この記事では「競艇は雨の日に荒れる?」という方に向けて、
- 雨のレースへの影響
- 出目と配当分布の傾向
- 予想のコツと攻略法
などをわかりやすくまとめた。
まず、競艇は大雨だと中止になることもあるが、基本的には雨でも開催される。
また、雨の日は荒れるという説もあるが、俺の調査ではそのような傾向はなかった。
一方、雨が降っていると、実力上位の選手が普段以上に活躍しやすくなる。
そのため、雨のレースでは、全国勝率の高いA1級選手を重視するのがおすすめだな。
ここからは、雨の影響と攻略法を解説するので、ぜひ最後まで読んでみてくれ。
雨の日は荒れるわけではないので注意しよう!
競艇の雨|レースへの影響は?
競艇では、少しくらいの雨が降っていても、普段通りにレースが行われる。
ただし、雨が降っていると、選手のスタートやモーターの出足に悪い影響があるぞ。
また、雨があまりにも強いときは、レースが中止になることもあるな。
中止のお知らせは競艇の公式サイトに載るので、雨の日は確認するようにしよう。
ここからは、競艇のレースへの雨の影響として、以下の3つを解説していくぞ。
- 視界が悪くなってスタートが難しくなる
- 湿度が上がってモーターの出足が悪くなる
- 大雨だとレースが中止になることもある
まずは、雨がレースに与える影響を確認しよう!
視界が悪くなってスタートが難しくなる
競艇では、雨が降っていると、選手の視界が悪くなってスタートするのが難しくなる。
これは、選手のヘルメットに雨粒が付いて、大時計が見えにくくなるからだな。
例えば、雨の日にワイパーのない車を運転しているようなものだと想像してみてくれ。
ちなみに、ターンの難易度は、雨が降っていても晴れのときとあまり変わらない。
なぜなら、晴れの日でも、先頭の艇以外は前の艇がターンした時の水しぶきを浴びるからだ。
雨の日は、晴れの日よりもスタートが難しくなるぞ!
湿度が上がってモーターの出足が悪くなる
競艇では、雨が降っていると湿度が上がるため、モーターの出足が悪くなる。
これは、モーターが空気を取り込んで燃やして推進力を得ているからだな。
湿度が高いと同じ体積での酸素の割合が減るため、モーターの出力に影響を与えるぞ。
出足が悪くなると、助走距離の短い1コースの艇はスタートで不利をとりやすい。
そのため、雨の日は晴れの日よりも、1コースの艇が不利になると思っておいてくれ。
競艇の公式サイトの解説も紹介するぞ!
湿度はモーターの空燃費に大きな影響を与える。湿気が多い日はモーターの出力が下がるため、インコースのレーサーは出足不足に泣かされ大敗することも少なくない。相対的にダッシュスタートから全速で回れるセンターやアウトのレーサーが幅を効かせるようになる。
大雨だとレースが中止になることもある
競艇では、あまりにも強い雨が降っていると、レースが中止になることがある。
これは、大雨が降っていると、転覆などの事故が起こりやすくなるからだ。
視界が悪くなったり、水面が荒れていたりすると、選手がミスしやすくなるわけだな。
また、いきなり中止にせずに、レース時間の調整で対応することもある。
レースが中止になった場合は、同じレースが翌日に繰り越されることが多いぞ。
競艇場ごとの主催者が危険だと判断したら、レースが中止になるのだ!
競艇の雨|出目と配当分布の傾向
競艇では、雨が降っていると、選手のスタートやモーターの出足に悪い影響がある。
しかし、俺の調査では、雨でも出目や配当分布の傾向は変わらなかったぞ。
これは、雨の日は1号艇がミスする確率も上がるが、1号艇以外がミスする確率も上がるからだろう。
トータルで考えると、差し引きゼロで出目や配当への影響がなくなるわけだな。
ここからは、俺が4,000レース以上を調査した結果をまとめたので参考にしてみてくれ。
晴れのレースと雨のレースを比べて、データの傾向を分析したぞ!
出目はほとんど変わらない
晴れ | 雨 | |
---|---|---|
1コース | 55.1% | 54.4% |
2コース | 14.2% | 14.9% |
3コース | 12.5% | 12.7% |
4コース | 10.9% | 10.4% |
5コース | 5.6% | 5.6% |
6コース | 1.8% | 1.9% |
データ:艇国データバンク
集計期間:2021年1月1日~2021年12月31日
上の表は、2021年の全レースについて、コース別1着率を晴れと雨で比べたものだ。
これを見ると、晴れのレースと雨のレースで、コース別1着率はほとんど同じだとわかる。
例えば、1コース1着率は、晴れのレースと雨のレースで0.7%しか変わらないな。
ちなみに、1コース1着率は、風速5m以上になると無風のときより約10%低くなる。
このことから、コース別1着率への影響は、雨よりも風のほうが大きいことがわかるな。
競艇は雨が降っていても、出目がほとんど変わらないぞ!
配当分布もほとんど変わらない
晴れ | 曇り | 雨 | |
---|---|---|---|
鉄板(0円~1,999円) | 42.3% | 43.7% | 42.9% |
穴(2,000円~10,000円) | 39.0% | 41.4% | 41.6% |
万舟(10,000円~) | 18.6% | 14.9% | 15.5% |
2021年6月の4244レースを調査
上の表は、雨が多い梅雨のレースについて、三連単の配当分布をまとめたものだ。
これを見ると、晴れ・曇り・雨のレースで、三連単の配当分布はほとんど同じだとわかる。
例えば、鉄板が出た割合は、晴れ42.3%、曇り43.7%、雨42.9%となっていた。
その差は最大1.4%しかないので、競艇の配当分布は天気とは関係ないと言えるだろう。
雨の日はレースが荒れやすいという説もあるが、俺の調査ではこのような傾向はなかったぞ。
競艇は雨が降っていても、荒れやすくはならないのだ!
出目や配当分布が変わらない理由は?
ここまでのデータから、競艇は雨が降っていても、出目や配当分布は変わらないとわかった。
その理由としては、どの選手も雨の影響を受けて、差し引きゼロになるからだろう。
例えば、雨の日は1号艇がミスする確率が上がるので、穴や万舟が出やすくなるかもしれない。
しかし、同じように1号艇以外がミスする確率も上がるので、鉄板も出やすくなるのだ。
このように差し引きゼロになるので、晴れの日と出目や配当分布が変わらないと考えられるぞ。
全員がミスしやすくなるので、トータルでは変わらないわけだな!
また、雨の日は湿度の影響で出足が悪くなって、1コースの艇が1着をとりにくくなる。
しかし、実際には、1コース1着率は晴れの日と雨の日で0.7%しか変わらないぞ。
これは、雨の日は実力差が出やすく、実力上位の選手は1号艇になりやすいからだろう。
例えば、企画レースや優勝戦などは、実力上位の選手が1号艇になりやすいな。
このようなレースでは晴れの日よりも1号艇の1着率が上がるので、差し引きゼロになるのだ。
実力上位の選手は、雨が降っていてもミスしにくいので有利だぞ!
競艇の雨|予想のコツと攻略法
競艇では、雨が降っていても、晴れのレースと出目や三連単の配当分布の傾向は変わらない。
しかし、出目や配当分布が変わらないだけで、レース内容は変わっているぞ。
例えば、実力上位の選手は雨でもミスしにくいので、雨の日は実力差が出やすくなる。
また、雨の日は湿度の影響で出足が悪くなって、1号艇が1着をとりにくくなるな。
ここからは、このような雨のレースの予想のコツや攻略法として、以下の5つを解説していくぞ。
- 実力上位の選手を重視する
- 1コースの艇の評価を下げる
- 新人選手の評価を下げる
- 45歳以上の選手の評価を下げる
- 風向きや風の強さに注意する
予想のコツをマスターして、舟券収支アップにつなげよう!
実力上位の選手を重視する
出典:https://www.boatrace.jp/
雨のレースの攻略法の1つ目は、晴れのレースよりも実力上位の選手を重視することだ。
これは、実力上位の選手は、雨で視界が悪くてもスタートを合わせられるからだな。
また、雨の日のモーター調整も知っているので、モーターの出力を出すことができるぞ。
例えば、勝率7.00以上のA1級選手は、雨の日でも好成績だからこそ勝率が高いわけだ。
競艇の雨のレースでは、晴れのレースよりも実力差が出やすいと考えて予想してみてくれ。
A1級選手が1号艇なら鉄板狙い、1号艇以外なら穴狙いがおすすめだ!
1コースの艇の評価を下げる
出典:https://www.boatrace.jp/
雨のレースの攻略法の2つ目は、晴れのレースよりも1コースの艇の評価を下げることだ。
これは、雨の日は湿度が高くなりやすく、モーターの出足が悪くなるからだな。
出足が悪くなると、助走距離の短い1コースの艇はスタートで不利をとりやすくなるぞ。
そのため、選手の実力が同じなら、雨の日は1号艇以外の1着も検討してみてくれ。
一方、1号艇が実力上位の選手なら、晴れの日と同じように1着をとれる可能性が高いだろう。
雨の日は晴れの日よりも、1コースの艇がスタートで遅れやすいぞ!
新人選手の評価を下げる
出典:https://www.boatrace.jp/
雨のレースの攻略法の3つ目は、晴れのレースよりも新人選手の評価を下げることだ。
これは、新人選手は雨のレースの経験が少なく、視界が悪いとスタートミスしやすいからだな。
また、雨の日のモーター調整もわからないのでモーターの出力を出しにくいぞ。
逆に、ベテラン選手は経験豊富なので、スタートやモーター調整で有利になりやすい。
ただし、ベテラン選手でも勝率が低ければ、雨に対応できない可能性もあるので注意しよう。
登録番号5150以降の選手が、デビュー2年以内くらいの新人選手だな!
45歳以上の選手の評価を下げる
出典:https://www.boatrace.jp/
雨のレースの攻略法の4つ目は、晴れのレースよりも45歳以上の選手の評価を下げることだ。
これは、年齢が高い選手は動体視力が悪くなり、大時計を見にくくなるからだな。
雨が降っていると視界が悪くなるので、晴れのレースよりもスタートを合わせにくくなるぞ。
ただし、45歳以上の選手でも、勝率の高い一流選手はスタートを合わせてきやすい。
年齢については、級別や勝率を踏まえた上で、それを補佐する予想材料だと考えてみてくれ。
雨のナイターレースでは、視界がさらに悪くなってスタートが難しくなるぞ!
風向きや風の強さに注意する
雨のレースの攻略法の5つ目は、晴れのレースよりも風向きや風の強さに注意することだ。
これは、雨が降っていると、風向きや風の強さが変わりやすくなるからだな。
風向きや風の強さは、公式サイトの直前情報や現地のモニターで確認してみてくれ。
また、一般的な風の影響は、
- 無風~風速1mなら1コースが有利
- 追い風2~3mなら2コースが有利
- 追い風4m以上なら2~4コースが有利
- 向かい風2m以上なら4~6コースが有利
となっている。
レースごとに風向きと風の強さを確認して、狙い目を変えるのがおすすめだな。
ただし、競艇場によっては、先ほどの狙い目が当てはまらないこともある。
予想するときは、下の一覧から、自分が予想する競艇場の攻略記事を確認してみてくれ。
一般的な風の影響については、競艇 風に詳しくまとめているぞ!
競艇の雨|よくある質問
ここからは、競艇の雨についてのよくある質問をまとめた。
雨の日は荒れる?
競艇では、雨の日でも荒れやすくなることはない。
出目や配当分布よりも、選手に注目して予想するのがおすすめだな。
競艇は雨でもやる?
競艇では、基本的には雨でもレースが行われる。
ただし、あまりにも強い雨のときは、レースが中止になることもあるぞ。
他にも疑問があれば、記事下のコメントフォームから質問してみてくれ!
競艇の雨|まとめ
競艇の雨については、この5つがポイントだ。
- 雨の日は視界が悪くてスタートが難しい
- 雨の日はモーターの出足が悪くなる
- 大雨はレースが中止になることがある
- 雨でも出目はほとんど変わらない
- 雨でも配当分布はほとんど変わらない
雨のレースを予想するときは、実力上位の選手が何号艇かを確認するのがおすすめだ。
実力上位の選手が1号艇なら、晴れの日よりも1着をとりやすいと考えられる。
一方、実力上位の選手が1号艇以外なら、晴れの日より1号艇以外の1着を検討してみてくれ。
特に、1号艇が新人選手や45歳以上の選手のときは、スタートでミスをしやすいぞ。
この記事の内容を活かして、雨のレースでの的中率と回収率アップを目指してみてくれ。
他にも、競艇予想に役立つ記事を関連記事として紹介するぞ!
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