伸び足が良い
出典:福岡競艇場の公式サイト
4コースの艇のモーターについて、伸び足が良いときはまくりやまくり差しを決めやすい。
これは、伸び足が良ければ、スタート後の最高速度が速くなるからだ。
最高速度が速ければスタート後に前に出やすく、艇を内側に寄せやすくなるぞ。
モーターの伸び足は、スタート展示や展示タイムから判断しよう。
スタート後に伸びているときや、展示タイムが良いときは、伸び足が良いと判断できるな。
伸び足が良いときは、まくりやまくり差しを狙いやすいぞ!
モーターの出足・行き足が良い
出典:福岡競艇場の公式サイト
4コースの艇のモーターについて、出足・行き足が良いときは差しやまくり差しを決めやすい。
これは、出足・行き足が良ければ、1周目1マークで引き波を越えやすくなるからだ。
また、引き波を越えた後も、他の艇より加速しやすいので有利になるぞ。
モーターの出足・行き足は、スタート展示や直線タイムから判断してみてくれ。
スタート前後の加速感があるときや、直線タイムが良いときは、出足・行き足が良いと判断できるな。
出足・行き足が良いときは、差しやまくり差しを狙いやすいぞ!
追い風4m以上or向かい風3m以上
出典:https://www.boatrace.jp/
追い風4m以上のレースでは、4コースの艇が差しやまくり差しを決めやすくなる。
これは、1~3コースの艇が1周目1マークでターンミスしやすくなるからだ。
また、向かい風3m以上のレースでは、4コースの艇がまくりやまくり差しを決めやすくなる。
これは、1~3コースの艇がスタート前後で加速しにくくなるからだな。
ただし、これは一般的な傾向であり、競艇場によってはこれが当てはまらないこともある。
競艇場ごとの風の影響を詳しく知りたい方は、それぞれの攻略記事を読んでみてくれ。
競艇場ごとの攻略記事は「競艇場 特徴」の記事から探せるぞ!
干潮or向かい潮
出典:気象庁
干潮付近のレースでは、4コースの艇がまくりやまくり差しを決めやすくなる。
これは、干潮付近は水面が安定して、全速ターンしやすくなるからだ。
また、向かい潮とは、1マークから2マークへの潮の流れのことだ。
向かい潮があると、1~3コースの艇が出遅れやすく、4コースの艇が有利になる。
江戸川、丸亀、宮島、徳山、若松では、下げ潮が向かい潮なので、予想に活かしてみてくれ。
満潮時刻と干潮時刻は、紙の出走表や競艇場の公式サイトで確認できるぞ!
4号艇(4コース)が1着をとったときの出目は?
競艇では、内側のスタートコースのほうが、1周目1マークに近いため有利になる。
そのため、1コースの艇が1着をとったときは、2コースから順番に2着率が高くなるぞ。
しかし、4コースの艇が1着をとったときは、それとは違った傾向になっている。
これを知っていると、4コースの艇を1着にした二連単や三連単の的中率が上がるのだ。
4コースの艇が1着をとったときの2着の出目について、出現率を下の表にまとめたぞ。
出目 | 出現率 |
---|---|
4-1 | 31.8% |
4-2 | 19.6% |
4-3 | 16.2% |
4-5 | 22.0% |
4-6 | 10.4% |
データ:艇国データバンク
集計期間:2021年1月1日~2021年12月31日
上の表から、4コースの艇が1着のときは、1・2・5コースの2着率が高いことがわかる。
そのため、4コースの1着を買うときは、的中率を重視するなら「4-125」を狙ってみよう。
また、6コースの2着率も、他のコースが1着をとったときより高くなっているぞ。
6コースの選手やモーターが良さそうなときは、思い切って「4-6」の穴狙いもありだな。
さらに、2着にきやすい艇は、4コースの決まり手によって変わってくる。
ここからは、4コースの決まり手ごとの狙い目を解説するので、予想に活かしてみてくれ。
レース展開を予想して、二連単や三連単を的中させよう!
まくりが決まるなら「4-56」が狙い目
4コースの艇がまくりで1着をとりそうなときは「4-56」が狙い目だ。
まくりが決まるのは、4コースの艇がスタート後に前に出て、内側を締めたときだな。
このとき、1~3コースの艇は進路を塞がているので、3着以下になりやすい。
一方、5・6コースの艇は4コースの艇に付いて行くだけで、2着をとることができるぞ。
4コースの艇がスタートで先行できそうなときは「4-56」を狙ってみてくれ。
「4-56」は高配当になりやすいので、穴狙いの方におすすめだな!
まくり差しが決まるなら「4-13」が狙い目
4コースのまくり差しは、スタートで出遅れた艇をまくり、先行している艇を差すことが多い。
具体的には、
- 【A】1コースの艇をまくり、2・3コースの艇を差す
- 【B】2コースの艇をまくり、1・3コースの艇を差す
- 【C】3コースの艇をまくり、1・2コースの艇を差す
- 【D】1・2コースの艇をまくり、3コースの艇を差す
- 【E】1・3コースの艇をまくり、2コースの艇を差す
- 【F】2・3コースの艇をまくり、1コースの艇を差す
の6パターンがあるぞ。
先ほどのまくりと同じように、まくられた艇は進路を塞がれて3着以下になりやすい。
逆に、差された艇は1マークを先に回っているため、2着に残りやすいぞ。
そのため、4コースのまくり差しを狙うときは、スタート隊形から2着を予想しよう。
また、4コースのまくり差しが決まったときは「4-13」が出やすいというデータもある。
これはおそらく、実際には【B】【D】【F】のパターンが多いからだと考えられるな。
まくり差しのパターンは、スタート隊形から予想してみてくれ!
差しが決まるなら「4-12」が狙い目
4コースの艇が差しで1着をとりそうなときは「4-12」が狙い目だ。
差しが決まるのは、4コースの艇が1周目1マークで最も内側を鋭くターンしたときだな。
このとき、5・6コースの艇は突き抜ける隙間がないため、3着以下になりやすい。
一方、1~3コースの艇は1マークを先に回っているので、2着に残りやすいぞ。
特に、競艇は内側のコースが有利なので「4-12」が出やすくなっているわけだな。
横並びのスタートで、混戦になりそうなときは「4-12」が狙い目だ!
4号艇(4コース)が上手い選手は?
競艇の選手には得意コース・苦手コースがあり、コースごとに1着率は全く違う。
そのため「勝率が高いから信頼できる」と思っていると、痛い目を見ることになるだろう。
では、4号艇(4コース)が上手い選手は、具体的には誰なのだろうか?
ボートレース日和のデータから、4コース1着率が高いA1級選手トップ10をまとめたぞ。
また、差し率・まくり率・まくり差し率もまとめたので、2着を選ぶときの参考にしてみてくれ。
選手名 | 4コース1着率 | 差し率 | まくり率 | まくり差し率 |
---|---|---|---|---|
藤山翔太 | 42.2% | 0.0% | 39.1% | 3.1% |
村松修二 | 38.7% | 3.2% | 19.4% | 12.9% |
大池佑来 | 37.8% | 8.1% | 24.3% | 2.7% |
高田ひかる | 37.5% | 2.5% | 30.0% | 5.0% |
本多宏和 | 37.3% | 3.9% | 17.7% | 15.7% |
小野生奈 | 36.6% | 2.4% | 24.4% | 4.9% |
山崎郡 | 35.3% | 2.0% | 25.5% | 7.8% |
森野正弘 | 34.9% | 9.3% | 14.0% | 9.3% |
金子龍介 | 34.5% | 10.3% | 10.3% | 6.9% |
三井所尊春 | 34.2% | 2.6% | 15.8% | 10.5% |
敬称略
データ:ボートレース日和
集計期間:2021年2月19日~2022年2月18日
上の表から、4号艇(4コース)が上手い選手は、決まり手に特徴があることがわかる。
例えば「藤山翔大」選手や「高田ひかる」選手などは、まくり率が圧倒的に高い。
これらの選手は、基本的にはまくりを狙うので「4-56」が狙い目になるな。
一方「村松修二」選手はまくり差し率が高く、「金子龍介」選手は差し率が高い。
こういった選手はまくり以外の1着もあるので、2着は選手やモーターから決めてみてくれ。
最新のデータは、ボートレース日和のデータ分析で確認できるぞ!
4号艇(4コース)が強い競艇場は?
競艇の4コース1着率は全国平均で10.8%だが、競艇場ごとにその数値は違っている。
例えば、戸田競艇場では15.1%もあるが、尼崎競艇場では8.4%しかないぞ。
そのため、舟券を買うときは、自分が予想する競艇場の特徴を把握することが重要だ。
4コース1着率のトップ5と決まり手のデータをまとめたので、参考にしてみてくれ。
競艇場 | 4コース1着率 | 差し率 | まくり率 | まくり差し率 |
---|---|---|---|---|
戸田 | 15.1% | 7.1% | 57.9% | 23.7% |
平和島 | 12.7% | 15.1% | 42.3% | 29.2% |
蒲郡 | 12.5% | 12.6% | 37.8% | 40.5% |
江戸川 | 12.1% | 10.2% | 37.8% | 31.3% |
丸亀 | 11.9% | 14.2% | 39.1% | 35.0% |
データ:艇国データバンク
集計期間:2021年1月1日~2021年12月31日
上の表から、4コースが強い競艇場では、基本的にはまくりが出やすいことがわかる。
特に、戸田競艇場では、まくり率が差し率の8倍以上、まくり差し率の2倍以上もあるぞ。
戸田競艇場は4コース1着率も全国1位なので「4-56」が狙い目になるな。
一方、蒲郡競艇場では、4コースのまくり差し率がまくり率よりも高くなっている。
そのため、蒲郡競艇場では「4-56」よりも「4-13」が狙い目になるぞ。
1着率だけでなく、出やすい決まり手までわかると的中率が上がるのだ!
競艇の4号艇(4コース)のまとめ
競艇の4号艇(4コース)については、この5つがポイントだ。
- 4号艇の4コース取得率は85.7%
- 4コースの1着率は10.8%
- 決まり手は「まくり→まくり差し→差し」
- まくりなら「4-56」、まくり差しなら「4-13」、差しなら「4-12」
- 4コースが強いのは戸田・平和島・蒲郡・江戸川・丸亀
4号艇(4コース)はカドになることが多く、スタートからの豪快なまくりが魅力となっている。
さらに、まくりが決まれば「4-56」の並びで高配当が飛び出すこともあるぞ。
予想するときはこの記事を思い出して、4号艇(4コース)の1着を狙えるかどうかを考えてみよう。
競艇予想に役立つ記事をまとめたので、よかったら読んでみてくれ!
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