この記事では「競艇用語を覚えたい!」という方に向けて、競艇用語を一覧にまとめた。
競艇には、独特の言い回しや専門用語が数多くある。
それを知らないと、予想方法や勝ち方を勉強していても、思うように進まないだろう。
逆に、競艇用語をある程度知っていれば、効率良く稼ぎ方を学べるようになるぞ。
用語を覚えることは、競艇の稼ぎにつながるのだ!
ここからは、競艇用語157個を50音順に解説していく。
用語の意味だけではなく、予想に活かすための一言コメントも付けている。
重要な用語(☆付き)は、用語解説の記事にリンクを付けたので、よかったらそちらも読んでみてくれ。
詳しく解説した記事は、用語を押せば読めるようになっているぞ!
あ行の競艇用語
【アウト】
外側のコース(5・6コース)のこと。
ターンマークが遠いため、他のコースよりも活躍しにくい。
【足】
モーターの性能のこと。
初速は出足、中間速は行き足、最高速は伸び足、ターン性能はまわり足と呼ばれる。
【アジャスト】
艇を減速させ、スタートやターンのスピード調整をすること。
スタート前にアジャストすると、スタート後に失速するので活躍しにくい。
【アタマ】
1着で狙う艇のこと。
2着は「ヒモ」と呼ばれる。
【斡旋(あっせん)】
選手をレースに出場させること。
どの選手を斡旋するかは、レースの施行者が希望を出している。
水面が荒れているときに、モーターの下部に取り付けられるU字型の板。
最高速は下がるが、ターンしやすくなる。
【行き足】
モーターの中間速の性能。
スタート展示や直線タイムから良し悪しを判断できる。
行き足が良いとスタートを決めやすい。
【一般競走】
準優勝戦・優勝戦が行われている日の賞典レース以外のレース。
いわゆる消化試合とも言える。
【一般戦】
5つのグレードのうち、最も格式が低いレース。
開催数が最も多く、A1級~B2級まで幅広い選手が出場する。
【イン】
1コースのこと。
最も1着をとりやすく、インの1着率は全国平均で約50%もある。
目には見にくい波長の大きな波のこと。
うねりが発生しているとターンが流れやすくなる。
【エースモーター】
その競艇場で最も好調なモーター。
モーター2連率が50%を超えることもある。
【A2級(エーツー)】
4つの級別のなかで、2番目に高い級別。
成績上位20%~40%の中堅選手で、G1~3競走や一般戦を中心に活躍している。
【A1級(エーワン)】
4つの級別のなかで、最も高い級別。
成績上位20%の一流選手で、格付けの高いSG競走やG1~3競走を中心に活躍している。
5つのグレードのうち、最も格式が高いレース。
1年で9回しか開催されない。
【大時計】
スタートライン付近に設置された時計。
選手はこれを見ながらスタートタイミングを合わせている。
【起こす】
選手がスロットルレバーを握り、スタート前の助走を開始すること。
起こしが悪いモーターでは、スタートが難しくなる。
舟券の払戻金の倍率のこと。
人気の買い目ほど低くなり、不人気の買い目ほど高くなる。
【落とす】
選手がスロットルレバーを放って減速すること。
【表裏(おもてうら)】
1・2着を入れ替えた買い方のこと。
二連単「1-2」を表とすると、二連単「2-1」が裏になる。
【温水パイプ】
一部の競艇場で、冬季になるとモーターに取り付けられる部品。
モーター性能が変わるので、取り付け直後は展示航走に注目したい。
か行の競艇用語
【回転数】
モーターの毎分当たりの回転数のこと。
回転数が合っているなら、モーターの調整に成功している。
【かかり】
ターンの際に、プロペラが水面をとらえる度合いのこと。
かかりが良いと小回りなターンをしやすい。
【拡連複(拡大2連勝複式)】
1~3着に入る2艇を着順にかかわらず当てる舟券。
1点買いの的中率は20%(3/15)。
【カド】
ダッシュスタートする艇のなかで最も内側の艇のこと。
基本的には、カドは4コースの艇になる。
【カド受け】
カドの攻めを受ける艇のこと。
基本的には、カド受けは3コースの艇になる。
【カベ】
外側の艇のまくりをブロックする艇のこと。
2コースの艇がカベになると、1コースの艇は1着をとりやすい。
1着をとった艇の勝ち方のこと。
逃げ・差し・まくり・まくり差し・抜き・恵まれの6種類がある。
選手を成績順に班分けしたもの。
上からA1級・A2級・B1級・B2級となっている。
【級別審査】
級別を決める審査のこと。
5~10月の成績で1~6月の級別が決まり、11~4月の成績で7~12月の級別が決まる。
【キャブレタ】
燃料と空気を取り込んで、混合気にして送り出すモーターの部品。
他の部品と比べると、モーターへの影響は少ない。
【キャビる(キャビテーション)】
水中の気泡によってプロペラが空転状態になり、推進力がなくなって減速すること。
モーターにパワーがないと、引き波にハマったときにキャビりやすい。
【ギヤケース】
プロペラを取り付ける部品。
他の部品と比べると、モーターへの影響は少ない。
【キャリアボデー】
モーターの胴体の部分。
他の部品と比べると、モーターへの影響は少ない。
【クランクシャフト】
ピストンの往復運動を回転運動に転換させるための部品。
これが交換されている場合、展示航走でモーター性能の変化を確認したい。
【G3(グレードスリー)】
5つのグレードのうち、上から4番目のグレード。
オールレディースやマスターズリーグなどが該当する。
レースを5つに格付けした制度。
上からSG競走・G1競走・G2競走・G3競走・一般戦となっている。
【G2(グレードツー)】
5つのグレードのうち、3番目に格式が高いレース。
モーターボート大賞やレディースオールスターなどが該当する。
【G1(グレードワン)】
5つのグレードのうち、2番目に格式が高いレース。
周年記念や地区選手権などが該当する。
毎年12月中旬に開催されるSG競走。
その年のNo.1を決める競走で、優勝賞金は1億円となっている。
【欠場】
艇がレースへの出場を取り消されること。
フライングや出遅れも欠場扱いとなり、舟券代が返金される。
【コース取り】
スタート前の待機行動で、スタートコースの駆け引きが行われること。
基本的には、枠番通りのスタートコースになることが多い。
【コロガシ】
1レース目の払戻金を2レース目に全て賭ける戦略。
ハイリスクハイリターンなので、予想に自信がなければおすすめしない。
【今節(こんせつ)】
そのレースの開催期間のこと。
1つの開催は4~6日間で行われることが多い。
さ行の競艇用語
【サイドをかける】
艇の右側を水に沈めてターンする状態。
水の抵抗を利用して全速ターンが可能となる。
【先マイ】
他艇よりも先にターンマークをまわること。
1コースの艇が先マイできれば逃げを決めやすい。
ターンの際に、他艇の内側を小回りなターンで抜く戦法。
2コースの決まり手として出やすい。
【さばき】
他艇を抜くこと。
特に、ターンの際の駆け引きを指すことが多い。
【サマータイムレース】
第1レースが12時00分頃、第12レースが17時30分頃に行われるレース。
一部の競艇場で夏季に行われる。
1~3着を着順も含めて当てる舟券。
1点買いの的中率は0.83%(1/120)。
【三連複(三連勝複式)】
1~3着を着順にかかわらず当てる舟券。
1点買いの的中率は5.0%(1/20)。
【3連率(3連対率)】
「1~3着をとった回数/出走回数」で計算された数値。
勝率・2連率・3連率を比べると、選手の着順傾向を判断できる。
【事故点】
フライング・転覆・落水・不良航法などで加算される得点。
事故率の計算に使われる。
【事故率】
「事故点の合計/出走回数」で計算された数値。
事故率が0.70を超えると、成績にかかわらずB2級になってしまう。
【失格】
スタート以降に、転覆・沈没・落水などをしたときの判定。
スタート以前の欠場と違い、舟券代は返金されない。
【支部】
選手が所属する都道府県のこと。
難水面の競艇場では、地元支部の選手に注目したい。
展示航走の1つで、本番のレース前に水面を周回すること。
周回展示のターンからは、モーターのまわり足を判断できる。
【周年記念】
競艇場ごとの開設〇周年を記念して開催されるG1競走。
全国には24カ所の競艇場があり、それぞれの競艇場で1年に1回は開催される。
【出走表(番組表)】
レースごとの出場選手やそのデータがまとめられた一覧表。
競艇場で無料配布されているので、現地に行ったときは必ず入手しよう。
【準優勝戦】
優勝戦に出場する選手を決めるレース。
一般的には、準優勝戦の1・2着が優勝戦に出場できる。
【賞金王】
年間で最も多くの賞金を獲得した選手に贈られる称号。
2020年の賞金王は「峰竜太」選手。
賞典レースへの出場ができなくなる罰則。
スタート事故や妨害失格をすると科される。
【賞典レース】
他のレースより賞金の高いレース。
優勝戦・準優勝戦・選抜戦などが該当する。
「着順点の合計/出走回数」で計算された数値。
選手の強さを判断するときは、まずは勝率を見てみよう。
【シリンダーケース】
ピストンとシリンダーが収まっているモーターの部品。
これが交換されている場合、展示航走でモーター性能の変化を確認したい。
【進入】
スタートコースに入ること。
ピット離れの後にコース取りが行われる。
【進入コース】
スタートコースのこと。
基本的には、枠番通りの進入コースになることが多い。
【進入隊形】
全艇のスタートコースとスタート方法を表す言葉。
例えば「3:3」の進入隊形なら、内側3艇がスロースタート、外側3艇がダッシュスタートとなる。
【進入固定競走】
全ての艇が枠番と同じコースからスタートするレース。
進入固定かどうかは出走表に記載されている。
「〇コースが1着のときに△コースが2着をとりやすい」というセオリー。
例えば、4コースの艇が1着のときは、5コースの艇が2着をとりやすくなる。
【スタート事故】
フライングと出遅れのこと。
スタート事故をした艇は欠場扱いとなり、舟券代が返金される。
展示航走の1つで、本番のレース前にコース取りとスタートを行うこと。
基本的には、本番のレースでもスタート展示と同じコースになることが多い。
【スタートタイミング(ST)】
大時計が0秒を指したときから、何秒後にスタートしたかを表した数値。
スタートが上手い選手ほど活躍しやすい。
【スリット】
スタートタイミングを測定するために撮影された写真上に、一定の間隔で引かれたラインのこと。
「スリット付近が良い」というコメントは、スタートしやすいという意味。
【スロースタート】
助走距離の短いスタート方法。
基本的には1~3コースの艇に多く、モーターの出足・行き足が重要になる。
【スロットルレバー】
モーターの出力を上げたり下げたりするレバー。
スロットルレバーを握ると加速し、スロットルレバーを放ると減速する。
【センター】
3・4コースのこと。
まくりを狙いやすいので、モーターの伸び足が良いときは要注意。
【前検(前日検査)】
レース開催日の前日に、選手が健康診断やモーター抽選などを行うこと。
集合時刻に遅れたり、規定値以上の体調不良だったりすると、即日帰郷の処分が科される。
【節】
レースの開催期間のこと。
1つの節は4~6日間のことが多く、その期間に予選・準優勝戦・優勝戦が行われる。
節の途中に地元に帰るように命令されること。
前検で失格になったときや同じ節にスタート事故を2回起こしたときなどに科される。
た行の競艇用語
【第1ターンマーク(1マーク)】
スタンドから水面を見たときに右手にあるブイのこと。
競艇のレースは、1周目第1ターンマークで勝負が決まることが多い。
【待機行動】
ピット離れからスタートまでの行動。
コース取りが行われるが、他の艇を邪魔をすると待機行動違反となる。
【第2ターンマーク(2マーク)】
スタンドから水面を見たときに左手にあるブイのこと。
競艇場ごとにターンの難易度が変わるので、特徴を把握しておこう。
【ダッシュスタート】
助走距離の長いスタート方法。
基本的には4~6コースの艇に多く、モーターの伸び足が重要になる。
【単勝(単勝式)】
1着を当てる舟券。
1点買いの的中率は17%(1/6)。
【ダンプ】
ターンの際に他の艇にわざとぶつかることで、その反動で前に出る戦法。
失格になる可能性があるため、現在では使い手は少ない。
【地区選手権】
毎年2月頃に開催されるG1競走。
関東・東海・近畿・中国・四国・九州の6地区で、地区ごとのチャンピオンを決める。
【着順点】
着順ごとに与えられる得点。
グレードの高いレースや優勝戦・準優勝戦では得点が増える。
【超抜モーター(お化けモーター)】
性能がかなり良いモーターのこと。
実力下位の選手でも、超抜モーターなら舟券に絡んできやすい。
【直前情報】
本番のレース前に公開される情報。
進入隊形・展示タイム・水面気象情報などを確認しよう。
艇にモーターを取り付ける角度のこと。
チルトが小さいほど出足が良くなり、チルトが大きいほど伸び足が良くなる。
【ツケマイ】
ターンの際に、外側の艇が内側の艇にピッタリつけて抜く戦法。
自艇の引き波に他艇を入れることで失速させる高度な技。
【出足】
モーターの初速の性能。
スタート展示や直線タイムから良し悪しが判断できる。
出足が良いとピット離れがスムーズになる。
【艇番】
艇に振り分けられた番号のこと。
舟券を買うときはこの番号で買う艇を指定する。
大時計が0秒を指してから、1秒以上遅れてスタートラインを通過すること。
選手は欠場扱いとなり、舟券代が返金される。
【テレボート】
電話やインターネットから舟券を購入できるサービスの総称。
無料で会員登録でき、スマホやパソコンがあれば簡単に利用できる。
【電気系統】
プラグを点火させる際に、火花を起こすためのモーターの部品。
他の部品と比べると、モーターへの影響は少ない。
スタートから1周目第1ターンマークの攻防までのこと。
展開が予想できるようになると、舟券の的中率は格段に上がる。
周回展示2周目のバック側の直線150mのタイム。
展示タイムが良いと、モーターの伸び足が良いと判断できる。
本番のレース前に、選手がコース取りやターンの練習をすること。
展示航走は「スタート展示」→「周回展示」の順番に行われる。
【転覆】
艇がひっくり返ってしまうこと。
選手は失格になるが、舟券代は返金されない。
【電話投票】
携帯電話・スマホ・パソコンから舟券を購入できるサービス。
電話投票と呼ばれているが、これにはインターネット投票も含まれている。
【当地勝率】
そのレースが行われている競艇場での勝率。
難水面の競艇場では、当地勝率を重視したい。
【登録番号】
選手に振り分けられた番号。
登録順に振り分けられるので、番号が大きいほどベテラン選手ということになる。
その節の「着順点の合計/出走回数」で計算された数値。
一般的には、予選での得点率上位18名が準優勝戦に出場できる。
【ドリーム戦】
その節の中心となる選手を集めたレース。
初日や2日目の第12レースに行われることが多い。
的中してもマイナス収支になること。
買い目点数が多すぎるときに起こりやすい。
な行の競艇用語
第1レースが14時30分頃、第12レースが20時30分頃に行われるレース。
桐生・蒲郡・住之江・丸亀・下関・若松・大村の7カ所の競艇場で開催されている。
【ながし】
1艇もしくは2艇を軸にし、手広く買う方法。
現地で買うときは「ながし/ボックスマークカード」を使う。
【2回走り】
選手が同じ日に2レース出場すること。
前半と後半の1走ずつになることが多い。
【握る】
スロットルレバーを握って加速すること。
全速ターンをするときに使われることもある。
1コースの艇が1周目第1ターンマークを先マイし、そのまま他艇を振り切ろうとする戦法。
競艇で最も多い勝ちパターン。
【二連単(二連勝単式)】
1・2着を着順も含めて当てる舟券。
1点買いの的中率は3.3%(1/30)。
【二連複(二連勝複式)】
1・2着を着順にかかわらず当てる舟券
1点買いの的中率は6.7%(1/15)。
【2連率(2連対率)】
「1・2着をとった回数/出走回数」で計算された数値。
勝率・2連率・3連率を比べると、選手の着順傾向を判断できる。
【抜き】
1周目第2ターンマーク以降に、前の艇を抜いて1着をとったときの決まり手。
今節の決まり手に抜きがあると、モーター性能が良いと判断できる。
【伸び足】
モーターの最高速の性能。
直前情報の展示タイムから良し悪しを判断できる。
伸び足が良いとまくりを決めやすい。
は行の競艇用語
【バックストレッチ(バック)】
スタンドから水面を見たときに、奥側の水面のこと。
【早見】
2回走りする選手のもう1走のレース番号。
前走の成績からは、選手のその日の調子を判断できる。
舟券の的中者に払われるお金。
売上の75%を賭け金によって分配する。
【番組】
レースごとの出場選手の組み合わせのこと。
競艇場ごとの番組編成員が、面白いレースになるように番組を組んでいる。
【B2級(ビーツー)】
4つの級別のなかで、最も低い級別。
デビューしたばかりの新人選手や事故率が0.70を超えてしまった選手などが所属する。
【B1級(ビーワン)】
4つの級別のなかで、3番目に高い級別。
成績上位40%~90%の一般選手で、G3競走や一般戦を中心に活躍している。
【引き波】
艇が走った後に水面に残る波のこと。
引き波にハマると、艇を操縦しにくくなり、そのまま失速してしまう。
【ピストン】
シリンダーのなかで高速で往復運動するモーターの部品。
直前情報で3~4本交換していたら、展示航走でモーター性能の変化を確認したい。
【ピストンリング】
ピストンに取り付けるモーターの部品。
直前情報で3~4本交換していたら、展示航走でモーター性能の変化を確認したい。
【ピット】
水面上で艇を係留しておく場所のこと。
競艇場によっては、本番ピットと展示ピットの2つに分かれていることもある。
【ピット離れ(ピットアウト)】
艇がピットから発進すること。
モーターの起こしや出足が良いと、ピット離れをしやすい。
【ヒモ】
2着で狙う艇のこと。
1着は「アタマ」と呼ばれる。
何通りかの流しをまとめて買う方法。
例えば、三連単「1-23-全」は、三連単「1-2-全」「1-3-全」をまとめた買い方になる。
【深イン】
前づけなどの影響で、1コースの艇の助走距離が短くなること。
スタート前後で加速しにくくなるので活躍が難しくなる。
【複勝(複勝式)】
1着か2着に入る艇を当てる舟券。
1点買いの的中率は33%(1/3)。
大時計が0秒を指す前にスタートラインを通過してしまうこと。
選手は欠場扱いとなり、舟券代が返金される。
【フライングスタート方式】
決められたタイミングにスタートラインを一斉に通過するというスタート方式。
競艇では、大時計の針が0~1秒を指しているときにラインを通過しなければならない。
【プロペラ(ペラ)】
モーターに取り付ける2枚ばねの部品。
以前は選手が持ち込んでいたが、現在は競艇場が提供するようになった。
【平均スタートタイミング(平均ST)】
選手のスタートタイミングの平均値。
平均STが早いほど、スタートが上手い選手と言える。
【返還】
欠場扱いになった艇の舟券代が返金されること。
返金は的中した舟券と同じく、自動発払機で受け取ることができる。
【放る(ほうる)】
スロットルレバーを離して減速すること。
スタート前に放った艇は、スタート後に失速するので活躍しにくい。
【ホームストレッチ(ホーム)】
スタンドから水面を見たときに、手前側の水面のこと。
選んだ複数の艇について全ての組み合わせを買う方法。
例えば、三連単123ボックスは、1~3号艇が1~3着をとれば着順にかかわらず的中となる。
ま行の競艇用語
【マークカード】
競艇場で舟券を買うために必要なカード。
正式には「マークカード」だが、「マークシート」と呼ばれることもある。
【前づけ】
待機行動の際に、外枠の艇が内側のコースを取りに行くこと。
前づけするとスタート前の助走距離が短くなるので、スタートが難しくなる。
ターンの際に、他艇の外側を全速ターンで抜く戦法。
3・4コースの決まり手として出やすい。
ターンの際に、まくりと差しを組み合わせて他艇を抜く戦法。
3・5・6コースの決まり手として出やすい。
【まわり足】
モーターのターン性能。
周回展示やまわり足タイムから良し悪しを判断できる。
まわり足が良いと小回りなターンをしやすい。
【万舟(まんしゅう)】
オッズ100倍以上の舟券のこと。
賭け金100円が払戻金1万円になることから、このように呼ばれている。
【恵まれ】
先頭から2番目を走っていた艇が、繰り上がりで1着になったときの決まり手。
フライングや出遅れがあったときに出ることがある。
艇に取り付けるエンジンのこと。
選手がどのモーターを使うかは、前検日のモーター抽選で決まる。
【モーニングレース】
第1レースが8時30分頃、第12レースが14時30分頃に行われるレース。
徳山・芦屋・唐津は通年で、三国・鳴門は一部の期間で開催されている。
【モンキーターン】
ターンの際に、艇の上に立ちながらターンする技。
座ったままターンするよりも、速くて鋭いターンをすることができる。
や・ら・わ行の競艇用語
【休み明け】
フライング休みが終わった直後の状態のこと。
レース勘を取り戻すのに苦労する選手もいるので、買い目に入れるときは要注意。
【優出】
優勝戦に出場すること。
優出回数が多い選手ほど、実力が高い選手と言える。
【優勝戦】
その節の優勝者を決めるレース。
優勝戦では、他のレースと比べて1号艇の1着率が高くなる。
【予選】
準優勝戦に出場する選手を決めるレース。
一般的には、予選での得点率上位18名が準優勝戦に出場できる。
【落水】
艇から選手だけが水面に落ちること。
選手は失格になるが、舟券代は返金されない。
【枠番】
レースごとに振り分けられる艇番のこと。
競艇では1つの枠に複数の艇が入ることがないため「枠番=艇番」となる。
【枠なり進入】
全ての艇が枠番と同じコースからスタートすること。
競艇では、80~90%のレースが枠なり進入となる。
【競艇の用語集】まとめ
この記事では、競艇の用語を157個も解説した。
数がかなり多いので、初心者は「こんなに覚えられない!」と思うかもしれないな。
とはいえ、全ての用語を一気に覚えなくても大丈夫だ。
レースを予想しながら、わからない用語が出てきたときに少しずつ覚えるのがおすすめだぞ。
よかったら、用語を詳しく解説した記事も読んでみてくれ!