この記事では「3号艇の1着を狙って稼ぎたい!」という方に向けて、
- 3号艇が1着をとりやすい条件
- 3号艇の1着をとったときの出目
- 3コースが上手い選手
- 3コースが強い競艇場
などをわかりやすくまとめた。
競艇の3号艇は1・2号艇の次に有利な枠番で、3コースの1着率は全国平均で12.5%ある。
これは、1日12レースのうち、1~2レースは3コースの艇が1着をとるイメージだな。
3号艇の1着にはそこそこ高いオッズが付くため、中穴狙いの方におすすめだ。
ここからは、3号艇の1着を狙う方法を解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくれ。
3号艇の狙い方をマスターして、競艇勝ち組を目指そう!
競艇の3号艇(3コース)の基礎知識
競艇の3号艇は、出走表の上から3番目に書かれている艇であり、艇の色は赤色だ。
また、競艇の3コースとは、内側から3番目のスタートコースのことだな。
競艇のスタートコースは早い者勝ちだが、3号艇の3コース進入率は90.7%となっている。
基本的には「3号艇=3コース」と考えてよいので、この記事でもそのように扱うぞ。
他にも、競艇の3号艇(3コース)の基礎知識として、以下の4つを覚えておいてくれ。
- 3号艇の3コース取得率は90.7%
- 3コースの1着率は12.5%
- まくりとまくり差しが決まりやすい
- 3コースの艇はカド受けになる
まずは、3号艇(3コース)の基礎知識を覚えよう!
3号艇の3コース取得率は90.7%
出典:JLC
競艇では、スタートコースが早い者勝ちであり、スタート前にコース取りが行われる。
コース取りに積極的な選手がいると、枠番とは違うコースからのスタートになることもあるぞ。
しかし、3号艇の3コース取得率は全国平均で90.7%となっており、枠なり進入が多い。
例外としては、イン屋が1・2コースに前づけしたときに、3号艇が4コースになることもあるな。
とはいえ、ほとんどのレースで枠なり進入なので「3号艇=3コース」と考えていいだろう。
3号艇は90%以上のレースで3コースからスタートするぞ!
3コースの1着率は12.5%
出典:https://www.boatrace.jp/
競艇では、内側のコースのほうが、1周目1マークに近いため有利になる。
3コースは内側から3番目のコースなので、6艇のなかでも3番目に有利なコースになるな。
実際に、3コースの1着率は全国平均で12.5%であり、そこそこの割合で1着をとれるぞ。
また、3コースの艇は、2コースの艇がミスをしたときに他の艇よりも1着をとりやすい。
2コースの艇がスタートで遅れると、まくりやまくり差しを決めやすくなるのだ。
3コースの艇は、1日12レースのうち1~2レースで1着をとるイメージだな!
まくりとまくり差しが決まりやすい
出典:JLC
3コースの決まり手は、差しが12.1%、まくりが39.4%、まくり差しが36.1%となっている。
このことから、基本的にはまくりかまくり差しで1着をとると考えていいだろう。
3コースのまくりは、1周目1マークで1・2コースの艇の外側を抜いたときに決まる。
これを決めるには、スタート後に前に出て、スピードターンを決めなければならないぞ。
そのため、3コースの艇がまくるには、選手のスタートやモーターの出足・行き足が重要だな。
1・2コースの艇がスタートで遅れると、まくりが決まりやすくなるぞ!
出典:JLC
一方、3コースのまくり差しは、2コースの艇をまくり、1コースの艇を差したときに決まる。
逆のパターンはほとんど起こらないので、基本的には考えなくてもいいだろう。
まくり差しを決めるには、まずはスタート後に前に出て、2コースの艇をまくらなければならない。
さらにその後、1コースの艇の引き波を越えて、ターン後に加速する必要があるぞ。
引き波を越えるにはモーターパワーがいるので、まくりよりも出足・行き足がさらに重要になるな。
まくり差しは高度な技術なので、若手選手には難しいぞ!
3コースの艇はカド受けになる
出典:JLC
競艇では、1~3コースの艇はスロースタート、4~6コースの艇はダッシュスタートが多い。
このとき、4コースの艇を「カド」と呼び、3コースの艇を「カド受け」と呼ぶぞ。
3コースの艇がカド受けのとき、1・2コースの艇を4~6コースの艇から守る壁になる。
例えば、1~3コースの艇が横並びでスタートすれば、4~6コースの艇は攻めるのが難しい。
逆に、3コースの艇がスタートで遅れると、4~6コースの艇はまくりを決めやすくなるぞ。
3コースの艇は、1・2コースの艇を守る役割もあるわけだな!
3号艇(3コース)が1着をとりやすい条件は?
競艇は1号艇(1コース)が圧倒的に有利な競技なので、1号艇の1着には人気が集まりやすい。
その点、3号艇(3コース)は少し有利くらいなので、人気もほどほどになりやすいぞ。
人気がほどほどということは、3号艇の1着にはそこそこ高いオッズが付くということだ。
ここからは、3号艇(3コース)が1着をとりやすい条件を解説していく。
予想するときに、ここから解説する項目が多く当てはまる場合は、3号艇の1着を狙ってみてくれ。
- 選手の3コース1着率が高い
- 選手の平均ST・今節STが早い
- モーターの出足・行き足が良い
- 風速3m以上のレース
- 干潮または向かい潮のレース
5項目のうち、何項目に当てはまるのかをレースごとに考えてみてくれ!
選手の3コース1着率が高い
出典:https://www.boatrace.jp/
3号艇の選手の3コース1着率が高いときは、3号艇(3コース)が1着をとりやすい。
選手には得意コース・苦手コースがあり、同じ勝率でも3コース1着率が20%以上違うこともある。
そのため「勝率が高いから信頼できる」と思っていると、痛い目を見ることになるぞ。
選手のコース別1着率は、公式サイトの選手データや「ボートレース日和」で確認できる。
予想するときは、勝率だけでなく、3コース1着率まで確認するのがおすすめだ。
勝率だけでは、そのコースでの強さはわからないわけだな!
選手の平均ST・今節STが早い
出典:https://www.boatrace.jp/
3号艇の選手の平均ST・今節STが早いときは、3号艇(3コース)が1着をとりやすい。
これは、スタートで先行できれば、まくりやまくり差しを決めやすくなるからだ。
選手の平均STからは平均的なスタート力、今節STからはその節のスタートの調子を判断できる。
今節STの平均値が平均STより早ければ、その節はスタートが合っていると考えられるぞ。
また、1・2号艇の選手の平均ST・今節STが遅いときも、3号艇が1着をとりやすいな。
1・2号艇がスタートで遅れれば、3号艇が普通のスタートでも前に出られるぞ!
モーターの出足・行き足が良い
出典:戸田競艇場の公式サイト
3号艇のモーターの出足・行き足が良いときは、3号艇(3コース)が1着をとりやすい。
これは、出足・行き足が良ければ、スタート前後やターン後に加速しやすくなるからだ。
モーターの出足・行き足は、スタート展示や直線タイムから判断してみてくれ。
スタート前後に伸びているときや、直線タイムが良いときは、出足・行き足が良いと考えられる。
また、1・2号艇のモーターの出足・行き足が悪いときも、3号艇が1着をとりやすいな。
出足・行き足が良ければ、まくりもまくり差しも決めやすくなるぞ!
風速3m以上のレース
出典:https://www.boatrace.jp/
風速3m以上のレースでは、風向きに関わらず3号艇が1着をとりやすくなることが多い。
これは、水面が少し荒れているほうが、スタートがバラけやすくなるからだ。
追い風ならまくり差し、向かい風ならまくりが決まりやすくなるぞ。
ただし、これは一般論であり、競艇場によってはこれが当てはまらないこともある。
競艇場ごとの風の影響を詳しく知りたい方は、それぞれの攻略記事を読んでみてくれ。
競艇場ごとの攻略記事は「競艇場 特徴」の記事から探せるぞ!
干潮または向かい潮のレース
出典:気象庁
干潮または向かい潮のレースでは、3号艇(3コース)が1着をとりやすい。
これは、干潮のレースでは水面が安定して、全速ターンしやすくなるからだ。
また、向かい潮のレースでは、1・2コースの艇がスタートで遅れやすくなるぞ。
満潮時刻・干潮時刻は、出走表や競艇場ごとの公式サイトで確認できる。
海水や汽水の競艇場を予想するときは、潮の影響も考えるようにしてみてくれ。
潮の影響については「競艇 潮」の記事に詳しくまとめているぞ!
3号艇(3コース)が1着をとったときの出目は?
競艇では、二連単や三連単を買うほうが単勝を買うよりも稼ぎやすい。
これは、単勝は適当に買っても当たるが、二連単や三連単は予想して買わないと当たらないからだ。
実力勝負の舟券を買うほうが、他の競艇ファンと差を付けやすく、稼ぎやすいわけだな。
では、3コースの艇が1着のときは、2着には何コースの艇がきやすいのだろうか?
3コースの艇が1着をとったときの1・2着の出目について、出現率を下の表にまとめたぞ。
出目 | 出現率 |
---|---|
3-1 | 38.4% |
3-2 | 20.7% |
3-4 | 20.5% |
3-5 | 14.2% |
3-6 | 6.1% |
データ:艇国データバンク
集計期間:2021年1月1日~2021年12月31日
上の表から、3コースの艇が1着のときは、1・2・4コースの艇が2着にきやすいことがわかる。
さらに、決まり手ごとに考えると、まくりなら「3-14」、まくり差しなら「3-12」が出やすいぞ。
選手・モーター・水面状況から、1周目1マークの攻防を考えて、2着を決めてみてくれ。
ここからは、決まり手ごとの狙い目を解説していくぞ!
まくりが決まるなら「3-14」が狙い目
3コースの艇がまくりで1着をとったときは「3-14」が出やすい。
まくりが決まるのは、3コースの艇が1・2コースの艇を外側から抜いたときだな。
1コースの艇は抜かされているが、ターン前後の進路を塞がれてはいないので2着に残りやすい。
また、4コースの艇は、外側から付いて行くか、最内を差して2着争いに食い込んでくるぞ。
1・2コースの艇がスタートで遅れそうなときや、向かい風が吹いているときは狙ってみてくれ。
3コースの艇がまくると、1・4コースの艇が2着に続きやすいぞ!
まくり差しが決まるなら「3-12」が狙い目
3コースの艇がまくり差しで1着をとったときは「3-12」が出やすい。
まくり差しが決まるのは、2コースの艇をまくった後で、1コースの艇を差したときだな。
1コースの艇は抜かされているが、ターン前後の進路を塞がれてはいないので2着に残りやすい。
また、まくりほどの勢いはないので、2コースの艇も内側から2着争いに食い込んでくるぞ。
2コース艇がスタートで遅れそうなときや、追い風が吹いているときは狙ってみてくれ。
3コースの艇がまくり差すと、1・2コースの艇が2着に続きやすいぞ!
状況によっては「3-56」もあり
3号艇が1着をとったときは1・2・4号艇が2着にきやすいが、5・6号艇の2着を狙うのもありだ。
なぜなら「3-56」は出現率は低いが、その分だけオッズが高くなりやすいからだな。
例えば、3号艇が締めまくりをすると、1・2号艇は進路が塞がれてターンしにくくなる。
このとき、4号艇のスタートが遅れていると、5・6号艇にもチャンスが生まれるぞ。
1~6号艇の選手の平均ST・今節STからスタート隊形を考えて、狙えそうなら狙ってみてくれ。
1・2・4号艇のスタートが遅れそうなときは「3-56」の高配当狙いもありだな!
3号艇(3コース)が上手い選手は?
競艇の選手には得意コース・苦手コースがあり、コースごとに1着率は全く違う。
そのため「勝率が高いから信頼できる」と思っていると、痛い目を見ることになるな。
では、3号艇(3コース)が上手い選手は、具体的には誰なのだろうか?
「ボートレース日和」のデータから、3コース1着率が高いA1級選手トップ10をまとめたぞ。
また、まくり率・まくり差し率もまとめたので、2着を選ぶときの参考にしてみてくれ。
選手名 | 3コース1着率 | まくり率 | まくり差し率 |
---|---|---|---|
藤山翔太 | 54.2% | 54.2% | 0.0% |
高田ひかる | 50.5% | 42.1% | 0.0% |
秦英悟 | 38.5% | 12.8% | 18.0% |
松尾拓 | 37.5% | 17.5% | 15.0% |
入海馨 | 37.5% | 12.5% | 20.0% |
畑田汰一 | 36.4% | 11.4% | 18.2% |
佐竹友樹 | 36.4% | 24.2% | 3.0% |
渡邉英児 | 36.1% | 22.2% | 5.6% |
佐藤航 | 36.1% | 16.7% | 13.9% |
福島勇樹 | 35.7% | 33.3% | 0.0% |
敬称略
データ:ボートレース日和
集計期間:2021年1月28日~2022年1月27日
上の表から、3号艇(3コース)が上手い選手は、決まり手に特徴があることがわかる。
例えば「藤山翔大」選手や「高田ひかる」選手などは、まくり率が圧倒的に高い。
これらの選手は、基本的にはまくりを狙うので「3-14」が狙い目になるな。
逆に「入海馨」選手や「畑田汰一」選手は、まくり差し率のほうが高くなっている。
この2名は、まくり差しを狙うことも多いので「3-12」が狙い目になるだろう。
最新のデータは、ボートレース日和の「データ分析」で確認できるぞ!
3号艇(3コース)が強い競艇場は?
競艇の3コース1着率は全国平均で12.5%だが、競艇場ごとにその数値は違っている。
例えば、戸田競艇場では17.0%もあるが、徳山競艇場では9.5%しかないぞ。
そのため、舟券を買うときは、自分が予想する競艇場の特徴を把握することが重要だ。
3コース1着率のトップ5と決まり手のデータをまとめたので、参考にしてみてくれ。
競艇場 | 3コース1着率 | まくり率 | まくり差し率 |
---|---|---|---|
戸田 | 17.0% | 57.9% | 23.7% |
江戸川 | 14.8% | 37.8% | 31.3% |
福岡 | 14.8% | 51.2% | 24.3% |
平和島 | 14.2% | 42.3% | 29.2% |
三国 | 14.2% | 37.3% | 33.1% |
データ:艇国データバンク
集計期間:2021年1月1日~2021年12月31日
上の表から、3号艇(3コース)が強い競艇場では、基本的にはまくりが出やすいことがわかる。
特に、戸田競艇場と福岡競艇場は、まくり率がまくり差し率の2倍以上もあるぞ。
この2つの競艇場では、まくりが出やすいと考えて「3-14」が狙い目になるな。
逆に、江戸川競艇場や三国競艇場は、まくり率とまくり差し率がほとんど同じ数値だ。
まくりもまくり差しもどちらも出るので、2着はスタート隊形などから予想しよう。
この5場の舟券を買うときは、普段よりも3号艇の1着を重視してくれ!
競艇の3号艇(3コース)のまとめ
競艇の3号艇(3コース)については、この5つがポイントだ。
- 3号艇の3コース取得率は90.7%
- 3コースの1着率は12.5%
- まくりとまくり差しが決まりやすい
- まくりなら「3-14」、まくり差しなら「3-12」
- 戸田・江戸川・福岡が狙い目
競艇の3号艇(3コース)は、2号艇(2コース)の次に有利な枠番(コース)だ。
そのため、上手く1着を狙えば、的中率とオッズのバランスをとりやすいぞ。
予想するときはこの記事を思い出して、3号艇の1着を狙えるかどうかを考えてみよう。
競艇予想に役立つ記事をまとめたので、よかったら読んでみてくれ!
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